よく、スキャルピングと言えば1分足ですよね?みたいな質問をいただきます。が、スキャルピングは1分足、というのは単なるイメージの話なんですよね。スキャルピングをするならば必ず1分足を使わないといけない、なんて決まりはありません。まずは、このへんから書き始めましょうか(^^)
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目次
1分足と言えばスキャルピング?
なぜ絶対に1分足を使わないといけないなんてことはないのか?ですが。
これは、そもそも時間足の概念の話なんですよね。
スキャルピングって、あらゆるトレードの時間軸の中でも、とにかく一番ホールド時間が短いトレーディングスキルになります。
それ故に、「ということは、1分足チャートでトレードするんだな?」みたいに考えられることがあります。
考えられることがある、というより、ほぼそう決めつけられている、と書いたほうが正確ですかね(^^;)
そのくらい、スキャルピング=1分足、という構図はほぼゆるぎないものなんじゃないでしょうか。
1分足より短い時間足は無い?
たしかに1分足って、一番時間単位が短い時間足のように思われます。
トレードスタンスって、短期と長期のどちらでも選べるわけですよね?
そんな中で、1分足チャートっていうのは、本当に短い時間の流れの中でどんどん次の足が出現していくチャートになるわけです。
なんてったって、「1」ですからね。
これ以上小さい整数は無いわけです。
でも、じつはこのイメージというのは、ちがうんですね。
国内に限っては、各国内FX会社や、日本語対応の海外FX会社が提供している最短の時間足は、たしかに1分足です。
でも、海外では、例えば30秒足チャートや15秒足チャートなんていうものも存在するんです。
秒足はめまぐるしいけれど
この、「秒単位」のチャートの話なんか、どうです?
「そんなチャートあるの?!」と思った方も多いんじゃないかなと思います。
もっと短いと、5秒足や、なんと1秒足までありますからね。
さすがに1秒足までいくと、ヒトの裁量で使われるものじゃなくて、専らクオンツ分析なんかにつかわれるデータ取得用のチャートという立ち位置にはなります。
ですが、例えば15秒足なんかはわりとトレーダーが裁量でつかっていたりするんですよ。
15 seconds chart とかで検索するといろいろと出てくると思います。
秒スキャを自身のトレードスタンスの軸にしているトレーダーなんかは、使ってる人もいるんです。
この15秒チャートなんかは、テクニカルを駆使する舞台ではないですよね。
ここまでくると、いわゆるプライスアクショントレードの極みみたいなトレーディングテクニックで相場に立ち向かっていくイメージになります。
1分足は最短では無い
話を戻しましょうか。
つまり、「なぜ絶対に1分足を使わないといけないなんてことはないのか?」という問いに対する答えっていうのは、「別に1分足は最短の時間足なんかじゃないから」ということですよね。
なんかちょっと不貞腐れたような回答になりましたが。笑
でも、実際にそういうことなんです。
ここまで、いいでしょうか(^^)?
そうしたら、ぼちぼちこのブログ記事のタイトルの命題に触れていきましょうか。
この記事のタイトルは、「1分足チャートとはスキャルパーにとって何なのか?」でした。
そう、「別に1分足は最短の時間足なんかじゃない」のにも関わらず、多くのスキャルパーは1分足を多用するんです。
これは、ぼくもそうです。
1分足チャートは、不鮮明な為替相場の値動きの中でトレードをするのに、適していると思っているんですね。
Dakarの1分足トレードスタイル
じつは、この「1分足チャートとはスキャルパーにとって何なのか?」という問いに対しての答えというのは、個々のトレーダーによってまちまちになります。
それはそうですよね。
世の中には本当に多くのトレーディングスタイルがあり、特に国内では個人トレーディングというかたちで自宅で個人的にFXに取り組む人が非常に多いという実情があります。
それこそ、千差万別なわけです。
なので、この問いに対する答えというのは、必然的に、ぼく、Dakar個人のスタイルを色濃く反映したものになります。
これは、個人ブログならではの話かなと思います。
ぼく個人のスキャルピングスタイルというのは、続けていくことでより精緻な相場環境認識ができるようになっていくものです。
FXでスキャルピング|続けることで相場環境を正しく認識できる
これは、この記事↑に書いたような話ですよね。
スキャルピングって、相場環境を分析するスキルを、他のどのスタイルよりも早く会得できるんですよ。
最終的に下ろす?
ということで、もったいぶってても仕方ないので書きます。
ぼくにとっての1分足チャートっていうのは、ずばり「より長時間足のチャートから、環境認識を最終的に下ろしてくるトレーディングチャート」です。
そういうことなんですよね。
掘り下げましょう。
ぼくにとって、1分足っていうのは、すでに相場環境認識が完了したあとにようやく見始めるチャートなんですね。
これは、言い方を変えると、もう1分足を見る段階まで来たら、いちいち他チャートの動向の確認やテクニカル分析なんかはしなくなる、ということです。
脇目も振らず一直線、と書けば伝わりやすいかな。
秒足まで短くしないのは、単純に、自身のFX口座には秒足チャートがないからです。
そして、こう書くと、きっとひとつの疑問が浮かぶことと思います。
じゃあ何のために1分足を見てるのか?って点ですよね。
これは、ぼくはただひたすらにプライスアクションを見るためだけに、1分足を見ている、ということになります。
1分足は絶対にトレンド状態!
ひとつ言えるのは、1分足まで見る段階まで来たら、その1分足は必ずトレンド状態になっているという事実です。
これは、個人トレーダーのひとつの型として、非常に象徴的なことだと思っています。
いわば、これはマルチタイムフレーム理論の話です。
1分足がトレンドだからって、より長い時間足もすべてトレンドだとは限らないですよね?
でも、1分足では確実にトレンド状態なわけです。
そして、そのことが、1分足スキャルの方法論を確立させるんですよ。
ぼくのロジックでは、1分足っていうのはそういう舞台なんです。
ちなみに、マルチタイムフレーム分析は、MTFって言います。
Multi Time Frame analysis ですね。
1分足とマルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析の中で1分足を考えていくというのは、つまり、1分足は分析の対象ではないということです。
様々な(=マルチ)時間足(=タイムフレーム)を見るということは、そのそれぞれの時間足でそれぞれの見方をするということですよね?
そして、そのそれぞれの時間足というのは、それぞれが密接に関わりあっているわけです。
これは、当然のことです。
そしてこれは、言い方を変えれば、同様の分析を複数時間足で行うなんてことはしないということです。
それはそうですよね。
例えば、ですが、日足と1時間足で表示するMACDは、売買のシグナルが全く逆かもしれないですよね?
そういうことなんです。
XMの場合
ちなみに、さきほどぼくは少し海外FX会社というワードを出しましたよね?
ぼくがつかっている海外FX会社はXMです。
XMはマルチタイムフレームの状態でスキャルピングをする際も、時間足をスムーズに変えることができます。
たとえば上のチャートは、15分足のチャート画面上で1分足のチャートを出そうとしているところです。
この手順が、かなり楽なんですね。
やることは、マウスで右クリック⇒時間足設定⇒キーボードで「1」を押す、これだけです。
コツは、左手をキーボードに置いておくことですね。
そうすると、慣れてくればコンマ5秒でこの操作は完了します。
トレードをする際に、キーボード選択で画面を変えていくスキャルパーって、わりと多いんですよ。
それが流れの中でうまくハマらない位置にボタンがあったりすると、つかわないんですけどね。
XMは、そのへんの操作性が考えられているんでしょうね。
同様の、スキャルピングの際のチャート画面操作の話なんかは、↑この記事に書いていますので、興味があれば読んでみてください。
まとめ
さて、ということで結論です。
「1分足とはスキャルパーにとって何なのか?」ですが、これはつまり、「最終的に行き着く先」ということですね。
最終的に行き着く、というのはつまり、マルチタイムフレーム分析を取り入れるからこそということです。
マルチタイムフレーム分析を取り入れていないスキャルパーは、まずいません。
複数の時間足なんかは見ていないというスキャルパーがいたら、おそらくそのトレーダーはモグリです。
それほど、大きな時間足、小さな時間足を見ていく作業というのは大事なんですね。
もちろん、マルチタイムフレームでどれほどに深く分析していくか?は、個々のトレーダーによって相当に差があります。
でも、この分析理論に全く着手していないスキャルパーなど、いないんです。
この記事では、このことがうまくみなさんに伝えられたらいいなと思い、書いてみた次第です。
参考にしていただければうれしいです(^^)b
Dakar
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