アセンディングトライアングルやディセンディングトライアングルが崩れた結果、よくできあがるチャートパターンがあります。ペナントも、そのひとつなんですね。基本的にペナントは、上にも下にも行かずに「なんだかウロウロしている状態のまま」の形状です。でも、ウロウロしてはいるんですが、トレーダーとしてはわりと近い未来に期待してしまう形状なのも、ペナントの特徴なんですよね。なぜなら、だんだん先細っていく展開なので、「これはそろそろ大きく動きそうだぞ!」と思わせてくれる状態だからです。と、いうことで。今回はそんな「将来が楽しみ」なペナントの使い方について、書いていこうとおもいます(^^)b
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目次
ペナントの使い方|そもそも?
ペナントの使い方を説明する前に、そもそもペナントとは何ぞや?って話ですよね(^^)b
ペナントって、早い話が冒頭の絵のように、チャートのかたちがペナントのように旗状になっている状態を言います。
チャートは左から右へ推移していくものなので、これはつまりだんだん値幅がなくなってきている状況ですよね。
しかも、上にも下にも偏らず、上下動を繰り返しながらじわじわと中央らへんにとどまっていくような展開。
そういう値動きがかたちづくるチャート形状を、ペナントって呼ぶんですね。
単に、
「はためくペナント」
ということだけしか認知していないと、このかたちを左右真逆のかたちで覚えてしまうFX初心者の方もいます。
そのへんは、気をつけましょう。
ペナントは、左から右に風が吹いている状態の絵ってことですね(^^)b
ペナントの使い方|抜けた後が問題
ペナントを抜けた後の状態について。
均衡が崩れ、上抜けた状態を「上昇ペナント」
下抜けた状態を「下降ペナント」と、よく言います。
下落ペナント、とかは絶対言わないんですよね。
少なくとも、ぼくの職場では(・・;) pic.twitter.com/4HhDrSDlem
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 8, 2022
さてさて。
と、いうことで。
今回も、もうどんどん具体的に掘り下げていきましょう(^^)/
上のぼくのツイートを見てください。
ペナントって、先ほど触れたとおり単なるチャート形状のことを指すんですね。
なので基本的には、トレーダーがこのかたちをトレードに生かしたい場合、何らかのルールを自分なりにつくっていかないといけない類のものになります。
上抜けたり下抜けたりした後なら、上昇ペナントとか下降ペナントとかだれでも言えるんです。
トレーダーとして問題になってくるのは、抜けたあとにどう攻めるか?
今回は、その点を掘り下げていこうとおもいます(^^)b
ペナントの使い方|具体的には?
ペナントって、上昇トレンドの途中の単なる踊り場になることも多いんですよね。その場合、ぼくはよくN計算値と絡めて考えます。AB=CDなのがN計算値。Cの右上あたりにペナントの頂点がきて、その頂点とBが結ばれるイメージ。ペナント下辺は、頂点とCを結んでC方向に伸ばすイメージかな。 pic.twitter.com/NWXw0GomNH
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) November 9, 2021
今回は上昇トレンドで買うという前提ありきなので、分析の結果、すでに上抜けるだろうというシナリオを描いている段階から、話はスタートです。
ペナントの先っぽで買うという判断をすることは決めたけれど、いったいいつ利確すればいいのか?
スキャルピングならば、いつトレードを終わらせればいいのか?
このへんの話ですよね。
じつはこれ、ちゃんとしたロジックが存在します。
相場において注目されるロジックって、時代と共に変化しています。
これから触れる話は、その類の
「最近の流行りの話」
ですよね。
最近よくプロの世界で使われているのは、
「値幅観測論」
と言われているものなんですよ(^^)
ペナントの使い方|値幅観測論
N計算値って有名ですが、これ、値幅観測論なんですよね。⁰⁰一目均衡表の計算方法のひとつなんです。⁰⁰他にも、E計算値、V計算値、NT計算値があります。⁰⁰これらは、おおよそのレートの目標値を知るために利用できるんですね。⁰⁰つまり、利確ポイントの目安ってことです(^^) pic.twitter.com/XF81zJq0cb
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 13, 2022
上のツイートを見てください。
有名な値幅観測論のひとつに
「N計算値」
というものがあるんですね。
N計算値とは?FXでDakarがよくつかうチャートパターン!
N計算値は↑この記事で書いたように、基本的には上昇トレンドでBCラインが押し目をかたちづくる形状になります。
このN計算値を知ると、
「過去の値幅から今後の展開を思い描いていく」
という値幅観測論が、よくわかるかなとおもうんですよね(^^)
要は、このN計算値の押し目部分にペナントを当て込むと、これが流行る理由がわかるってことです。
ちなみにぼくの感覚としては、N計算値の次によく見るのは、V計算値の展開あたりかなと思っています。
ペナントの使い方|これで勝てます!
実際に、15分足のペナントが日足でヒゲを多く伴ったN計算値の絵になっている、とかはたまにあります。基本的には値幅観測論は利確ポイントの目安ですが、こうなるともうトレンドフォローですからね。この流れだと、フィボナッチエクスパンションを使うことまで考えることになるわけです(^^)b pic.twitter.com/IhJtAXLPVf
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) November 9, 2021
トレーダー視点の話ですが。
さきほど紹介したツイートで、ぼくは
「ペナントって、上昇トレンドの途中の単なる踊り場になることも多い」
と言っていましたよね?
ペナントが出現してもまだそれまでの上昇トレンドはつづいていくと見込める時は、上のぼくのつぶやきのような絵をぜひ想像してみてほしいんですよ。
この絵を見てもらえると、
「踊り場」
という言葉の意味がなんとなくでもわかるかなと思います。
この絵は、ペナントがN計算値の中に内包されている状況なわけですね。
ペナントの使い方|まとめ
ペナントでは、上値下値に届かない動きが続きます。
その結果として、上側のレジスタンスラインと下側のサポートラインがどんどん狭くなる形に。
徐々に値幅を狭めながら、上にも下にも行けない状態というイメージですね。
ブレイクアウトが起こると、トレンドが始まることも多いです(^^)b pic.twitter.com/H7mB3kgIx1
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 26, 2021
さて、いかがでしたか(^^)?
基本的にはペナントは、均衡が崩れてからが勝負です。
前もっての分析において上昇が継続すると判断できる場合は、今回ご紹介した視点で考えていくと、わりと勝てます。
ぜひ、参考にしてみてください。
キーは、N計算値ですよね。
ペナント形成に至る前段階において、いったいその当該チャートはどれほどの値幅でもって上昇してきていたのか?
ここを振り返っておくと、自然と利確ポイントまで思い描けるわけですね。
なぜならばその値幅を、ペナントを上抜けした後の値幅に当て込むことができるからです。
値幅観測論は、利確水準を考えることができるロジックなんですよ(^^)b
Dakar
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