ポンドのトレードは上級者向けか?
ぼくはこの命題については一概にYesだとは思わないです。
ポンドは値動きが激しいです。
が、自己資金が増えてから着手するより、むしろFX初心者の方が少ないお金をさくっと増やすのに向いているとおもうんですよね。
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目次
FX初心者はなによりも利益率
お金を増やすときに大事なのは利益率を考えることです。
利益率っていうのは、現状の自己資金に対して、何パーセント増えたのか?ということですね。
ポンドのチャートは上下動が激しいので、その分他のチャートよりも利益率をよくすることが可能なんですよ。
これは1回や2回のトレードだけではわかりませんが、回数を増やすごとに正確に感じとっていけることです。
ポンドは損切りでも有効
損切りについても、トレード初期(=お金が少ない頃)においてポンドは有効です。
投入するロット数を自己資金に対して常に同じ率にするというトレードルールでのぞむとします。
そうすると、同じ10%の負けでも10万なら1万、1,000万なら100万の負けになるんですよね。
つまり、10万のときなら1万だけの負けですむわけです。
ところが、これが1,000万でトレードしていたら、100万失うことになるわけです。
これは失ったお金を現実的に考えると、めまいがするレベルですよね。
1万の受講料のポンド講座と100万の受講料のポンド講座、どっちが良いか?
兼業FXトレーダーのポンドトレード
これを時間の流れを加味してもう少し掘り下げて考えます。
ぼくは兼業トレーダーなのでその前提で書きますね。
シナリオ通り利確できたならば、文句ナシでしょう。
より多い値幅をとることができたならば、自信も身につけることができて、その後のトレードにも身が入っていくと思います。
問題は損切りになったとき。
10万円を投下して、ものの30分で1万円を失ったとします。(ポンドならありえます。)
このとき、どう考えるか?なんですよね。
負けた場合の具体的な処置の仕方
春からはじめたとして、これが4月1日の出来事だったとするじゃないですか。
昼間の普段の仕事では手取り15万円だったとします。
たしかに1万円も失ってしまうとかなり痛手を負ったような気持ちになるとおもいますが、ぼくであれば次の給料日にまた1万円を投入します。
損切りの場合はこんな感じです。
FX初心者は資金管理が大事
で、ですね、10カ月これをつづければ、資金管理さえきちんとしていれば利確のほうが多くなるので、自然と自己資金は増えています。
このあたりのトレードプランニングの話はリスクリワードレシオの記事を参考にしてみてください。
たとえばポンド円ならばドル円に対して平均して1.3倍ほどの利益率で推移していくことが可能ですからね。
この数字は、FX初心者の方にとってはけっこう魅力的なんじゃないかとおもいます。
まったく同じことをドル円でやっていたとしても、ドル円ならば10万が15万。
片やポンド円ならば10万が20万、みたいなイメージです。
(この計算はトレード回数という側面は加味していませんが。)
ポンドとボラティリティ
つまりポンドのようにボラティリティがある通貨でトレードすると、自分のお金の増減が激しくなるということですね。
これをどう考えるか?
ポンドは上級者向けだという考え方については、ポンドでトレードするとたくさんお金を失う可能性がある、だから初心者はやるべきではない、という感じです。
ただし、これは正確に言うと、「ポンドはたくさんお金を稼げる可能性もあれば、たくさんお金を失う可能性もある」ということなんです。
ボラティリティがあるというのはそういうことです。
ポンドの運動量について
ポンド相場が大賑わいになると、プロはよく仕掛けるんですね。
ぼくはこの点のみを考えると、ポンドは上級者向けなのかなとは感じています。
どういうことか?
つまり、ポンドは短期間でよく動く通貨でもあるんですよ。
それは逆に振ってからのトレンド形成だったり、ただの激しいレンジだったり、いろいろです。
でも、とにかく早いんです。
この早さですよね。
早さというのは、一定期間における「走行距離」みたいなものです。
たとえば1時間という時間軸の中で、ポンドでは1分足チャートのローソク足を全部つなげるとすごく長くなるんですよ。
これもNY時間のユーロドルとポンドドルなんかで比較してみるよくわかる傾向です。
このことは、ボラティリティがあるという話とはちがうということがわかりますでしょうか?
このポンドの持つ特性については、どうおもいますか?
リスクオン相場におけるポンド
多面的にポンドを考えるために、さらにちがう視点で見てみましょう。
今度はリスクオン相場についてです。
FXをはじめるときに選ばれる通貨ペアは、日本では圧倒的にドル円が多いそうです。
これは最近FX会社の方と話す機会があったので、まちがいないんですね。
ドル円で稼ぐFX初心者の方の判断は、それはそれでまちがってはいません。
ただ、いろいろと知識を仕入れてからじゃないと危ないと思い、ちょっとズレた感覚も往々にして持つようになっちゃったりするんです。
そのひとつが、「ポンドは上級者向けの通貨」という話ですよね。
FXをはじめたタイミングで、たとえばポンド円という通貨は危ないから最初は手を出すな、というようなことを耳にするわけです。
ここで非常に多くの初心者トレーダーはフィルターをかけちゃうんですね。
つまり、盲目的に、ポンドでトレードはしないようにしよう、と考えるようになっちゃったりするんですよ。
これがどんなにもったいないことか?
日本円とリスクオン相場
基本、リスクオン相場においては円は売られます。
これは、リスクオン相場では、低金利通貨である円など持っていても旨みがないからですね。
投機マネーがどんどん円からはなれていくわけです。
ちなみにリスクオン相場とリスクオフ相場については☟こちらの記事も参考にしてみてください。
金と為替の相関をFXトレードに生かす方法|リスクオフ相場とは?
通貨といえばポンド?
リスクオンのときに為替相場で儲けようとするプロはどこに資金を投じるか?
この答えのひとつが、じつはポンドです。
これは逆説的な話にもなるんですが、ヘッジファンドを含む機関投資家って、ポンドが大きく動く通貨だということを骨の髄までわかっているわけです。
だからリスクオン相場ではポンドを買うんですね。
認識の仕方としては、通貨を買うならばポンド、くらいの考え方もあるくらいなので。
ポートフォリオの割り振りをある程度決めている機関投資家は、為替相場に投じる資金が常に一定枠決まっているんですよ。
その際に、元基軸通貨のポンドは信頼性が群を抜いているわけです。
FX初心者はポンドを避けるべからず!
さて、いかがでしたか?
ポンドを選択する、ということは、常に考えておいていいことです。
その際はポイントがあります。
これは実際にぼくがやっている方法なんですが、ユーロドルを監視していてポンドドルの方向性が同じならポンドドルを選ぶ、というようなやり方です。
円も同じで、ドル円を監視していてポンド円の方向性が同じならポンド円を選ぶんです。
こうするとあまり間違いがありません。
ポンドは投機マネーが集まりやすい通貨の代表格です。
なので、ポンドチャートを見ているだけだと、いまいち方向性がつかめないことが多いんですね。
トレンド相場なのかレンジ相場なのかさえわからないこともしょっちゅうです。
でも、ユーロドルやドル円であれば、ポンドチャートよりかはわかりやすいんですよ。
であれば、ボラもあり、短期の「運動量」も多いポンドを選択したほうが、利益率は高まるわけです。
FX初心者の方でも、トレードをすることに余裕がでてきたら、早い段階でどんどんポンドトレードにもチャレンジしてみることをおすすめしますよ(^^♪
Dakar
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