こんばんは。
今日は為替相場、全体的に急展開でしたね~(^_-)
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目次
輸出企業の円買いはいつ起こりやすいか
さて、今日は話題としては輸出企業の円買いはいつ起こりやすいか? というところをちょっと書いていこうとおもいます。
冒頭のチャートは今日のドル円15分足です。
ちょうど今日、ドル円が上昇トレンドの最中急に下落したんですよね。
ロイターの記事に今日は「輸出企業」という言葉が掲載されました。
ロイターの記事を抜粋
これ、どういう文脈だったか?
抜粋します。
引用元:http://jp.reuters.com/article/idJPL4N1DT2LO
これですね。
カッコをつけて国内金融機関と書き、うちの見解ってわけじゃないよ、と言っているのはいつもどおりです(´・ω・`)
月末の輸出企業による売り、とは
さて、今日注目するのはこの「月末の輸出企業による売り」の部分です。
どうしてドル円の下落の理由のひとつに輸出企業による売りが挙げられるのか?
これ、じつは正確に言うと売りじゃなく「買い」なんですね。
つまり「ドル売り円買い」です。
輸出企業はなぜ円を買う?
このへんの話というのはこんな感じです。
まず、ドル建てで契約をする輸出企業というのは輸出した製品の代金はドルで受け取りますよね。
ですが、国内で働いている従業員の給料や、日本国内のサプライヤーへの支払いは円で行います。
こういう背景がまずあります。
輸出企業の収益は絶対値が大きい
そうするとどうする必要性が出てくるか?
当然会社は受け取ったドルを円に両替しなければいけないわけです。
つまり「ドル売り、円買い」の必要性が出てくるわけです。
ここで注目すべきなのがそのタイミングです。従業員の給料や日本国内のサプライヤーへの支払いは、どういうタイミングでされることが多いでしょうか?
輸出企業は月末にドルを売る
ここまで書くと話は見えてきたとおもいます。そう、輸出企業は月末にドル売り円買いをすることが多いんです。
これは年ベースで見た場合は、決算が近いと顕著になる傾向があります。特に年末や年度末ですね。
さて、あとは今回のドル円のチャートのかたちですよね。こっちはどうだったか?
まさかここまでとは思わなかった
仮に今日のタイミングで大量のドル売り円買いをした輸出企業が多かったとします。
なぜ今回のタイミングなのでしょう。
それはおそらく意外にもトランプノミクスでの上昇がここまでの水準に達したからなんだとおもいます。
月初の大統領選挙のとき、トランプ氏が大統領になることが決まった瞬間、輸出企業の多くが円買いしたんですね。
「もうしばらく100円台にも行かないかもしれない」くらいの衝撃がありましたからね。開票日当日は。
今を逃すべきではない?!
でもフタをあけてみたら全然そんなことはなかった。
むしろ月中の圧倒的な上昇トレンドを見ていて、給料ゲットのタイミングは今だ!と判断する企業が増えたんですよ。
少なくともわたしはそうおもうんですね。
11月にもかかわらず、こういう現象が起きたことの一因として、絶対に挙げることができる側面です。
輸出企業のドル売り円買い!まとめ
もちろんドル円下落の主因はやはり外資の利確ないし仕掛けだとおもいます。
感謝祭明けでここからさらにドル買いの流れに行くぞ、という出鼻をおもいっきりくじいたわけですからね。
損切りの発動もかなり多かったとおもいます。
でも、そういう主だって語られるストーリーの裏に、実需のドル売り円買いもあるんだということを知っておくことは、決して意味のないことではないとおもいます。
Dakar
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