メンタルの側面からトレードを考えると「ちょっと物足りないな、と思うくらいのポジション数量」で取引することがとても大事です。
そのために大事なのは前もって思い描いていたシナリオです。
シナリオからはずれたら損切りをし、シナリオ通りいったらシナリオ通りの利確ポイントで利益確定し、さらなる伸びに期待してホールドし続けるということはしない。
これが大事になってきます。
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一番大事なのは淡々とトレードすること
要は初志貫徹が大事だってことですね。
ポジションを取ったあとに大切な事、それは人の意見やニュースに惑わされない事です。
やっぱりFXをしていると、自分が今とったポジションがどうなのか?本当に良かったのか?と不安になり、他の人の意見を聞きたくなってしまいます。
でも、結局は相場がこの先どうなるかなんて予想でしかないんです。
だからこそ、予想が外れた時の為に損切りっていう概念があるんですね。
自分なりの考えがあってポジションを取ったはずなので、ポジションを取ったあとは自分を信じれば良いんですよ。
そして、決済注文は予め入れておき、損切りに関してもさまざまな注文方法を使ってしっかりとリスクヘッジしておけば大丈夫。
人の意見やニュースでなんとなくホールドしたポジションを変更するのは避けるべきなんですね。
ポジポジ病になる理由
FXは端的に言ってしまえば上がるか下がるかの1/2の確率を的中させていくシンプルな「賭け事」です。
ぼくは為替を専門にしているので決して「FXはギャンブルだ」とは言いませんが、ここではあえてこういう言い方をします。
さて、FXは競馬などに比べればはるかに勝率の高い賭け事のため、初心者でも大きく勝つことができます。
この時、脳内ではドーパミンが放出されてトレードに勝って大金を得た時の快感を覚えるんですね。
さすがに初心者の段階で億単位のお金を稼ぐことはありませんが、ものの数十分で数十万の利益を出すことも可能です。
この時の成功体験は、トレードをした人の心理に深く刻まれるんですね。脳内ではどくどくとドーパミンが放出され、爽快感を得ているかもしれません。
でも、この成功体験こそがFXのメンタリティに大きな影響を及ぼすんですね。
トレードで勝てることを経験すると、またあの成功体験を経験したいと考えてとにかくポジションを持ちたいと考えるようになるんですよ。
これが初心者にありがちな「ポジポジ病」です。
ドーパミンの影響でトレード中毒?
たまたま勝ったにもかかわらず、自分に相場の才能があると勘違いして、エントリーしないと利益を逃してしまうと考えるのです。
「避けるべきは機会損失」なのですがこの意識が行き過ぎた状態がポジポジ病です。
成功体験は冷静な判断力を失わせます。
利益がのっているとき、希望的観測で利確のポイントを遅らせたりしていませんか? 含み損が出ているとき、自分のエントリー方向に戻ることを信じて損切りしないということが多くないですか? 負けトレードのあと、ロットを増やして一気に取り戻そうとしてないですか?
これらの行動はまさに、「もう一度あの成功体験を経験したい」と勝手におもってしまった結果なんですよ。
ドーパミンの影響はかなり深刻で、過剰なドーパミンは幻覚、強迫神経症、麻薬やたばこなどの中毒にも関係します。この状態はトレード中毒と言ってもいいかもしれません。
残念なリスクリワードレシオに
そして、こういうことを繰り返しているうちに、いつのまにか資金は底をつくんです。
そうなると今度は、追加で入金したとしても、メンタル的にはトレードが怖くなってしまっている状態になるんですね。
具体的に言えば、本来エントリーすべきポイントで入れなくなる、ちょっとでも利益が出たら即座に利確する、損切りがますます遅くなり、含み損が出たときはひたすら戻ってくれとお祈りするようになる、見送ったエントリーポイントが大きな利益を出し激しく後悔する、などです。
リスクリワードレシオがかなり悪くなるんですね。
希望的観測にすがることなかれ
さて、いかがでしたでしょうか?
ちなみに最終的にこういう「トレード恐怖症」状態になってしまう最大の原因は「希望的観測」をトレードにいれていることです。
もう一度あの時のように儲けたい、自分のエントリー方向に行ってほしい、 自分だけは損はしたくないといった感情が資金を減らしていってしまうんですよ。
の記事に続きます。
Dakar
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