この記事は、
FXとメンタル|損切りを意思決定のプロセスから考えてみる(1)
の記事のつづきです。
「利確は難しい」って言われますが、この点について書こうとおもいます。
ブログランキングに参加しています。よければ読み始める前に、ぜひクリックをおねがいします。Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)
目次
チキン利食い|FXとメンタル
ぼくもそうですが、早すぎる利確の一番多い理由はコレです。
利確が難しいと言われる、最大の理由は、早く利益を確定させたいという気持ちによるところが大きいんですね。
どうしても、含み益を確保したいという気持ちが強くて、利確基準に達する前に利確してしまうんです。
トレード経験が浅いと、「確実に利益を確保したい」って考えますからね。
この考えは、破産を絶対しないでFXをする方法としてはぼくもすすめています。
トレード方法と利益の伸び|FXとメンタル
なんですが、このトレード方法っていうのは、いわゆる「FXで稼ぎ続けていくための方法」としては、ちょっとズレたトレード方法なんですよ。
このチキン利食い、誰もが通る道です。
はじめてFXをする方にはむしろこの方法はおすすめします。
が、さすがにこればかりやっていては、利益の伸びは非常に遅々としたものになってしまうんです。
FXにおける損失回避性とメンタル
損失回避性があるが故に、人は利益と損失では損失の方がより強く印象に残り、損失はできるだけ回避しようとする行動をとる、ということを前回の記事では書きました。
つまりですね、このいわゆるチキン利食いをしてしまう理由も、損失回避性をだれもが持っていることが原因なんですよ。
おさらいすると、「人には目の前に利益があると、利益が手に入らない、というリスクの回避を優先する」というプロスペクト理論が具体化された例のひとつがチキン利食いですね。
利確する理由|FXとメンタル
ここで注目していただきたいのは、人は往々にして、利確するときに、よりたくさんの利益を享受しようとおもって利確しているわけではないという点です。
だってそうですよね。
損失回避性が理由で利確するということは、逆にチャートが変動するかもしれないというリスクを避けた行動なのですから。
そこには、「今ここ」のポイントで利益を確定することの理由は、なにもないんです。
これ、よく考えてみると、ちょっと異常だとおもいませんか?
FXをする理由|気持ちの揺らぎに支配されるな!
ぼくたちトレーダーは、なぜFXをするのでしょう?
当然、相場からよりたくさんの利益を得るためにトレードをするわけです。
つまり、目標は「今の時点の自分の資金をどんどん増やすこと」なんです。
なのに、利益を確定する理由が、いつのまにか、「お金を減らさないため」になっているんですよ。
これってちょっと消極的すぎるとおもいません?
FXをするなら野心家であれ!
そもそもお金を減らしたくないなら、最初からFXなんてしなきゃいいわけです。
でも、今この記事を読んでくれているあなたは、FXですでにトレードをしはじめているか、そうじゃなくても、これからまさにFXをはじめようとして情報収集をしている、というような状況だとおもいます。
そういう方たちは、言葉を選ばなければ、「いかに為替相場から利益をかすめとってやろうか?!」というような、野心的なマインドが必要なくらいなんですね。
もっと虎視眈々と収益を積み上げていくことに執着するべきなんですよ。
なのに、そんな心持ちであるべき人の、トレードで利確する理由が、いつのまにか「お金を減らさないため」になっているんです。
FXとメンタル|損切りを意思決定のプロセスから考えてみる(2)まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は、早すぎる利確の理由を、意思決定のプロセスから考えてみました。
次は損失編の話ですね。
損失編の話は、「損失が出たときはなかなか損切りできない」という心理についてでした。
こちらにおける意思決定のプロセスは、果たしてどんなものなのでしょうか?
FXとメンタル|損切りを意思決定のプロセスから考えてみる(3)
の記事につづきます。
Dakar
ためになった!という方はぜひ人気ブログランキングのクリックをおねがいします。Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)