経済指標

【FXの経済指標】製造業の動向から景気を先読みしよう!

投稿日:2017年1月8日 更新日:

製造業の経済指標はいわゆる先行指標です。

どの国も製造業の動きがその後の景気に影響を与えるんですね。

つまり、製造業が経済の先行きをよくないと判断し始めたら、景気見通しは暗いということになり、一定期間その国に影響を与えることになるんです。

そうなると当然、期待や失望で推移していく株や為替のチャートにも、少なくない影響を及ぼすことにもなるんですね。

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米国ISM製造業景気指数とは

まずはこちらの経済指標から見ていきましょうか。

ISMというのは供給管理協会のことです。Institute for Supply Management の略称ですね。

米国ISM製造業景気指数というのはつまり、アメリカの製造業の購買担当へのアンケート結果を元にした企業の景況感を示す経済指標ということになります。

ちなみにISMは非製造業の景気指数も発表しています。

具体的には、製造業の企業の購買担当からのアンケートを集計した結果で指数が50を上回る数字だと景気拡大、下回ると景気後退を示唆すると言われています。

この指数は月初めに発表されることもあるんですよね。何週目の何曜日に発表する、と決まっている経済指標が多い中、ちょっと特殊な感じがする経済指標でもあります。

米国ISM製造業景気指数は、月初めに発表されるケースでは特に景気転換の先行指標としてかなり注目されます。

鉱工業生産指数とは

次です。

鉱工業生産指数は鉱業または製造業に属する鉱工業企業の生産活動状況を指数化したものですね。

GDPの発表は四半期ごとですが、鉱工業生産指数は毎月発表されるという点がポイントです。

つまり今現在の景気状況を把握する上で速報性が高いんですよ。

GDPの結果は中央銀行が金融政策を方向転換する際に基準にすることもありますよね。鉱工業生産指数はそのGDPの数字の元になる指標です。

この点を考えると鉱工業生産指数がいかに大事かをわかっていただけるかとおもいます。

耐久財受注とは

アメリカの耐久財受注は商務省から発表されます。

耐久財って何のことかというと、耐久年数3年以上の使用に耐えられる消費財のことです。具体的に言えば自動車、航空機、家電製品、家具などですね。

要は製造業って言ってもいろいろな会社があるわけですね。製造業の会社がつくっているものの中には、ほぼ消耗品と言ってもいいようなものもあるんですよ。

身の回りにあるもので言えば、たとえばえんぴつ、歯ブラシ、缶ジュースなども「製造」されているものです。

耐久財受注の経済指標はこういうものは含まないということです。

耐久財受注の経済指標は製造業分野の景気動向を占います。主に設備投資の先行指標として注目されていますね。

つまり企業側の視点で言えば、「耐久財の受注が増えれば増えた利益分を設備投資に回せる」ということなんです。

設備稼働率とは

最後に設備稼働率です。

設備稼働率はFRBから毎月中旬に発表されています。FRBは言わずもがな、米国連邦準備制度理事会のことです。

どんな経済指標かというと、製造業の生産能力に対する実際の生産量の比率ですね。

要は工場がフル稼働しているかを確認できる指標ということです。

これはぼくの勤め先でもよく話題になることですが、製造業というのはなるべく生産ラインを止めたくはないんですよ。

工場というのはそこにあるだけでコストが発生しているわけです。水道費、光熱費、衛生管理費、そしてなにより人件費ですね。

普通のサラリーマンであれば月曜日から金曜日まで会社に来ているのに仕事がないんじゃ話にならないわけです。そういう状況というのはつまり、コストばかり食って利益を生み出していない状況なわけですから。

設備稼働率は設備投資やインフレの先行指標になるといわれています。

特に設備稼働率80%以上になると投資が活発になり景気が上向いてきていると判断されることが多いです。

製造業の経済指標 まとめ

さて、いかがでしたか?

今回は製造業の経済指標についてまとめてみました。

一般的に、製造業では2、3年先を考えて事業計画を練るので、製造業の景況感悪化は3年程度影響が出る可能性があります。

そのため、先行指標として製造業の動向は重要になってくるんですね。

製造業はサービス業とは違い、景気がよくなったからと言ってすぐに製品を供給できるわけではありません。

まずは材料を仕入れて、生産ラインを稼働させ、ようやく発送にいたるわけです。受注生産であれば設計にある程度の期間を要することになるのでさらに時間が必要ですよね。

故に、製造業は他の業種よりも先行きに関してシビアな視点を持って判断されるんですよ。

Dakar

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