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ドル円チャートの特徴|USDJPYの本質とFXトレードのコツ

投稿日:2017年2月16日 更新日:

ドル円チャートは多くの国内トレーダーが注目しているレートです。

アジアナンバー1通貨と基軸通貨の組み合わせということで、時差もちょうど良い塩梅なんですよね。

なにがちょうどいいか?

まずはそのへんから書いていきましょうか。

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ドル円の概略とFXに興じる日本人について

国内のFX個人投資家の実に8割近くが売買する主要通貨ペアがドル円です。

為替取引全体で見るとユーロドルが全体の24%、ドル円はそれに次いで18%程度のシェアを誇っているんですね。

でも、国内のFXの世界では圧倒的な取引量を誇る極めて特殊な通貨ペアとなっているのがこのドル円なんです。

FXという証拠金取引のうちなんと57%が日本人の個人投資家であることから、ドル円は為替取引全体では個人投資家の売買動向に大きな影響を受けるようになっています。

市場全体としても日本の個人投資家の動きを無視できないところまで来ているんですね。

国内のFX業界はドル円の相場が動けば非常に取引ボリュームが膨らむことになり、活況を呈します。

でもひとたび膠着状態に陥ると途端に取引ボリュームが減少するというきわめて特殊な状況におかれているんです。

東京時間では日本人がドル円チャートを動かす

冒頭の、時差がちょうどいい塩梅だという話はこのあたりの理由から言及した話題です。

つまり、ドル円は日本に住んでいる個人投資家がよく取引をするので、東京時間では日本人がチャートを動かすイメージなんですよ。

自国通貨と基軸通貨のペアだからですね。

一方、NY時間では米ドルが主導権を握ります。大勢は当然アメリカ人です。

要は1日24時間の流れの中で、ほぼ半分ずつペアを為す通貨への注目度が上下するんです。

それだけに証券会社は各社ともにドル円をベースとしたプロモーションは熾烈なサービス競争を行っているんですね。

スプレッドも極めて狭い設定をする業者が多いことから個人投資家にとってはますます取引しやすい環境が構築されている状況にあるんです。

世界的に見てもこうした偏った取引市場を形成しているのは日本だけで、非常に特殊なマーケットになっていることがわかります。

時間帯ごとのドル円チャートの推移

つまり、ドル円の特徴のひとつは取引時間帯が変わるとセンチメントが大幅に変わることがある点だということができるんです。

東証のスタート時間である朝9時から本格的に取引がはじまると日経平均と連動した動きが強まります。

9時55分に仲値が決まり、その後の取引が活発化する10時半ぐらいまでが1つのピークタイムとなります。

午後の時間帯は一旦大きく動かないことが多くなりますが15時の引けにかけては急激な動きになることもある状況です。

ロンドンの始まる夏時間の午後4時以降は流れの変わる大きなポイントとなります。

いわゆるロンドンの猛者たちによるアジアへの仕掛けです。

主要プレーヤーの変化と翻弄されるドル円

これはインターバンクのロンドン勢が意識的に行っているものです。

どうもロンドン勢はアジア勢、とくに日本の個人投資家がすんなり利益を上げられないようにそれまでの動きとは逆に相場を展開させることが多いんですね。

この時間帯に個人投資家が思わぬストップロス狩りにあったりすることもしばしば起こります。

これは言葉を選ばずに言えば、金融に強いロンドン勢が金融後進国のアジアを食い物にしているということです。

そしてロンドン勢は午後8時過ぎまでは結構暴れまわることになりますが、NYタイムの前までに一旦動きが収まる傾向にあります。

NY勢の登場とドル円トレードのキモ

その後はNY勢が参入しはじめる午後9時過ぎにさらに動きが変わることが多いです。

NY勢は米国の株式相場や債券相場を睨みながら売買をすることからここでもセンチメントが微妙に変わることになるんです。

通常は同じ通貨では同時期には一定のトレンドがでているのだから、日に何度もセンチメントが変わるということは理解しにくいものですよね。

なぜ変わるのでしょうか?

つまりこの問いに対する答えは、「主要なプレーヤーが変わるから」ということなんです。

これがドル円の特徴のひとつなんですね。

であれば、自ずとドル円でトレードするときの心構えが見えてきます。

たとえばスキャルピングであれば、東証の寄り・引けの時間、アメリカ市場の寄り・引けの時間がひとつのトレードチャンスになるとおもいませんか?

ドル円チャートの特徴 総括

さて、いかがでしたか?

ドル円は他の通貨ペアに比べると1日の上下幅は比較的少なく、リスクという点でいうと比較的安定感のあるものとなっています。

しっかりした資金管理をして正しい相場環境認識が常にできていれば、そこまで大きな損失を出すことはないとおもいます。

日本語の為替情報が一番入手しやすいのもドル円ですからね。

ドル円のぼくのおすすめのやり方は、東京時間での秒スキャと、トレンド相場におけるスイングトレードです。

特に円相場に対しての認識に自信が持てるときは東京時間に資金を集中投下します。

このスタンス、平日にトレードできる場合はけっこうおすすめですよ。

ぜひやってみてください。

Dakar

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