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FX用語 テクニカル パラボリックSAR

パラボリックSARとは?

投稿日:2017年5月25日 更新日:

パラボリックSARについて書きます。

SARは「ストップ・アンド ・リバース」の略称ですね。

Stop And Reverse Point=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR) という、やや複雑な計算式によって導き出されるテクニカル指標です。

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パラボリックSARとは?

パラボリックSARとは「放物線状の」という意味で、チャートに放物線上のドットを表示させるインジケーターです。

基本的には「トレンド系指標」として使われ、順張りに適したインジケーターです。

また「SAR」とは「Stop And Reverse」の頭文字から付けられた名前です。

そのため、トレンド転換を見抜く「ドテンに最適なインジケーター」と言えます。

パラボリックSARの計算式

さて、冒頭の計算式の話の詳細ですが、この式を分解すると、以下の通りになります。

Stop And Reverse Point=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR) 

AF(Acceleration Factor):加速因数0.02≦AF≦0.2(日・週・月共)

EP(Extreme Point):極大値/SARが買いサイン中はその期間の最高値・SARが売りサイン中はその期間の最安値

どうでしょう?

さらに意味不明な感じになったのではないでしょうか(^^;)?

興味のある方はぜひ検索するなりして、理解を深めてみてください。

ただ、そんなに計算式の意味を知ることに意義はないとおもいます。

実際、ぼくは実はあんまりこの計算式の意味合いまでは、よくわかってないので(*ノωノ)

パラボリックSARの基本

さて、まずはパラボリックSARを表示している画像を見てみましょうか。

パラボリックSARを表示すると、ローソク足の上下に「点」が表示されます。

ちなみに、ぼくがつかっているXMのMT4のデフォルトは「緑色」で表示されますが、今回は見やすいように「黒」で表示しました。

この点は「点が下値(上値)を支えている」イメージです。

感覚的には「トレンドライン」のような感じです。

トレンドラインと同じように、点が下にある場合は上昇傾向、点が上にある場合は下降傾向にある、と考えます。

点(ドット)がローソク足よりも下にある場合は「買い」、点(ドット)がローソク足よりも上にある場合は「売り」です。

パラボリックSARの傾向

PARABORIC

点が下で「買い」点が上で「売り」が基本ですが、ただ点が下にあるから「買っとけば良い」という訳ではありません。

狙い目は「上にあった点が下に移動した時」もしくは「下にあった点が上に移動した時」です。

点が下にある場合、今現在は上昇傾向にあると予想できます。

その下にある点をローソク足が下抜けると、点が反対側の上に表示されます。

その時、上昇傾向だった流れが、下降傾向になったと予想できます。

ここが「Stop And Reverse」= SAR の使い所です。

ラインブレイクに似ている?

点が移動した時は「トレンドが転換したかも」と考える事ができますね。

パラボリックSAR

点がローソク足の上から下に移動したら「買い」

点がローソク足の下から上に移動したら「売り」

です。

感覚的には「ラインブレイク」に似た感じです。

また、パラボリックSARは「点の隙間」が重要です。

トレンドが強い程、点と点の間が広くなります。

急下降しているところはローソク足の長さが長くなり、その時の点は「隙間が広く」なっています。

このようにパラボリックSARの点の隙間が広い場合は「強いトレンド」「本格的にトレンドが転換した」と判断できます。

ちなみに、このパラボリックSARは、どんなトレンドのときでも執拗にチャートにへばりついていくテクニカルなんですよね。

そういう側面から、「ストーカーのようにローソク足を追いかける」テクニカルとも呼ばれています(^^;)

パラボリックSARの注意点

上に「点が入れ替わった時が狙い目」と記載しましたが、点が入れ替わっただけでは、またすぐに点入れ替わる可能性が高く、信頼性に欠けます。

値動きの幅が狭い程、転々と入れ替わります。

そういうときには、更にトレード精度を高めるべく、隙間の要素も含めてトレードをする等の対策が必要になります。

また、ボックス相場のようにトレンドがない相場の場合は、頻繁にシグナルがでてしまい、ダマシが多くなる傾向があります。

パラボリックSARはここが重要!

パラボリックSARが生きる相場というのはどんな相場なのでしょうか。

それは、ボラティリティが高い相場です。

シグナルが出る直前の相場がボラティリティが低い相場だと、それが正確なシグナルなのか判断が難しいからです。

この点は考慮に入れてトレードをするようにしましょう。

トレンドの転換

パラボリックSARでは、点が移動した場合、「トレンドが転換したかも?」と考えられます。

隙間が広くなったときは「本格的にトレンドが転換した」可能性が高くなります。

精度を上げるためには「上下の点が逆転し、尚且つ隙間が開いた時を狙う」のが理想的です。

パラボリックSARの使い方はこれが一番良いと思います。

パラボリックSAR まとめ

AUDUSDPARA

さて、いかがでしたでしょうか。

最後にひとつ、このパラボリックSARというテクニカルをトレードに生かすためのヒントを書いて終わろうとおもいます。

パラボリックSARをつかったトレードは、「トレンド系指標」で、上の使い方は「ゴールデンクロス&デッドクロス」のように、「長期的なトレンドを捉える」トレード手法になるんですよ。

エントリーするまでに大きく値が動いている場合が殆どなので、スキャルピングのような短期トレードには不向きです。

長期トレードをメインとしている方は、エントリーサインになりますが、短期トレードをメインとしている方は、利確や相場の流れを読む参考にしましょう。

Dakar

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