この記事ではFXの経済指標の中でも、物価指数についてまとめています。
景気が良いか悪いかを見るときによく使われる経済指標のひとつに物価指数があるんですね。
基本的には、物価が上がると金利が上昇するという相関関係があります。
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生産者物価指数、PPIとは
生産者物価指数は、生産者が出荷した完成品や原材料などの価格変動を示す経済指標ですね。
生産者物価指数は英語でProducer Price Index なので、略称としてPPIとも言われます。
生産者物価指数は、業種別や商品別、製造段階別などで分類されていて、特に注目されているのは季節など時期的な影響を受けて価格が変動しやすい食品やエネルギー品目を除いた生産者物価指数です。
トレードの際に生産者物価指数から受ける影響としては、生産者物価指数が上昇すると消費者が購入する物価も上がりインフレに傾くため、通貨が買われやすくなるという傾向が挙げられます。
そしてインフレが起こると物価が上昇し、貨幣価値が下がってしまうためバランスを整えるために金利を上げて貨幣価値を上げる対策を行うんですね。
そうすると、金利が高い通貨を買いたい人が増えるので通貨買いを招きやすくなるんです。
生産者物価指数が下落 ⇒ 通貨が売られやすくなる
つまりはこういうことになります。
PPIは総合指数とコア指数がある
PPIは国によっては卸売物価指数と呼ばれるんですね。
米国では労働省が国内製造業者の販売価格の動向を約1万品目について調査して測定・算出しています。
PPIは生産者の出荷時点での価格を対象とし、1982年の平均物価を100として算出されています。
その種類には全調査対象の物価動向を示した「総合指数」の他に、変動の大きいエネルギーと食料品を除いた「コア指数」があるんですね。
また、製造段階別(原材料・中間財・最終財)、品目別、産業別の詳細な数値も発表され、主にインフレ率の判断に利用されます。
消費者物価指数、CPIとは
消費者物価指数とは、特定の国に限らず米国やイギリス、日本などで毎月発表される経済指標です。
消費者物価指数は英語でConsumer Price Index ですね。略称はCPIです。
発表される数字は、前年比や前月比など過去のある時点と比べて対象となる商品の値段(物価)が何%上げ下げしたかを表したものです。
消費者物価指数を計算することで、今現在がインフレ傾向にあるのかデフレ傾向にあるのかを判断することができるんですね。
CPIがトレードに与える影響
さて、ではこの消費者物価指数、CPIがFXに与える影響はどんなものなのでしょうか。
まず、消費者物価指数(CPI)の数字が前回よりも高い場合は流れとしてはインフレ傾向にあるということになります。
つまり物の価値が上がりはじめ、お金の価値が下がりはじめるということですね。
インフレについてはこちらの記事にくわしく書いているのでぜひ参考にしてください👇
さて、お金の価値が下がるということはモノとお金のバランスが悪くなるということです。
ドイツのハイパーインフレの記事で書いたように、コーヒー1杯飲むのにトランクを2個も持参しないといけないなんて、明らかに常軌を逸している状況ですもんね。
バランス悪すぎです。
インフレ傾向になり、物とお金のバランスをとる必要性が生じてきたら、金利を上げる対策を取るのが現在は一般的です。
つまり利上げですね。
利上げをすると、高金利になった通貨を買う人が増えるため、通貨の値段が上がるきっかけになるんですよ。
この流れが、消費者物価指数、CPIがFXに与える影響として人口に膾炙している認識です。
物価指数のFX経済指標 まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
どこの国でも物価指数を見てインフレなどの判断をします。
ものすごく乱暴に行ってしまえば、「物価指数が上昇するとインフレになり、インフレになれば利上げ」という図式を覚えておけば大枠ではOKです。
この認識をベースに、自身でいろいろと知識を付加していくようにしてみてくださいね。
Dakar
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