ぼくは、自分のトレードの記録をずっとつけているんですよね。トレード記録は基本的に自分用のものですが、リアルタイムでSNSで発信していた場合はその発信を記録の代わりにしておくこともあります。ちょっと記録を整理していたら、このSNSに行き当たったので、今回はぼく自身のトレードを題材にして記事を書こうかなと思います。タイトルどおり、今回はぼくのPC画面を公開しちゃいます。SNSに貼った写真に、ぼくの部屋のPCの写真が何枚もあったんですよ。
ぜひ今日もクリックをおねがいします!ブログランキングに参加しています。Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)
目次
自室のPC画面を見ていただくワケ
これ、昨夜の自室PCドル円のショット。
15分足ですね。
ちょっと見にくいかもしれませんが、ぼくはわりとこういう局面ではよく記録とってます。
上下だいたい70銭幅で、縦の垂直線はだいたい臨時の日銀会合の時間。
垂直線までは、2本の水平線の真ん中より下か、下の水平線ブレイクをイメージ。 pic.twitter.com/ozjCCV281C
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 20, 2020
少し前の話なのでファンダメンタルズの話の詳細は無視してもらっていいです。
今回、なぜぼくの部屋のPC画面をブログ記事で直接見てもらおうかと思ったか?
それは、ぼくが短期チャートで材料が出るタイミングをどう捉えて分析を継続しているかを、部分的だけれども説明できるなと思ったからです。
まず見ていただきたいのは、垂直線です。
この記事↑で言及したとおり、垂直線はトレードに直接役立つものではないです。
でも、トレーダー目線だと目安となるラインとして引いておくと都合がいい場合もあるんですね。
つぶやきのとおり、この時ぼくは、日銀の材料が出る時間に垂直線を引いていたんですよ。
水平線は、2本
ドル円の、その後。
垂直線の臨時の日銀の会合の後、下の水平線が反応しましたよね?
この水平線は、107.3くらい。
会合は、資金繰り支援を打ち出すのがメインの目的でしたからね。
イールドカーブコントロールは、現状維持。
レンジは継続だろうと想定できたならば、逆張りで勝てたはず(^^)b pic.twitter.com/Em3cO9zlU2
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 23, 2020
ライントレード基礎知識の記事で書いたとおり、ラインにはトレンドライン、水平線、垂直線の3種類があります。
あ、水平線については、この記事↓でさらに掘り下げて書いているので、ぜひ読んでみてくださいね(^^)
今回、ぼくがぼくの自室で見ていたラインは、垂直線の他に水平線もあったわけです。
つぶやいているとおり、2本の水平線も日銀の材料が出る前から引いていたんですね。
これは、過去にチャートが反転している水準として、この2本を引く判断をしていたからです。
この時点では、まだ分析の過渡ですよね。
トレーディングをすることまでは、まだ決めていないわけです。
その後の展開と判断
緊急事態宣言解除で日経平均が大幅続伸。
明らかにこの材料が追い風になって、ドル円も上昇(^^)b
ただ、
「上昇」
という点以上に注目すべきは、相対的に小さくなっているボラティリティですよね。
未だに、前もって引いていた、たった70銭幅の水平線内に収まり続けているわけです。#4が現在 pic.twitter.com/tNYMXGzcca
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 26, 2020
そして、この展開です。
ぼくは、今回はこの記事を書くにあたって自身のFX口座の取引履歴を確認したんですよ。
そしたら、この上のつぶやきのチャート画面の、
「②と③の間の水平線タッチの直後」
で買ってました。
これは、こういうチャート分析をしているのだから、トレーダーのアクションとしてはとてもわかりやすいことですよね。
説明は、不要かと思います。
ただ、このドル円のボラティリティを視認して、その後細かくスキャルピングで売買を繰り返すようなことはしていませんでした。
水平線タッチが意味すること
ドル円15分足続報。
昨日の朝、また107.3で反発しましたよね?
短期で上昇というシナリオは想定通りでした。
レンジ監視継続から1週間以上経過。
未だに、この70銭幅。
要所要所で入るのも有り。
値幅が固定化されてるので、基本は他通貨ペアを攻めることで資金効率は上がるはず(^^) pic.twitter.com/W3h8MdC1RD
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 28, 2020
なぜドル円でスキャルピングをしない判断をしたかというと、このドル円の分析によって
「他のクロス円で攻められそうな見立て」
が立ったからですね。
上の、さらに2日経過後のつぶやきを見てほしいんですが、この時ぼくは、ドル円107.3円の水平線タッチのタイミングをひとつの判断基準にしていたんですよ。
ドル円の107.3円タッチは、今の短期相場では資金投下のGOサインのタイミングになっている可能性がある。
資金投下は、逆張りで、つまり買い。
日銀の材料がまだ色濃く残る相場だから、ボラティリティを期待するならクロス円。
こういう思考のステップですよね(^^)
最終目的はトレードで勝つこと
どうでしょうか?
ぼくが、PC画面を見てドル円というチャートの何を見ていたかが、なんとなくでも伝わりましたでしょうか?
ぼくがドル円チャートにおいて注目していたのは、日銀の材料が出た後の動きと水平線の反応具合だったわけですね。
ドル円でトレードすることは、前提じゃなかったんですよ。
そうじゃなくて、日銀の材料がこれから出ることがわかっていたから、わかりやすい相場展開になっているドル円という通貨ペアをとりあえず利用して分析を進めたんです。
その結果、どうやら107.3がまだ使えるようだ、ということがわかったわけですね。
最終目的はトレードで勝つことなので、そうとわかればトレーディングチャートを探すわけですが、ドル円はボラティリティが期待できなさそうだったわけです。
相対的な視点が大事!
だからそのあとは、同時監視していたクロス円の監視頻度を上げたわけですね。
為替相場解釈においては、相対的な視点が最も重要だと思ってます。
絶対的な数値ではないんですね。
例えばテクニカルの設定の数字をすごく気にする人もいますが、ぼくなんかは数字そのものより固定して使い続けることのほうが大事だと思ってます。
そしてチャート分析は、まずは複数の通貨ペアを長期視点でチェックすることが大切ですよね。
つまり、複数通貨ペア監視が、相対的な視点を確保する手段なんです。
通貨の価値は、交換する通貨の存在があってはじめて顕在化しますからね。
これは見方を変えると、トレーディング対象通貨ペアでは必ずしも他の通貨ペアと同様の力関係が働くとは限らないということでもありますが。
リアルタイムの相場を見よう
でも、それでも複数通貨ペアを見るのは、優位性があると見込めるからですよね。
少なくともその時の自分は、リアルタイムの相場を視認できている状況になります。
そして、メジャー通貨ペアを全て網羅しておけば、ほぼ現在の為替相場市況全体を俯瞰できていると言えます。
そこからの情報は、他のどんなソースよりも早いんです。
最新の相場動向であるチャートを見つつ考えるべきことはいろいろありますが、為替ニュースとの時間差もそのひとつですよね。
いくらブルームバーグの記事更新頻度が高いからと言って、今目の前のチャート動向を15分単位で文章化するようなことまではしてくれません。
この時間差を埋めるのがトレーダーってことになります。
相場展開の把握そのものは上がった、下がったというとてもシンプルなことでしかないので、自らが常に視認しているほうがいいってことですよね(^^)
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
長期の複数通貨ペアのそれぞれをよく分析したのであれば、中期や短期については同時監視を基本にするべきと思っています。
その時に最も大事なのは、通貨ペアの並べ方。
慣れてくると離して置いたりもしますが、最初はこれを徹底すべきなんですね。
なぜかというと、為替チャートは、個々のチャートに独特の連動が見られるからです。
今回は、その連動を見定めた後の、ドル円というひとつの通貨ペアの相場環境認識とトレーディングを、単体で紹介してみました。
連動を見定めていたからこそ、ドル円からすぐにそれらのクロス円チャートを再度分析し始めることができたわけですね。
PC画面の使い方は、トレーダーによってみんなちがいます。
通常見ているチャートが小さすぎて、分析すべきローソク足の数が足りていないように感じた場合。
そんな場合は、画面いっぱいにチャートを広げてみましょう。
特に短時間足の本数を増やして分析をし直したりすると、新たな視点を確保できることもわりと多いですよ(^^)
Dakar
もしためになったならば、ぜひ今日もクリックをおねがいします!Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)