ドル円チャート

闇の外へ!どうしてもドル円チャートが気になるFX初心者への提案

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ぼくは、サラリーマントレーダーの方がFXをはじめる時には、じつはドル円トレードからはスタートしないほうがいいと思っています。これ、「え?そうなの?!」と思う方もいるかもしれませんね。なぜとっかかりはドル円ではないほうがいいのでしょうか?

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値動きを本質的に理解しよう

じつは今回の記事は、↓この記事と非常に密接な関係があります。

FX初心者は、まずはドル円でトレードするべきなのか?

この記事で、ぼくは、「多くの人は、変動相場制の中で日々価値が変化する日本円という通貨を本質的には理解していない」という趣旨のことを書きました。

なんかここだけ抜き取るとすごくえらぞうなセリフですね。笑

まぁ、いいか(^^;)

それでですね、その引き合いの話として英語を学びはじめた時のことなんかも書いたわけですが、要は、この記事は、「普段つかってるからって、値動きが理解しやすいということにはならないですよね?」という、ぼくからのちょっと強めのメッセージをしたためた記事だったわけです。

ぼくのブログの記事としては、めずらしくちょっとだけ過激な内容だったかな、と思っています。

本質的に値動きを理解するとはどういうことかというと、ぼくは、これは相対的に相場を分析していくことで得られる結果だと思っています。

このへんはいろいろな言い方があると思います。

少なくとも、ぼくはそう考えている、ということですね。

挑戦無くして成功無し

ドル円だけを見ると決めている人は、意外とご自身のその姿勢を「謙虚さ」の表れだと考えている人が多いんですよね。

初心者なんだから1つのチャートだけでまずは研鑽を積むべきでしょう!という考え方ですよね。

もしくは、単に「1つで十分」と考えているか。

ちょっと行き過ぎているかな、と思う認識としては、「FXと言えばドル円でしょ」と考えている方とも、よくメールでやりとりをします。

この認識は、「そう考えている」という感じではなく、「そう思い込んでいる」という感じなんですよね。

ただ、そういう感じであったとしても、正しい方向転換ができるようになるまでの時間は、前述の「謙虚な人」のような場合とあまり差はないんですけどね。

むしろ、そういう場合は、広い為替相場という舞台への認識が希薄なだけなので、お伝えしさえすれば、けっこうさくっと方向転換ができたりします。

わりとご自身の哲学を持っている「謙虚な人」にパラダイムシフトを起こしてもらうほうが、大変だったりするんですよ。

1円はユーロ換算で今いくらか?

このツイートで言っている「先日つぶやいた為替レートの話」っていうのは、表示方法絡みの話です。

日本国内では、例えばユーロ円ならば、「1ユーロ=~円」という表示の仕方になりますよね?

このような表示方法を、自国通貨建て為替レートと言います。

為替レート表示は、基本的には自国通貨建て表示なんですね。

つまり、この話で考えれば、ヨーロッパでは「1円は何ユーロなのか」を考える視点が存在するということです。

これはあくまで両替をするときの話なので、機関投資家のディーリングは、やっぱりユーロ円チャートが世界標準ではありますけどね。

でも、円ユーロチャートや円ドルチャートも存在する。

このことは、頭の片隅にぜひとどめておいてほしいことです。

ちなみに、ユーロドルチャートは、「1ユーロが何ドルなのか」を示すチャートなわけです。

なぜドル円オンリートレーダーが増えてしまうのか?

なぜ個人FXトレーダーにはドル円onlyのスタイルが多いのか?

これに関しては、じつは明確な原因があります。

それはずばり、「ドル円に関しては日本語で説明されているから」です。

日本語で説明されている為替の話は、ほぼドル円だから、とも言えます。

これ、なぜだと思います?

東京外国為替市場のニュース

これは、FX以前に、実需的な事情ですよね。

法人格が、個人取引が解禁になる遥か前から、東京外国為替市場の値動きを逐一チェックしているわけです。

日本においては、そういう確固としたベースがある中で、ようやく1990年代に個人にもFXという方法で為替相場に参戦する道が開かれたわけです。

それ故に、明け透けに言ってしまえば、FX会社が相場を説明するために一番てっとり早かったのが、ドル円の説明だったんですよ。

テレビをつければ、一定の需要があるが故に、毎日東京外国為替市場のニュースは流れていたわけです。

ドル円の説明がカネになる

そもそもFX会社は口座を開設してもらうための参考情報として為替相場を説明しているだけです。

チャート変動の説明はFX会社の営利活動の主目的ではないんですね。

だから、とりあえず手早く資料がかき集められるドル円相場の説明を中心に幾多のトレード技法の説明まではじめた。

その過程で、ユーロドルやポンド円の説明が注目を集めた時期もあったようですが、やっぱり現在も安定して顧客獲得に貢献してくれる話は、ドル円の話みたいなんですね。

「だから」ドル円の話だけが、世間にこれほどまでに広まっているわけです。

覚えておきましょう。

為替相場は、決してドル円を中心にまわっているわけではありません。

まとめ

どうでしょう?

そろそろここらで、「FXとはドル円である」という方程式を、壊してみませんか?

一度自分の固定観念を壊してみることで、視界がパッと広がった、なんて経験は、きっと今までにも1つか2つくらいはあったはずです。

多くの場合、現状から抜け出す気にはならないのは、「向かう先」が不明確だからですよね。

でも、「ドル円だけ見る」という状況から、視点を変えて向かうべき方向は決まっているわけです。

それは、ドルストレート全体の監視ですよね。

ドル円相場って、ちょうど欧米のトレーダーが投機的に参戦しやすい相場なんですよね。

NY時間のちょうど裏側で、世界平均から考えれば、相対的にボリュームが少なくなっている。

個人FXトレーダーのような、「素人同然のカモ」がかなり豊富な資金量で参戦している。

アジアナンバー1の経済大国なのに、実需筋のトレーディングが驚くほど前時代的。

このへんが、投機筋の戦略が今でも成り立ちやすくなってしまっている要因です。

その相場だけに、これからも挑み続けますか?

わざわざちょっとむずかしい相場に、こだわりつづけます?

この命題の解決には、個々の判断が求められますよね。

Dakar

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