重要!リスクリワードレシオ・勝率と投入量を考えた資金管理!その2
の記事からのつづきです。
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目次
FXにおける適切な資金の投入量とは
たとえばドル円でトレードをするとします。
普通の日本の業者でトレードをすれば10ロットで1円分のマイナスは約10万円の負けとなります。
もしこういうトレードをしたならば、はたしてその資金投入量は適切ではなかったということになるのでしょうか。それとも適切とは言えないにしても、許容範囲内のトレードとして認識するべきなのでしょうか。
この命題に対しての答えは、実はどちらでもないということになるんですね。
FXにおいては資金投入割合が重要
なぜ「どちらでもない」なのか?
それは10ロットがこのトレードをした人にとってどれほどの資金量なのかがわからないからです。
要は資金の投入量が大事というのは、全資金のうちどれほどの割合を投入するかということが大事だということなんですね。
絶対的な投入量ではありません。
FXにおいてはレバレッジがかかっていますからね。株の現物取引なんかと比べたらFXは自己資金の総額とトレードへの投入量の計算というのは必須になってくるわけです。
投入量として適切な割合とは?
さて、ではいったいどれくらいの割合が投入量として適切なんでしょうか。
これについてはぼくは、損切りの割合から考えるのが良い方法だと考えています。
つまり、
といったような点です。複数条件ですね。こういうルールを設定すると自ずと理想的な投入割合は見えてくるんですね。
スタンスとしては、最悪の場合に備えてスタートを切る、というイメージですね。備えあれば憂いなし、とも言えますでしょうか。
具体的な1か月のトレードプラン
もうちょっと具体的に見ていきます。
仮に自己資金合計が100万円だとしましょうか。そうすると上のひとつ目の例でいくと1か月という期間内において8万円以上の損失は絶対に避けなければいけないわけです。
ドル円であれば10ロット投入して80銭分エントリーと逆方向に行けば8万円の損失を抱えることになります。全体のイメージはそういう感じです。
わかりやすくデイトレードを1か月に5回する前提にしましょうか。
中央銀行の記者会見や他の大きな材料が出る日を前もって調べておいて、だいたいこの日あたりにデイトレをしようということを決めておくんですね。
FXのデイトレと損切り後の思考
さて、トレードプランが描けたらトレードの開始です。
早速最初の日のトレードで、ルールのひとつである2%以内の損失ギリギリの、ジャスト2%の損失を出してしまったとします。
ぼくであれば、こうなれば2回目のデイトレのときにはもっとロット数を落とします。
そして迎えた2回目のデイトレの日。仮にここでも2%の損切りをした場合は、ぼくは相場環境認識を疑います。トレードの前提が間違っているかもしれませんからね。
こうして3回目ではまた新たな視点でデイトレにのぞむわけです。こういうことはわりとよくあります。
トレードで大事なのはルールの厳守
このへんは細かくやっていくとそのときどきのボラティリティについても記録をとっていかないといけないんですが、今回はそこまでの話はしません。
大事なのはルールを厳守するということになります。
たとえばこのケースでは、4回目のデイトレまですべてMAXの損切りをつづけていたならば、5回目のデイトレは中止ということになります。
これは4回目までで「1か月で総資金の8%以内の損失にする」というルールにすでに抵触してしまっているからですね。
ちなみに1日平均1円くらい動く非常にボラのある相場では、この資金量で10ロットも投入するのはとても危険です。絶対にやめましょう。
FXにおける資金の投入量 総論
投入する資金量に関しては最初のうちはこれでもかというくらいに少なくすることをおすすめします。
自分は冷静だから大丈夫と、みんな思うんですよね。でも、必ず思わぬ損失を抱えることになるんです。
マイナスを抱えても「いずれ戻る」の一点張りになっちゃうんですね。戻る根拠はどこにもないのに。
希望的観測にすがるようになっている自分を冷静に客観視できれば良いのですが、初心者のうちはそれもむずかしいです。
なのであれば、最初に自らに課したルールを守ることがやはり大事になってくるんです。
資金の投入量については以上です。
トレードにおける資金管理 まとめ
さて、いかがでしたか?
ちなみに、冒頭でこれらリスクリワードレシオと勝率、資金投入量はトレード方法よりも大事だということを書きました。
でもこれを完全に理解してからじゃないとトレードをしてはいけないということではないので念のためお伝えしておきます。
むしろトレードをすることで理解がすすむ側面も少なからずあるので。
重要なのは学ぶ順番ではなく、こういうことにいかに意識的で居続けることができるかなんですよ。
今回書いた資金管理についての話は、トレード手法や相場環境認識の話に比べると「守り」の側面の話です。
守りは最悪の事態である「破産」の防止になり、トレードの継続を可能にします。トレード可能な状態で常に相場環境の変化を感じ取り続けることができれば、やがて必ず絶好のトレードチャンスがやってくるんですね。
つまりは資金管理というのは、良いトレード結果に至るためのはじめの一歩なんだということをお伝えして、この全3回のシリーズ記事を終えたいとおもいます ^^) _旦~~
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