さてさて。今回の記事では、異なる戦略を比べてみようかなと思います。比べる場合は、同じ相場にそれぞれのストラテジーを書き込むとより視覚的に理解が進むと思うので、同じチャートが3つ並べられた絵で比較検証してみようかと。今回比較してみるのは、SMC、リテール、インディケーターの3つです。どれも、それぞれに自動売買の戦略も今は選べるかと思います。なので、それぞれが裁量との2択になるという意味では、今回は全部で6つの選択肢を提示できるかな、と。ではでは、今回も最後までお付き合いの程よろしくお願いします(^^)b
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目次
自動売買について
ぼくは基本的に、
FX自動売買をはじめるにあたって初心者がまず最初にすべきこと
この記事で書いているように、自動売買賛成派です。
なぜかっていうと、心的疲労が少ないからですね。
裁量だと、どうしてもメンタル的にきつい時もありますからね。
もし自身のトレード方針に合致した自動売買の戦略を入手することができたならば、それはかなり武器になります。
自動売買は、理想の戦略に巡り合うまでがひと苦労なんですが、そこを乗り越えさえすれば、自身の資金を増やしていくにあたってとても使えるものなんですよね。
一方で、分析段階で上昇基調、下落基調等を判断する視点に欠ける傾向があるので、自動売買を選んだ時点でリスクテイクをしているという認識も必要なんですけどね。
SMCとは?
さて。
と、いうことで。
本題です(^^)
まず今回比較検証する戦略の1つ目は、SMCです。
SMCは、これまでぼくのブログで触れたことはなかったかな。
これは、
「スマートマネーコンセプト」
と呼ばれる戦略で、元々イギリスのFXトレーダーが考案したものです。
今回は比較検証の記事なのでSMCについてのくわしい説明は省きますが、簡単に説明しておくとSMCは
「相場は大口機関投資家によって100%操作されているという事実を逆手に取る戦略」
です。
分析をやり込むSMC
これ、イメージの話です。
トレーダーに求められるスタンスをわかりやすく描いてるので、共有。
どうしても、最初は大きなサメ(=機関投資家)に追われちゃうんですよ。
そうじゃなくて、理想は大きなサメと行動を共にすること。
エントリー方向が同じなら、爆益獲得が可能です(^^)b pic.twitter.com/pTZRRcoV4L
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) August 19, 2024
SMCは、このコンセプトがあるが故に、攻め方としては
「相場の構造を最重要視する」
戦略になるんですよね。
この点、3つの戦略の中では、分析方法に限って言えばこれがぼくの手法に一番近いです。
要は、ダウ理論などの分析を駆使して、まずは徹底的に分析をやりこむわけですね。
分析をやりこむ理由は、機関投資家の動きをなるべく正確にキャッチすることに努めることが、SMCの戦略では大事だからです。
「強者に対する弱者の戦略」
という指針をかなり徹底するのが、この戦略の特徴ですね。
機関投資家が相場に与える影響を最大限利用する、と言えばいいかな。
もちろん、機関投資家のトレードに便乗するようなこともしていくわけです。
価格水準に着目する戦略
↑ヘッダーまで戻るのは手間だと思うので再度載せておきます(^^)b
さて、2つ目です。
2つ目は、展開上、キーになると思われる価格水準を設定して攻めるストラテジーです。
これは、単なるライントレードとはちがくて、基本的には同じ通貨ペアの異なる時間足すべてに水平線を引いていく戦略ですね。
ライントレードで使用するラインには、トレンドラインも含むじゃないですか。
でも、このストラテジーで使うラインは、基本的に水平線のみです。
この記事↑に書いたとおり、水平線って
「機能する度に人々に意識され、ますます効くようになる」
んですよ。
その機能するタイミングごとに、エントリーを積み重ねていくのがこの戦略の特徴のひとつです。
小口取引でも、ひとつひとつのロットが束になることでトレーダーに意識される水準ができあがっていくわけですね。
インディケーターを表示
そして最後は、インディケーターです。
インディケーターを駆使するって意味はつまり、分析段階からテクニカルを使う戦略ってことですね。
冒頭の絵では移動平均線を出していますが、出現させるテクニカルは何でもOKです。
要は、
「トレーダーの助けになるテクニカルを出してそれを頼りに取引を行う戦略」
ってことですね。
インディケーターは便利です。
価格水準だけに着目するわけではないので、トレンド相場でも通用するわけですが、一方でファンダメンタルズが置き去りにされがちという側面もあるのがインディケーター戦略ですよね。
クラシカルなテクニカルを利用するトレードは、ヘッジファンド等の投機筋にとってはもうお家芸みたいなものです。
逆に、最近世に出たようなテクニカルでも、どこかの先進国のメジャーバンクが何かのタイミングで分析のために採用したりすると、急にその当該テクニカルがよく機能するようになったりもします。
比較検証してみる
すでに比較する視点の話に要所要所で触れてきましたが、あらためてこの3つの戦略の比較をしてみます。
例えばSMCではトレンド方向のブレイクをBOSと言います。
SMCではまず、分析を重要視するので、水平線を意識して資金投下する場合よりもトレード機会が少ないですよね。
BOSって、
「Break of Structure」
の略称なんですが、例えばBOSならば、現在の構造をブレイクしない限り永遠にエントリーしないわけなので。
でも水平線戦略も、過去の反転ポイントに引いた水準に再び回帰してこないと使えません。
今回紹介したチャートは、たまたまレンジ相場に近い展開だったので、水平線戦略でエントリー機会が増えるようにも見えますけどね。
もし展開がトレンド相場だったのであれば、その相場で最も
「得をする」
トレーダーは移動平均線を使ったトレーダーだったかな、と。
つまり、3つ目のインディケーターを駆使する戦略で、トレンド系のテクニカルを選択できたトレーダーですよね。
投入ロットとリスクテイク
別視点で考えます。
SMCは、ロットを投入する機会が少ない、且つ少ロットしか投入しない戦略なんですよね。
冒頭の絵でも、SMCは3つの中で
「sell」
の数が最も少ないじゃないですか。
SMCはすでに説明したように、大口機関投資家の裏をとる戦略なわけですが、これは言い方を変えれば、それだけ
「大口機関投資家を怖がる」
トレーディングなんですね。
常におっかなびっくり姿勢というか。
だから、1回のトレード機会で大勝ちを狙いに行かないんです。
より入念に分析をやり切るけれども、資金投下にはわりと消極的なのがSMCってことですね。
刻みで攻めたりロットを変えたり
一方で、水平線戦略は、この点が自身の引く水平線次第となります。
つまり、分析次第です。
分析段階でより多くのトレード機会を想定していくならば、それなりの数の水平線をどんどん引いていくことになりますよね。
インディケーター戦略ならば、設定する数値次第。
移動平均線ならば、25日をとるのか、100日をとるのか、とか。
そういう話になるわけですね。
水平線戦略は、投入してもいい合計ロットを決めておいて、そこに到達するまでは入れるだけ刻みで入っていくイメージ。
都度の投入ロットは、基本的に同数です。
インディケーター戦略であれば、テクニカルへの反応度合いで変えることが多いかな。
冒頭の絵であれば、1本の移動平均線での反転よりも、デッドクロスでのエントリーのほうがロットを増やすイメージです。
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
それぞれに良いところ、悪いところがあるので、一概にこの3つの中でこれが一番良いという結論にはなりませんよね。
一応、最後にまとめておきます。
爆発的には稼げないけど、いっきに負けにくいのがSMCという戦略。
同水準に留まりがちな横ばい相場では、価格水準をキーにするといい。
リスクテイクできるならば、テクニカルで攻める自動売買戦略がいい。
こういうことにはなるかと思います。
ぜひ、一度よく考えてみてください。
例えば、本当はお金を失いたくないという気持ちがとても強いのに、インディケーターのみで勝負するようなことをしてしまっていませんか?
であれば、今回の記事を参考にして、トレードスタンスを修正してみるといいと思いますよ(^^)b
Dakar
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