相場は基本的に上下動を繰り返しながら動いていますが、大きく見たとき、一定の方向を目指して動いていることがあります。
これをトレンド相場と言います。
上を目指して動いている相場をそのまま「上昇トレンド」と言い、下を目指して動いている相場を「下降トレンド」と言います。
今回はトレンド相場におけるライン引きについての話です。
トレンドラインは、イメージするだけではなく実際に書くことがとても大切なんですね。
このことについてはこちらの記事に書いていますのでぜひ合わせて読んでみてください👇
トレンドラインや水平線は実際に書け!自らの記憶を呼び覚ますため!
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トレンドラインは高値や安値を繋ぐだけ
トレンドラインは、高値や安値を繋ぐだけで、他に特に決まりはありません。しいて言えば、「多くのトレーダーが引きそうな所に引く」のがポイントになります。
分足、時間足、日足のどれを使ってもOKで、表示されている期間の高値や安値を繋いで線を描くだけです。
相場環境を正しく認識した上で引くトレンドラインはトレードをする上でとても頼もしい味方になってくれます。
やはりトレードの真骨頂というのはトレンド相場におけるトレンドフォローであり、トレンド相場においては波に乗っかりさえすれば非常に時間効率の良いトレードができるんですね。
上昇トレンドライン:支持線
チャートが上向いている際にロウソク足の安値を繋いだ線を上昇トレンドラインと言います。
ライン上で何度も反発しているとここに何かあるように感じますが、ラインに当たる時の価格が投資家に意識され、多くの人がそこで売買することで反発しやすくなっているだけです。
短期チャートよりも長期チャート上でのトレンドラインの方が信頼度が高くなり、日足や週足でのトレンドラインは多くの投資家が意識するポイントです。
上昇トレンドラインは安値を繋ぐので、サポートラインを書くことになります。
サポートラインというのは日本語でいうと下値支持線と言います。
底値圏で下落する値段を支えている価格帯のことですね。
下降トレンドライン:抵抗線
逆にチャートが下落している際にロウソク足の高値を繋いだ線を下降トレンドラインと言います。
一つのチャート上にいくつもトレンドラインは引けますので、その時にどのラインが機能しているのかを見極める必要があります。
この点ですが、あまり引きすぎるといざトレードをするときにどれを頼っていいのか不安になってしまったりします。
基本的にはトレンドラインは自由に何本も引いても構わないです。
でも同じチャート画面上に引くトレンドラインは多くて4本くらいが限度だとぼくは感じています。
このへんは個人差があるんですよね。
1本目がなかなか引けない人もいます。
そういう人はわりと几帳面な方が多くて、すごくきちんとしたトレンドラインを引きたがる傾向があったりするんですよね。
あまり几帳面すぎてトレードチャンスを逃してしまったら本末転倒です。
ライン引きは手段であって目的ではありません。
時々刻々と変化する相場環境に置いていかれないように、スムーズにトレンドラインを引けるように訓練しておくことも大事です。
トレンドライン上ではダマシも有り
この時は、下降トレンドラインの下で4回跳ね返っていますね。
線は、足の実体部分を繋いでもヒゲを繋いでもいいのですが、ヒゲを元にする人が多いようです。
ラインにタッチして反発する場合、ラインにタッチする前に反発する場合、一度ラインを抜けてから反発する場合があります。
何度も跳ね返されているラインは強いラインになるので、次にそのラインに近づくと注文が多く入ります。
また、そうなってくるとそこを狙って一度ラインを割らせ、ストップを狩ってから反発することも多いです。
いわゆるダマシというやつです。
何度も機能しているトレンドラインでも、毎回きれいにライン上で反発するわけではないことを憶えておきましょう。
ちなみにブレイクも当然ありえるんですが、その場合の話はこの記事の趣旨からズレてしまうのでここでは言及を避けます。
たとえば損切り発動を利用したトレード方法などですね。
FXのトレンドライン まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
ちなみに前提となるトレンド相場とレンジ相場を見分けるという作業に関しては、そんなに難しいことではありません。
もし難しいと感じるようであれば、チャートを見る時間を増やして相場観を養いましょう。
そしてトレンド相場において、高値と高値、安値と安値を結ぶトレンドラインを実際に積極的に引いてみて、そのラインに対しどのように2つの相場が切り替わるかを注意深く見てみるといいでしょう。
「こうなるとレンジ相場はトレンド相場に転じる」、「レンジ相場が終わる(ブレイクする)時にはこういった予兆が見られることが多い」などといった相場のクセみたいなのがあるものなんですよ。
もちろん、「トレンド相場からトレンド相場に移行する」ということだってあります。
これは上昇から下降へ、もしくは下降から上昇へということですね。
注意深く相場監視を続けていれば、こういうクセがだんだんと見えてくるようになります。
そうなると、今後の相場の動きの見通しが立てやすくなり、より戦略的にトレードを行っていくことができるようになるとおもいますよ(^^)
Dakar
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