基本的に、ぼくは自信を持てたらもうどんどんロットコントロール込みのトレードをしていってください、と伝えるんですね。これはつまり、自分の勝ちパターンの局面ではもうガンガンロットを増やしていくべき、ということです。稼げるときに稼いでおくことは、いずれ必ず執行することになる損切りトレードへの備えにもなるんですね。なにも負ける時のために勝っておこう、と言うつもりはさらさらないですが、これはトレードを続けていくのなら自然とこういうことにもなってくるんです。なんですが。じつは、ここにFX初心者さんがハマってしまう話が存在するんです。
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目次
FXにおけるロットコントロールとは?
ポンド円スキャルはそろそろ手仕舞い。
ロットコントロールとしては、その分をドル円へ資金投下。#東京時間#リアルタイム pic.twitter.com/M9j8vUjxfj
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) June 12, 2020
単純に資金の出し入れを考える場合、ロットをコントロールするという言い回しは、上のツイートのような意味合いにもなります。
つまり、ある通貨ペアに自己資金を投入して、利確後にまた違う通貨ペアで稼ぎにいく、というような意味ですよね。
こういうのもロット(=自己資金)の運用先を変えて、さらに勝てそうなチャートに照準を定めてエントリーしていく、という意味で、ロットコントロールですよね。
でも、今回の記事では、そういう話よりもうちょっと手前の段階、つまり、
「ロットコントロールをするというのはいったいどういうことなのか?」
という話を展開してみたいと思います。
それはつまり、コントロールをすることで勝てるようになるんですよ、という話をするということではなく、「そもそも論」ですよね。
あえて、勝てそうなのにブレイクイーブンで終わることになるトレードの話なんかも、書いていこうかな。
そうすることで、ロットコントロールの本質的な部分が伝わればいいなと思うので(^^)b
FXのロットコントロール|計画性が大事!
てっとり早く少ないお金を増やすには、複数通貨ペアでのトレードでいかにロットコントロールをしていくか?が重要です。
これは、リスクヘッジの視点というより、
「いかに大胆に振る舞えるか?」
という話ですよね。
ぼくは、そう考えています。 pic.twitter.com/EytcWgjlSv
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) May 7, 2020
トレードで実際に資金投下をする局面においては、計画性がとても大事になってきます。
FXって、うまくいかなくても、自己資金が少ないうちはそれほどダメージを負わないんですよね。
でも、数百万分、数千万分と、ロットが大きくなっていくにつれて、それこそ1回1回のロット量が家1件買えるくらいの規模になっていくわけです。
考えてみてください。
普通は、マイホームを購入するのに、その時の気分だけで決断するなんてことはしないですよね?
夫婦それぞれの実家との距離、通勤距離、生活圏内の治安、駅から近いか、組めるローンの種類などなど、さまざまな諸条件を考えた上で、ようやく決断を下す類のものなわけです。
また、いくら自己資金が少ないうちはダメージが大きくないと言っても、いつまでたっても小さな負けを繰り返していたんじゃあ、もったいないってものです。
小さな負けが繰り返された結果、ふと気づいてみたらその合計額がとんでもないことになっていた、なんて話もよく聞きます。
複利で効率よくお金を増やしていくためには、トレードをはじめる最初の段階から、ロットコントロールについてきちんと学び、これを実行していくことが大事になってくるんですね(^^)
FXのロットコントロール|量的?
買いベースのトレードでリスク1に対するリワードを3にするとします。
このくらいでも、大陽線が出たらわりとすぐ利確することになる展開って多いんですね。
でもこれに、ロットコントロール上の戦略を付加すると、リワードを2倍、3倍と膨らませることは可能。
値幅を抜くだけが、トレードに非ず。 pic.twitter.com/e6BBF3tks3
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) June 12, 2020
じゃあ、ロットコントロールって、具体的にはいったいどんな行為なのか?
この記事のテーマは、ここですよね。
ロットコントロールって、端的に言ってみれば
「自己資金を相場に投下する際の、量的なさじ加減」
です。
量的ってところがポイントですよね。
つまり、上下動するチャートのリアルタイムの価格水準を見る行為ではなく、あくまで自分のお金の制御具合ってことです。
もちろん、ロットのコントロールの仕方も、当然戦略に組み込んでいくべきなんですね。
上のツイートで触れたように、ロットコントロール上の戦略をきちんと練れば、当初描いたシナリオの数倍の利益をもぎとってくることも可能になってくるんです。
こう書くと、ナンピンなんかもロットコントロールのように感じるかもしれませんが、ナンピンはシナリオから逆行したときの対応のひとつなので、ロットコントロールではありません。
具体的に考えてみる
ドル円は、今日の東京時間なんかは全然値幅が出なかったですよね?
ああいうのが、閑散相場なんです。
15銭とれてれば、御の字。
ザラ場見てたら、ロットコントロールのテクニックを身につける必要性はかなり感じれたはず。
中級者は、こういう相場でも淡々と利益を重ねてるんです。#成人の日 pic.twitter.com/M5c9mf3GCn
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 11, 2021
具体的に考えてみます。
たとえばドル円で、時系列順にトレード履歴を並べてみましょうか。
- 10ロットで10銭の値幅を抜く
- 10ロットで10銭の値幅を抜く
- 10ロットで10銭の値幅を抜く
- 30ロットで10銭の値幅分負ける
あくまで例ですが、こんな感じでトレードをしたとします。
これはつまり、合計4回のトレードをしたってことですね。
最初の3回は上昇トレンド相場でコンスタントに利益を積み上げていたのに、気分良くロット上げた途端にチャートが逆行して損切りになった、みたいなトレードです(^^;)
いわゆる高値づかみですよね。
どうでしょう?
実際にこんな経験ある、という人は、多いんじゃないかなとおもいます。
なんと勝率は75パーセント!
勝てました?
特にユロポンが落ちましたよね。
たしか少し前にツイートしてたと思いますが、ユロポンは下目線の分析ができてればロット上げられたはず。
こういうのは、ロットコントロールの勝利ですよね。
お役に立ててたら、よかったです(^^)#下落で勝つ pic.twitter.com/9lc8ONlLOs
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 30, 2020
話をシンプルにするためにすべてのトレードの値幅を同じにしているんですが、この話、ちょっと興味深くないです?
これって、4回のトレードのうち、3回勝って1回負けた、ということなので、3勝1敗です。
なんと、勝率は75%なんですよ。
75%って、だいぶ高いですよね。
例えば、朝のニュースで降水確率75%だったら、その日はだれでも傘を持っていくと思うんです。
洗濯物も干さないと思うんです。
でも、このトレードをした結果、このトレーダーの口座残高はどうなったかというと、4回のトレードをする前と全く同じなわけです。
単純に値幅で考えると、「Break Even」ってチャート上に可視化できるポイントですよね?
いわゆる、同値撤退のラインがそれにあたるわけです。
一方、このロットコントロールの話は、その類の話とはまたちょっとちがうわけですね。
効果的なロットコントロール
FXをするならば、勝率以上に利幅を考えましょう。
利幅っていうのは、値幅 x ロット数ですね。
展開を見抜くセンス抜群のシナリオが描けたとしても、ロットコントロールに失敗してしまうと、稼ぎは1/3にも1/4にも減っていきます。
損切りの仕方も大事ですが、利益の伸ばし方も大事ですよ(^^) pic.twitter.com/VsFG67cHHg
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) October 21, 2020
さまざまな角度からロットコントロールについては考察してみてほしいので、今度は勝率ベースで考えてみましょうか。
たった今書いたように、その場の感情に流されてトレードをすると、勝率が50%を上回っても稼げないことがあるわけです。
でも、この話って、考え方を変えてみると、勝率はお金を増やしていくにあたって、じつはそんなに追及していかなくてもいいってことでもあるんですね。
例えば、今度は5回トレードをするとします。
- 10ロットで10銭の値幅分負ける
- 10ロットで10銭の値幅分負ける
- 10ロットで10銭の値幅分負ける
- 10ロットで10銭の値幅分負ける
- 40ロットで10銭の値幅を抜く
今回のトレードを時系列順に並べると、こんな感じですね。
つまり、今回に関しては、勝率20%のトレードだったわけです。
トレードを考察してみる
リスクリワードレシオについて。
自分で設定した比率を徹底的に守っていくと、トレードを継続していけます。
というのは、常に損切りラインが明確だから。
許容する負けの幅、負けの回数が最初から決まってるから、機械的にポンポンと進んでいけるんですね。
短期でも、プランニング重視です(^^)b pic.twitter.com/IloNmWGkBN
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 8, 2021
この話、どう思います?
繰り返しますが、このトレードに関しては、勝率がたったの20%なわけです。
でも、この5回のトレードをすべて終えた時点で、このトレーダーの口座残高は、これまたトレードをする前と同じになっているわけですね。
もし最後のトレードを、41ロット以上にしていたら、利益が出ていたことにもなるわけです。
今回のトレードも、すべてのトレードにおいて値幅は同じ10銭。
なので、この話をチャート上に可視化してみても、値幅を見る限りはなぜ損失を被っていないのかがわからないトレードになるんですね。
どう考えてみても、
「半分以上負けてるじゃん!」
という話にしかならないんです。
でも、実際に相場に向き合っていたトレーダーとしては、全く傷を負っていないトレードだった、みたいな話。
ロットコントロールって、そういう類の話なんですよ。
FXのロットコントロール|まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
今回の話は、
プロのFXトレーダーの特徴|トレンド相場で買い増すのは鉄則?
この記事↑で書いた、買い増し、売り増しの話につながっていくことになります。
もしまだ読んだことがない場合は、ぜひ読んでみてくださいね。
トレンド相場でロットコントロールをしていくにあたっては、とあるタイミングでロットを増やしていくと、効率的に稼いでいけるんです。
じつは、この上の記事では、そのタイミングについて触れています。
その拠り所は、ダウ理論。
為替チャートって、トレンドの傾向がいったんあらわれたら、一定のタイミングまで継続することがわりとあるわけです。
例えば上昇トレンドならば、安値切り上げのタイミングが非常に重要なポイントになってくるわけですね。
いわゆる、Higher Low です。
英語圏では、HL なんて略称で表現されたりするものですね(^^)b
Dakar
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