今回は、あきらめたほうがいいトレーディングプランと題して、そのパターンを3つほど紹介しようと思います。いずれも、ぼく自身がどうやって勝ったらいいか相談を受けたことがあるパターンです。つまり、少なくともこの3つに関しては、いずれもぼくは「勝つことを考える以前に、そもそもそれは今の為替相場ではやりにくいことですよ」と回答しているパターンということです。
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午前中のドル円でゴールデンクロスを狙う
この相談に乗ったことのある方は、専業主婦の方ですね。
勤めていらっしゃらなかったので、中学生のお子さんを送りだしてからの昼間の時間でFXをされていた方です。
ぼくが相談を受けた時には、すでにFXをはじめて半年ほど経過していました。
取り組んでいたトレード
その半年の間、どんなトレードをしていたかというと、とにかくずっと移動平均線を駆使して勝とうとしていたらしいんですね。
いくつかある移動平均線を利用したエントリーポイントの見極め方の中でも、この方が1番よく確認するようにしていたのはゴールデンクロスでした。
取引対象通貨は、ドル円と豪ドル円。
当初おっしゃっていたのは、
「デイトレードをしている」
というお話だったんですが、よくよく聞いてみると、かなり短い時間軸で勝負をかけることも多いようで、実質スキャルピングのようなスタイルでやられていたんですね。
洗濯物を干したり、いろいろと家事をこなしながらちょくちょくチャートを見るようなかたちでやっていて、夕方には夕食をつくるので完全にやめる、というサイクルだったみたいで。
結論から書くと、このスタイルでゴールデンクロスを狙うというのは、非常に資金効率が悪いんですね。
この時間帯、この通貨ペアで絶対にゴールデンクロスは狙えません、とは言いません。
日銀の材料なんかは東京時間で出ることもありますし、そういうタイミングでうまく移動平均線が機能していた、ということはたまにあります。
ただ、日常的にゴールデンクロスだけを狙っていくというのは、ちがうんですよ。
全8記事を読んで
じつは、東京時間にFXをする場合にとるべきスタンスについては、ぼくはこのブログでシリーズ記事を書いたことがあるんですね。
これです↓
この主婦の方には、まずこの記事群を読んでもらったんです。
そしたらもう、すぐレンジを攻めるスタンスに変えられて。
このへん、へんなこだわりがなくて非常に頭の柔らかい方だったんですよね。
まだあまり勝率はよくないですが、この方は今もがんばっている方です。
あ、ちなみにこれ、勘違いしないでほしいんですが、あくまで超短期〜短期の話です。
スイングの視点で相場を見ていて、たまたま自分がゴールデンクロスでエントリーした時間帯が午前中だった、なんてことはよくあることだと思います。
祝日に大きくお金を増やしたい
さて、2人目です。
次の方は、サラリーマンの方です。
福井県の方です。
ぼくはなんとなく都道府県を聞いたりすることがたまにあって、覚えてるんですよね。
福井県って社長さんが多いらしいですね、余談ですけど(^^)b
さて、それで、まずはこの「祝日に大きくお金を増やしたい」という言い方についてです。
大概の場合、ぼくはこういう風にお問い合わせをいただいた場合、すぐにあることを察します。
それは、祝日というのは、ほぼイコール祝日の昼間になるんだろうなぁ、という点です。
こういうご質問をいただくのは、多くの場合、平日は働いていてトレードをすることができない勤め人の方なんですね。
もっと細かく書いてくれる方の場合なんかは、
「夜とかは飲みに行くことも多いですが、昼間なら空いてることも多いから、その時間でFXをしてみようかな、と考えているんですよ」
なんてメッセージだったこともありました。
この場合は、ぼくはFXをしてみること自体はおすすめです。
なぜかというと、あまり相場が動かないので、初心者の方には向いているからです。
ボラティリティが小さいですからね。
あくまでトレード感の話ですが。
ボラティリティがない相場では、がっつり稼ぐイメージを持ちます。
ボラタイルな相場では、チビチビ稼ぐイメージを持ちます。
レンジでロットを増やすトレーダーって、わりとこんな感じの人多いです(^^) pic.twitter.com/ccDm9xylYd
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 8, 2018
故に、ものすごく大きく負けてしまったりしないんですよ(^^)b
ただ、これは逆に、大きく勝つこともできないということでもあります。
今回の話は、こっちに重きが置かれるわけですね。
ぼくは、どうしても祝日の昼間にできるだけ勝ちたいという方へは、ロットを上げて参戦することをおすすめしています。
ただ、祝日にFXをしてみたいという方は、FXをはじめたばかりの方が多くて、そういう方はだいたい、
「まずは小ロットでやりたい」
と考えているんですよね。
その場合は、あきらめたほうがいい、ということになってしまうんです。
雇用統計を徹底的に分析しきる方法?
最後、3人目ですね。
42才、男性、IT関連会社勤務の方。
この方は、ぼくのブログをかなり読み込んでくれている方でした。
なので、雇用統計に対するぼくのスタンスもよくご存知だったんですね。
ぼくのスタンスっていうのは、↑この記事に書いたようなことです。
よく知っていただけに、最初から「雇用統計で勝つ方法は何か?」という質問ではなかったんですよ。
この方の質問は、そういう直球の質問ではなく、いわば変化球でした。
「いずれ勝つために、雇用統計を徹底的に分析したいんですが、おすすめの方法はありますか?」
こういう質問だったんですね。
なにごともやるならば徹底的にやることは、たしかに大事です。
でも、徹底的にやるぞ、と意気込んで走り出す前に、果たしてその対象が徹底的にやりこんで意味のあるものなのか?という点を、きっちり考えるべきなんですね。
この方のメール、最後は、
「継続的にがんばっていくことだけはちょっと自信あるので」
というメッセージで終わってたんです。
ぼくは、この時点で、
「ちょっとこの人は交通整理してあげたほうがいいな」
と思ったんですよ。
あ、もちろん、今回書いたことはすでにご本人にも十分納得していただいてますよ?
なので記事にした次第です。
この方は今は、地道にユーロドルの分析をはじめられているんですね(^^)
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回の記事なんですが、「こんなテーマで記事書かれてもまるで役に立たないじゃないか」と思った方もいるかもしれません。
でもぼくとしては、一定数のFX初心者の方々は、きっと心のどこかで「こんなトレードができたらいいな」と思い描いている戦略が、あるんじゃないかなと感じています。
わりと、はじめたばかりの方は、そういうご自身の理想を実現させたい欲求がエントリー要因にまでなってしまうことも多いんですよ。
なので、それではよくないんですよ、という戒めの気持ちも込めて今回の記事は書いた次第です(^^)b
どうでしょうか?
ちょっと思い当たるフシありません?
これは、ぼくがFXに関するさまざまな情報発信をするようになってから考えるようになったことです。
基本的には、あきらめたらそこで試合終了なんですけどね。
あきらめが悪いのも、よくないわけです(^^)b
Dakar
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