上昇相場における陰の包み足は転換のサインです。これは、昔から言われているプライスアクショントレードの原則ですよね。ただ、こういうルールは時代と共に大きく変わったりわずかに傾向が変化したりします。包み足に関して言われているのは、どちらかというと後者。ものすごく大きく変わったというわけではないですが、知っておくとためになる話かと思います(^^)
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プライスアクショントレードの掟
陰の包み足のローソク足で売るというのは、比較的良く知られているプライスアクショントレードの掟かと思います。
理屈としては、上昇の途中なのに陰線が出て、しかもそのボラティリティが前のローソク足より大きなものだから、という話ですよね。
すごく理にかなっていて、反論のしようのないロジックです。
包み足のローソク足という表現をする場合は、前のローソク足を
「包んで」
しまうかのような1本のローソク足のことを指します。
包んでいることが唯一の条件なので、その値幅に特に決まりはありません。
後に出たローソク足が、前の時間帯のローソク足よりも大きいこと。
ざっくり言ってみれば、これが包み足という状態が完成するための条件になるということですね。
そもそも包み足って?
もうちょっと包み足になっている状態について書いておくと、包み足って要は2本のローソク足の組み合わせなんですよ。
そこで
「トレンドが転換すると判断する」
ことに優位性がある、と考えられる展開なんですね。
包み足が成立するには、
「1本目のローソク足の高値と安値を2本目が完全に包み込んでいる状態」
で、且つ、
「1本目のローソク足の始値を2本目のローソク足の終値が超えている状態」
である必要があります。
2つ目の条件は、仮に1本目が陽線だったら2本目の終値は1本目の始値を下回っている状態ってことですよね。
トレンド転換の組合せなので。
傾向の変化について
包み足で天井を見極める方法。
上昇の途中で陽線の次の陰線が包み足。
陰線のローソク足全体の長さに対し、実体が3分の2以上ならば転換(左)
つまり、売り。
包んでたら売れというのは昔からのルールですが、実体の長さを見るのが最近の傾向。
買い意欲が旺盛な時は、ヒゲが長いんですね(右) pic.twitter.com/0J7aDRER0b
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 3, 2024
と、いうことで。
以上の話を踏まえて、現代為替相場における最前線の陰の包み足のロジックを共有しますね(^^)
包み足のローソク足が陰線になるパターンは、上のXのポストのとおりになります。
左の絵が推奨、右の絵のようだとダメ、という話ですね。
結論から言うと、つまりこれは包み足になっていたとしても
「実体の長さが3分の2以下で且つ下ヒゲが上ヒゲより長かったら、トレンド継続」
と判断しましょうって話です。
トレーダー目線だと、あくまでそういう話ですね。
つまり、トレードをやめておきましょう、ということではなく、逆にその場合は押し目と判断して買うことも考えましょう、ということです。
実体の長さが3分の2以上だったら、これまで通り転換と判断しましょう。
その場合に留意すべきは、エントリーはローソク足完成後ってことですね(^^)b
下影陰線について
この話、下ヒゲの意味するところがポイントなんですよね。
上の絵を見てください。
この絵は下影のローソク足を説明しているものなんですが、左が陽線、右が陰線なんですね。
ひと昔前までは、下影陰線での買いのエントリーって、あんまり推奨されてなかったんです。
あ、下影っていうのは、単純に下ヒゲが長いってことです。
下影陰線のローソク足って、従来の考え方だとあんまりインパクトがなかったんですよ。
なぜかっていうと、下ヒゲが出てはいるけど、ローソク足としては陰線だからです。
つまり、ひとつのローソク足に
「下ヒゲという上昇示唆の条件」
と、
「陰線という下落示唆の条件」
が混在しているわけですね。
注目!最近の投機筋の動向
ローソク足の勉強。⁰⁰つまり、こういうことですよね(^^)b pic.twitter.com/x2G9DoEwjn
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 24, 2023
でも、現在は下影陰線の後は上昇と考えることに優位性があると考えられるようになってきているんです。
特に、短時間足において、ですね。
そうなってきている根拠として有力な説は、投機筋の戦略の変化です。
AIがすでに稼働し始めている現在の為替相場においては、より足元の相場の変化を拾って戦略を打ち立てていくことが推奨されてるみたいなんですよね。
この考え方でいくと、たしかに下影陰線では
「買い」
ということになりますからね。
このあたりの話は、上のぼくのポストの下段の3つの絵を参考にしてみてもらえればわかるかなと思います。
これらの絵はいずれも陽のカラカサですが、ローソク足を3分割して考えると、足元の価格推移はいずれも上昇ムードになっていることがわかりますよね?
例えこれが下影陰線になったとしても、この話の解釈の仕方は同じです。
彼らはより、最近のトレンドを拾うほうが勝ちにつながると考えるようになっている、ということなんですよ。
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
今回は陰の包み足について書いてみました。
「陰の包み足で売るFX戦略」
ではなく、
「陰の包み足で勝つFX戦略」
というタイトルにしたのは、従来通りの戦略ではなく、あくまで現在の為替相場で優位性を得るための戦略をお伝えしたかったからです。
陰の包み足で売る判断をするのは、簡単です。
条件にあてはまっているチャートを探して、売りで入るだけですからね。
でも、もうちょっとがんばって、実体の長さにまで注目するところまでやったならば、逆に買いで入ることで資金効率を上げるトレードをしていくことができるわけですね。
さきほどのローソク足を3分割して考えてみる話は、例えば15分足ならば5分足3つということになります。
その場合、15分足で包み足が出現しそうならば、より早く5分足に画面を切り替えて、状況を静観するようにしてみるといいですよ(^^)b
Dakar
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