さて、この記事ではFXの経済指標の中でも小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感指数、消費者信頼感指数の3つの指標について書きました。
製造業の経済指標の記事から読み進めていただくと話の流れがつかみやすいとおもいます。
なぜならば、これら所得・消費に関わる経済指標は、製造業の企業がつくったものを消費する側の指数だからですね。
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所得・消費に関わる経済指標とは
個人所得とは社会保険料を控除した後、実際に個人が受け取った所得のことですね。
所得が増えれば消費も増えると考えられていて、個人所得は消費動向を決定づける大きな要因になります。
また、景気がどうなっているかを考えるときには、住宅などの金額の大きなもの以外にも日用品などの購入がどうなっているかを見ることも重要なんですよ。
スーパーやデパートなどの小売の売上が落ちてきたら、景気が悪くなっているのではないかと考えることができるんです。
小売売上高とは
個人消費が米経済に与える影響は非常に大きいため、アメリカの景気を予想する上で小売売上高は重要な指標です。
小売売上高は百貨店や総合スーパーの売上のサンプル調査を基にして発表され、米国内で「モノ」として販売された小売業の売上が推計されます。
大きく分けると耐久財と非耐久財に分かれます。
耐久財に関してはこちらの記事を参考にしてくださいね 👇
消費者の動向を見るためには、消費者が実際にどのように感じているかを知ることも大切です。
景気の先行きの不安を感じはじめているかどうかが株式や為替の動きにも影響を与えるんですね。
ミシガン大学消費者信頼感指数とは
ミシガン大学消費者信頼感指数とは、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施している、消費者のマインド調査を指数化したものです。
ミシガン大学消費者信頼感指数で強めの数値が出ると、貯蓄率が低下し個人の消費が増える傾向があります。
この指数は1966年を100としているんですね。
速報は300人を対象、確報は500人を対象に調査を行います。この指数のうち先行きに関する回答は景気先行指数に消費者期待指数として採用されています。
景気低迷期には製造業関連の指標よりも消費者マインドを知るほうが景気動向を占う上で重要視されています。
なぜならば需要があってはじめてモノはつくられるからですね。
消費者信頼感指数とは
消費者信頼感指数とは、カンファレンスボードという民間の調査機関が発表する消費者マインドを指数化したものです。
カンファレンスボードは日本語でいうと「全米産業審議会」ですね。
経済・雇用の2項目からなる現在の状況と、経済・雇用・所得の3項目からなる半年後の予想を季節調整し指数化した上で、この5項目の平均値で発表されます。
消費者信頼感指数はNYダウと非常に相関関係が強く、半年程度の先行性を有しているとも言われているんですね。
消費者信頼感指数という表現からするとちょっと漠然とした指標のようにも思えますが、ディーラーの中には雇用統計と同じくらい重要視する人もいるほどです。
所得・消費関連の経済指標 まとめ
さて、いかがでしたか?
小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感指数、消費者信頼感指数の3つの指標についてまとめてみました。
どれも常にものすごく注目されているわけではないですが、予想をはるかに上回る数字や極端に悪い数字が出た場合は、相場は敏感に反応することも多いです。
トレーダーとしては、他の経済指標と同様に前々から発表時間を確認してチャートで市場の反応を追うようにしましょう。
Dakar
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