この記事ではWTI、つまり原油やOPECと、FXの連動について書いていこうとおもいます。
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目次
WTIとはそもそも何なのか?
まずWTIとはなにか?
これはWest Texas Intermediateのことです。
要はカリブ海沿岸、アメリカの州で言うとテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される原油の総称です。
なぜWTIが原油の値動きを把握する上でなぜ一番注目すべきか?
WTIは欧州産の北海ブレント、中東産のドバイと共に、世界の3大原油指標に数えられているんですね。
てっとり早く説明すると、その中でも取引量と市場参加者が圧倒的に多く、市場の流動性や透明性が高いので、WTIのチャートをほぼイコール「原油のチャート」と言ってしまってOKなんです。
WTIのチャートを見てみよう
さて、このWTI、チャートのほうはどうなっているかと言うと冒頭の画面のとおりです。
これはWeeklyチャートですね。
2014年末相場の圧倒的な下落トレンドは、かなり注目されました。
こうして線を引くとわかるんですが、ここ2年は年末に下落する傾向が顕著です。
OPECはアラブのお金持ちのイメージ
さて、そしてOPECです。
読み方は「オペック」。中学校の政治経済の授業でも出てきましたよね、もはや記憶はかなり薄れつつありますが(;´∀`)
これ、日本語でいうと「石油輸出国機構」。手短かに言ってしまえば中東を筆頭に世界的な産油国が加盟している世界最大のカルテルです。
その会議参加者の発言内容・決定事項の世界経済への影響力はかなりのものがあると言っていいんですね。
みなさんご存知のとおり、石油はエネルギー革命以降、まだまだ世界の主流のエネルギー源ですから。
OPECの産油国の腹の底
つまりですね、基本的にはOPECに参加するオイルマネーで潤う国々はWTIのチャートを上昇させたいんです。
これはわかりやすいですよね。
どんな国も自国のメインの商品の単価は高くしたいですから。
でも、もっと大事なことがあります。
考えてみれば当たり前ですが、それは今現在の自国の収益レベルを維持もしくは上げていくことです。
これは経営者マインドを少しでも解する方ならわかるとおもいます。
要はキャッシュフローです。
徒党を組んで目指す方向は?
さて、じゃあ原油の輸出に関して、今現在の収益レベルを維持するということはどういうことか?
当然輸出量を減らさないことです。
輸出量を減らさないということはすなわち原油の生産を止めないということです。
そう、つまりアメリカでシェールオイルがわんさか出てきて世界的に原油が供給過剰になっても、産油国というのは原油の輸出を止めたくはないんですね。
なぜなら収入が減っちゃうから。
とても単純な話です。
さて、じゃあ市場原理はどうなのか?
OPECがWTIのチャートを操作?
もう見えてきましたね。
経済というのは需要と供給です。
供給過多の場合はモノの値段というのはどんどん下落していきます。
希少価値がなくなっていくわけですから。
つまりOPECにおいて、産油国同士で「減産しよう」と言う取り決めをかわそうものなら原油の値段は上がり、現状維持で輸出は今までとおり続けよう、という判断をしようものなら原油の値段はお安くなるんです。
OPECとWTIと原油、のまとめ
さて、いかがでしたか?
今日はOPECとWTIと原油について書いてみました。
なんだか部屋とYシャツと私、的な言い方ですが(*'▽')
そうそう、肝心なのは、じゃあこの知識は為替のトレードにどう役立つのか?ということですね。
それはこちらの記事に書きましたのでぜひ読んでください👇
資源国通貨の特徴を生かしたトレードとは?オーストラリアとカナダ!
もちろん、原油そのものの取引もCFDでできますので興味のある方はぜひやってみてはいかがでしょうか?
Dakar
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