さてさて(^^) 今回は、日々の為替ニュースやテクニカルな説明がなされているメガバンクのレポートなどで、よく使われる言葉のひとつをご紹介しようかなと思います。それはずばり「安値切り上げ」です。果たして安値切り上げとは何なんでしょう?そもそも「切り上げ」って何なんでしょうか?なんだか、高くなるようなイメージですよね。スーパーでこないだまで安かったブロッコリーが、急に高くなってしまうことなのでしょうか?笑 だいぶ耳慣れない言葉です(^^;)
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目次
安値切り上げって何?
安値切り上げっていうのは、結論から言うと
「安値が切り上がること」
です。
ここで言う安値っていうのは、チャート全体を見て要所要所で安くなっているポイントのことです。
そして、切り上がるっていうのは、その要所要所で安くなっているポイントがだんだん高くなっていっている状況のことなんですよ。
安い価格がどんどん高くなるということは、どういうことか?
これ、つまりチャート全体が上昇トレンドになっているってことですよね。
安値切り上げ|上昇トレンドを考える
そういえば、昨日投稿した記事の最後でHL(Higher Low)について触れましたよね?
安値切り上げって、要は↓こういうことです。
安値が、前回の安値より高いですよね?
より高い(=Higher)安値(=Low)ってこと。
ご参考まで(^^)b pic.twitter.com/gJMFdgugnk
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 24, 2021
どんどん行きましょう(^^)b
こういう話はチャートを実際に見てもらったほうが10倍増しで理解が進むと思うので、早速その
「安値切り上げ」
になっている相場展開のチャートをご紹介します。
この、上のツイートに貼ったような状態ですね。
これが典型的な、安値が切り上がっていっている展開なんですよ。
上昇トレンドが発生したら、必然的に高値も押し上げられていくので、高値も切り上がって行く絵になりますよね(^^)
安値切り上げ|LLというきっかけ
相場解釈について。
例えば相場解析中、上昇トレンドが目に入った時に、そのチャート形状だけを見て押し目で買うというのは違います。
押し目と思われていたポイントが、下がるたびに下値を更新していたら、それは下落トレンドへの転換かもしれないからです。
大事なのは、あくまで現状の分析(^^)b pic.twitter.com/nTXTy9jBxg
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) February 22, 2021
ツイートのとおり、安値切り上げははHL、高値切り上げはHHとそれぞれ略されます。
切り上げ(=Higher)がずっと続くのであればひたすら買ってるだけで稼げるわけですが、実際はそうはいきませんよね?
トレンドは、いつか必ず終わりの時がやってきます。
トレンドが終わるタイミングって、なかなか見定めるのがむずかしいと感じられるかもしれません。
が、じつはこの切り上げに着目すると、わりとそのタイミングをキャッチできるんですよ。
切り上げが終わる時がトレンドの終わりなので、要は切り下げを視認したら買うのをやめるといいんですね(^^)b
安値切り上げ|なるべく出鼻をとらえたい!
トレンドには、必ずうねりがあります。
上昇トレンドなら、高値更新が続く限り、トレンド継続。
この時に、下値切上げも伴っていれば、ロットも上げやすいです。
転換を察するべきは、下値切上げが止まった時。
その直後がLower highならば、買いのスキャルは一旦中止。
こんなのは、リアルな話。 pic.twitter.com/Xf70buc58z
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 24, 2021
トレードの辞め方の話をしたので、始め方の話もしておきましょうか。
順番が逆ですが(^^;)
切り上げに着目してトレンドを見にいく場合でも、そのスタート地点では切り上げも何もないですよね?
なぜかというと、これは当たり前ですが、まだトレンドがはじまっていないからです。
じゃあ何に着目していち早くその出鼻をキャッチしに行くかというと、ぼくの場合はファンダメンタルズ、テクニカルの両方のパターンがあるように思います。
ファンダメンタルズは、経済指標や要人発言。
テクニカルはトレンド系テクニカルですよね(^^)b
安値切り上げ|ダウ理論として落とし込む
上昇トレンドのはじまりは、直近の高値ブレイク。
これを認識できている人は、多いです。
下落トレンドのはじまりは、直近の安値ブレイク。
こっちは、わりと使わない人が多いです。
「買ってなくてよかった」
と安心するんじゃなくて、トレードのチャンスは生かしましょう(^^)b#FX#ブレイク pic.twitter.com/HFqjxC6iPD
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) April 7, 2021
じつはこの安値切り上げという概念って、ダウ理論そのものなんですよね。
ダウ理論については↑この記事でご紹介しているのでぜひ読んでみてほしいんですが、ダウ理論に基づくアップトレンドの定義は、
「高値と安値がその前の高値安値より連続して切り上がっている」
状態なんですね。
つまり、連続して切り上がっているのならばそれを上昇(=アップ)トレンドと呼ぶことにしよう、と宣言したのがダウ理論ってことです。
もちろん下落相場も
テクニカル分析を詳細につづけていると、全体の流れを見失う。
ファンダメンタルズ分析ばかりしていても、エントリーポイントがあやふやなまま。
むずかしいですよね。
手を動かし、頭を動かし、常に視点を変えていくことが大事。
多面的に相場環境を認識しましょう(^^)b pic.twitter.com/2ZsnLIkADD
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) February 28, 2021
ちなみにダウ理論における下落(=ダウン)トレンドの定義は、
「高値と安値がその前の高値安値より連続して切り下がっている」
状態です。
チャートを見始めて間もないと、かなり多くの方が買うタイミングを探すことに固執してしまうんですよね。
でも、FXをするにあたっては、ぜひ売りで入る視点も買う視点と同様に持つようにしてほしいなと思います。
下落トレンドは上昇トレンドと真逆なので、下落トレンドが発生したら必然的に高値も切り下がっていく絵になりますよね(^^)b
安値切り上げ|実際のタイミングは?
上昇トレンドがそろそろ終わろうとしている時は、
①下値切り上げが終わる
②もう一度反発して上昇
③この後に、下落へ反転
ここを狙います。
これは、オーソドックスな攻め方のひとつですよね。
エントリーのロジックは、人それぞれ。
下の絵は、ローソク足のパターンで判断する場合ですね(^^) pic.twitter.com/y9C8nXH0IS
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) August 3, 2021
せっかくなのでちょっとコアな話にも触れておきましょうか(^^)b
やっぱり安値切り上げで勝ち切るためにポイントになるのって、
「いかにトレードをやめるか?」
なんですよね。
ぼくはスキャルパーなのでこういう言い方になるんですが、要はどうやって上昇分ちょうどもぎとって勝ち逃げするかって話です。
オーソドックスなのは、ずばり上のツイートのとおりの戦略になります。
ぜひぜひ、参考にしてみてください(^^)
安値切り上げ|まとめ
2回くらい、リズムが視認できるとエントリーのシグナルにしやすいですよね。
高値更新が2回続いた。
下値切り上げが2回続いた。
そういうタイミングです。
大きな時間足から価格水準を確認し、指標がないことを確認できたならば、次に考えるべきはリスクリワードです(^^)b pic.twitter.com/NIUcrsqp2j
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 10, 2021
さて、いかがでしたか(^^)?
今回の記事はFX用語の紹介だったんですが、いざ書いてみると、内容としてはダウ理論を掘り下げるような感じになりましたね。
やはり、ダウ理論って大事です。
じつはぼくは、あの記事でけっこう重要なことをさらっと書いたんですよね。
それは、
「押し安値を切らないで上昇すれば、アップトレンド継続」
ということです。
今目の前のチャートが上昇トレンドなのかどうかを判断するにあたっては、高値更新より、安値切り上げのほうをより重視して見ていくわけですね。
このあたり、アセンディングトライアングルの話にもつながっていくわけです。
ある意味、あのかたちが一番安値切り上げを体現してくれている絵かもしれませんね(^^)b
Dakar
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