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ファンドマネージャーの日常|これが高度な知的職業の現実!

投稿日:2020年2月10日 更新日:

ファンドマネージャーの日常について書こうと思います。ファンドマネージャーっていうのは、言葉のとおり、運用資産をマネージメントする人のことです。日本国内に限って言えば、ファンドマネージャーの人っていうのは投信委託会社、投資顧問会社、保険会社などで働いているサラリーマンですよね。つまり、機関投資家として資産を運用している専門職の人たちってことです(^^)

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ファンドマネージャーの日常を書く

↑ぼくは定期的にFX仲間と集まってるんですよ。

ファンドマネージャーの日常を書いてみます。

今回、単なる製造業勤務の会社員のぼくが、なぜそんなことを書くことにしたのかというと、たまたまFXトレード仲間内に新しく投信委託会社の元ファンドマネージャーの方が加わったからです。

つまり、今回の話は、本業のほうでどうしてもポジショントークになるような立場で聞いた話ではなく、明け透けになんでも聞ける個人トレーダーとして聞いた話ってことですね。

けっこうリアルな話をいろいろ聞いたので、今回ブログに書こうと思った次第です。

そもそも、職業上聞いた話はなかなかブログには書きにくいですしね(^^;)

企業買収とか、マスコミに取り沙汰されて派手に登場するファンドマネージャーのイメージも強いかもしれませんが、そうではなく、あくまで日常のほうの話ですよね。

まとめやすかったので、ファンドマネージャーの日常の仕事を3項にカテゴライズして書くかたちにしました。

FXのブログなので、なるべく為替の話も関わってくるエピソードを選んでみました。

この元ファンドマネージャーの方というのは、もう今は、完全に引退している方です。

ということで、とにもかくにも、早速スタートです(^^)

ファンドマネージャーの日常|週明け

minsyuto

まずは月曜日の話。

出張などが無いときは、大抵、なんだかんだで1日の最大のイベントはウィークリーミーティングだったそうです。

意外だったのは、その時間。

朝9時から会議をしていたそうなんですね。

朝9時って、株式市場の寄りの時間ですからね。

ただ、よくよく聞いてみると、普通の会社で言う「課長職」以上が集まる会議だったそうで、「一般社員」のトレーダーは当然のごとくがっつりチャートに張り付いていたそうです。

会議ではエコノミストがマクロ視点で相場概観を説明。

債券ファンドマネージャーという方もいたそうで、その人からは債券市場の報告が毎週あったそうです。

この会議の場には上司がいたから、ということもあったそうですが、外資なのでコミュニケーションのすべてが英語だったことが、やはりちょっと疲れるところだったそうで。

なぜ東京時間に会議をするかというと、そこでの意見のやりとりを、すぐにロンドンに「つなぐ」ためだったそうです。

株式市場も為替相場も、主戦場はどんどん入れ替わるわけですからね。

常にボラティリティのあるところに戦いの場を求めていくファンドマネージャーの仕事っぷりは、本当に1分1秒を争う感じですよね。

月曜日の午後はブローカーの資料のチェックなどをして過ごし、特に「事件」がなければ普通に19時頃に帰路につくことも多かったそうです。

この時間に関しては、1週間を通してだいたいそんなものだった、というくらいのところですよね。

ファンドマネージャーの日常|企業訪問

また、とある時期は、飲料メーカーのI社を数日おきに訪問。

基本的に、ファンドマネージャーは自身の裁量でいろいろな会社を調査のために訪れることも多かったそうです。

例えば、この飲料メーカーの場合は、当時は海外の中堅飲料会社を買収して間もなかったらしく、ファンドマネージャーとしては今後その効果がどの程度見込めるか、という点が気になっていたそうなんですね。

普通に買収しているだけならば特にひっかかることはなかったらしいんですが、このI社、じつはその当時は買収金を全額借入金でまかなっていたらしいんですよ。

そういうところに目をつけて実際に会社まで足を運んでしまうというところが、いかにもな感じですよね。

ただ、こういう時、訪問先では探りを入れる刑事のような真似はせず、そこは堂々と、

「それでは財務体質が悪化してしまいませんか?」

とストレートに聞くらしいです。

そこは、裏表無くて気持ちいいですよね。

もちろん、こういう時は粛々と為替相場も入念に分析しているらしいですけど。

この飲料会社買収の時は、米ドル決済だったらしいです。

おそらく、トレーダーの部下にその手のレポートをつくらせていたんだろうなぁと思っています。

ファンドマネージャーの日常|運用説明

さて、最後は投資信託の運用説明の仕事の話です。

このへんの話なんかは、ファンドマネージャーの真骨頂のひとつですよね。

いつもの3本

基本的には、証券会社での運用説明会に呼ばれるかたちが多かったそうです。

証券会社にとって、投資信託の販売手数料は大きな収入源のひとつですからね。

こういう類のイベントにはけっこう熱心みたいなんです。

投信委託会社のファンドマネージャーが販売会社向けのマーケティング活動をする場合、企画部や営業部と一緒に動くことが多かったらしく、証券会社に赴く際も常に連れ立って行動していたらしいんですね。

説明会で語るのは、

〇足元の相場のファンダメンタルズ分析
〇当面の運用戦略
〇最近の具体的な売買動向

が、だいたいいつも3本柱として固定だったそうです。

最近の具体的な売買動向というところが、一番踏み込んだ話なわけですよね。

ここのところでは、かなりシークレットな個別銘柄や通貨選択の情報を話すこともあったそうです。

ファンドマネージャーのさじ加減?

ぼく的におもしろいなぁと思ったのは、このへんのファンドマネージャーのさじ加減の話なんですよね。

基本、国内の投資信託運用会社って、ファンドマネージャーの裁量を前面に出すことを好まない傾向が強いらしいんですよ。

これはつまり、

「当社の投資信託は当社が運用責任をもって運用しているのであって、ファンドマネージャー個人がどうなろうとも運用体制が揺らぐことはないですよ。」

というところを強調していく方針ですよね。

でも、特に少数精鋭で勝負をしている外資系の会社では、ファンドマネージャー個人の裁量を前面に打ち出していくことが多いそうなんです。

この方針は、

「ファンドマネージャー個人の裁量で投資信託が売れるのであれば、効率いいじゃん?」

的な発想ですよね。

いかにも外資っぽい考え方だよなぁと、ぼくなんかは思うわけです。

ファンドマネージャーの日常|まとめ

さて、いかがでしたか?

なんにしても、ファンドマネージャーの仕事って、やっぱりすごく大変だったみたいです。

たとえば、海外のファンドとの仕事の都合、ふだんは敵対的な会社とタッグを組んで数日間同じ環境で相場を眺めることになったりしたこともあったらしいんですね。

そういう時は、スーツに埃ひとつでも着いていたら「やられる」と思え、と上司に言われていた、なんて話もあって。

要は、人物を値踏みされるってことですよね。

ある程度はどんな仕事でもこれは同じですが、特に信用が命のこういう仕事に就く人たちは、本当にシビアみたいで。

靴も異常なほどに磨きに磨き上げて面会に臨んでたみたいですからね。

関東圏の方は知ってるかな。

「千葉スペシャル」のお得意様だったらしいです(^^)

Dakar

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