今回は、リスクリワード比を1:2にする前提でシナリオを描いていく上昇トレンド相場でのトレードについて、時系列順にトレーダー目線で書いていきたいと思います。まだ上昇トレンドがつづいていくという相場環境認識ができている前提の話ってことですよね。トレーダー目線で言ってみれば、分析が完了して、いよいよロットを投下していくぞ、という段階まで来たところからの話ってことです(^^)b
ぜひ今日もクリックをおねがいします!ブログランキングに参加しています。Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)
SRゾーンとは?
まず、①ですよね。
まず最初に言葉の確認なんですが、為替のチャートを見るときには、たまにSRゾーンというワードを使います。
これは、サポートレジスタンスゾーンの略称なんですね。
SRゾーンっていうのは、過去のチャート変動からキーになっている価格帯によく設定します。
設定、という言い方にしたのは、このSRゾーンっていうのは、よくTradingviewやMT4のような、トレーディングプラットフォームに組み込む類のものだからです。
テクニカルというより、表示するかどうかをトレーダーが選ぶ、インジケーターのような感じですよね。
当然、SRゾーンは、自身でイメージするだけでもいいのですが、これをいつも表示しておくと、常にトレードをするときにサポートのゾーンやレジスタンスのゾーンを視認できるんですよね。
興味があれば、出してみてください。
これを出すかどうかは、単にトレーダーの好みの問題。
ぼくの場合は、どちらかというとできるだけチャートはシンプルな状態にしておきたいので、これはあまり出さないんですけどね。
今回は、話をすすめていくために、あえてSRゾーンという概念を採用して記事を書いています。
ゾーンをブレイク
それで、今回のSRゾーンについて。
今回のSRゾーンは、レジスタンスゾーンになります。
①なんかは、SRゾーンをブレイクしたあとに再び戻ってきた状態ですよね。
下から上に抜けて、またSRゾーンまで回帰してきた構図です。
まず、その認識が、はじめの一歩ですよね。
ブレイクした、ということは、このチャートは今後、波打ちながらもさらに上昇していくのではないか、と考えることに優位性があるわけです。
この分析までが、この①の段階ということになります。
ちなみにSRのことは、日本語ではよくレジサポと言いますよね。
日本語は、世界標準とは逆なんです。
ぼくは以前、FX仲間からはじめてレジサポという言葉を聞いたときは、新人レジ係の隣でサポートをするスーパーのベテラン店員を思い浮かべてました。笑
レジスターサポート、みたいな語感だなと思ったんですよ。
アルバイト初日のレジ係のサポート役の人かな?、とか思ったわけです。
レジサポって、職場では全く使わない言葉だったんですよ(^^;)
トレンドラインを引く
さて、②に進みましょうか。
②は、トレンドラインを引くという判断をする段階ですよね。
これ、ちょっと
「あれ?」
って思いません?
ここのところは、①と②が逆なんじゃないかと思った人もいると思うんですよね。
でも、この順番については、非常にリアルなところ。
ぼくも、このSRゾーンの認識の後にようやく手を動かしはじめる、というケースのほうが多いです。
これはなぜかというと、SRはすでに過去のチャートから分析が終わってるもので、今、目の前で動き続けているチャートは、当然のことながら現在の状態だからです。
現在の状態にトレンドラインというメスを入れるというのは、言ってみれば
「一歩進んだ分析」
なわけですね。
ここまでくると、この当該チャートの監視頻度はだいぶ上がってきますよね。
トレンドラインは、明らかに相場で意識されているであろう箇所に引くわけです。
損切り水準を決める
スマホでスクロールしながら読んでいると戻るのが手間かな。もう1回冒頭の絵↑を貼っときますね(^^)b
次、③です。
このへんから、いよいよトレーディングへと向かう話になってきます。
③のローソクが動き始めた段階では、このローソク足は下へ下へと落ちていっていたわけですよね?
この時点で、ぼんやりと相場を見ているだけのトレーダーは、ちょっと身構えることになります。
というのは、もしラインを下方向へブレイクしたのならば、売りで入る格好の機会にも見えてくるからですね。
でもここまでの話の流れのとおり相場を俯瞰できているトレーダーならば、毅然とした対応ができるわけです。
なぜならそれは、前提としている相場環境認識が上昇だからですね。
虎視眈々と準備をしていると、今度はローソクは一転して上方向に伸び始めたわけです。
この時点から取り組むべきことは、2つ。
まず、下ヒゲを伴うBullish Pin Bar が完成した段階で投下する予定のロットを、少し多めに設定。
また、SRゾーンとトレンドラインという強力な2つの根拠が交差する水準に、損切り水準を設定。
これらを、流れを見て即判断します。
エンゴルフィンバー
③のローソクができあがることによって、次のローソクが動き始めるタイミングでエントリーすることになった、というのが今回のトレードになります。
今回は、リスクリワード比を1:2にする前提でシナリオを描いていくと決めているので、利確水準はだいたいTPの位置、ということになります。
TPは、Take Profit のことです。
じつは、この③のローソクのひとつ前のローソクと、③のローソクの2本の組み合わせは、エンゴルフィンバーと呼ばれる形状になるんですよね。
上の絵を見てください。
今回の形状は、この絵の左側のほうの形状ってことですよね。
しかも、今回は陽線に下ヒゲまでついたわけです。
ローソクができあがりつつある状態をザラ場監視の体制で見ていれば、ちょうどその始値の水準にトレンドラインが通ることも確認できたわけですね。
また、このかたちは、いったんSRゾーンを上抜けたあとの、プルバックが完了したタイミングとも考えることができたわけです。
その総合的な判断で、比較的思い切りよくロットを投入できた、というトレードですよね、今回の話は。
ちなみに、プルバックについては別に記事↑を書いているので、こちらもぜひ確認しておいてください(^^)b
まとめ
さて、いかがでした(^^)?
こういうトレードなんかは、
「つまりこれは、エンゴルフィンバーで勝つ方法なんだな?」
という認識の仕方をする方がいます。
そういう解釈をしてしまう方は、特にFX初心者の方々に多いです。
でも、こうやって時系列順に追って考えていくと、決してそういう話ではないということがわかりますよね。
なので、今回の記事は、あえてその手のタイトルにしなかったんですよ。
まず、いつものように繁々といろいろなチャートを見ている中で、SRゾーンのブレイクに気づいたわけです。
そこから、自身の作法に従って、エントリーまでこぎつけたわけですね。
SRゾーンのブレイクに気づいた後、今回の場合はトレンドラインを引いたわけですが、これだって、何もそうしないといけないというわけじゃありません。
場合によっては、ラインじゃなくてボリンジャーバンドを出してみてもいいわけです。
でも、今回の場合は、わりとトレンドラインがあからさまに意識されてる相場であるように考えて、②の手順へと進んだわけですね。
ぜひ、こういうトレーダー視点の話を、愚直に受け入れてみるようにしてみてください。
目の前で動き続けるチャートを見て、自然とこういう思考ができるようになれたら、もうその時は初心者状態から一歩抜け出せているかなとおもいますよ(^^)b
Dakar
もしためになったならば、ぜひ今日もクリックをおねがいします!Ctrlを押しながらクリックすると新しいページで開けます👇(^^)