この記事は
の記事のつづきです。
シリーズ記事の、最終回になります(^^♪
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目次
主婦の方々の上達を祈念して
前回の記事でのアナウンスのとおり、このシリーズ記事はこの記事をもって終わりにさせていただきます。
昼間、トレードをすることが多い主婦FXトレーダーの方々には、ぜひ何かしらのヒントを得て読み終えていただけたらなとおもいます。
何を書いたとしても、最終的には、読んだ個人それぞれの解釈が実践されていくことになります。
ぼくの意図している真意が、伝わっていればうれしいです。
昼間のドル円チャート
さて、残るドル円チャートは2つでしたね。
まずはこの2017年6月2日の15分足チャートです。
このチャートにおいて、なによりまず目に飛び込んでくるのは、夜の下落ですよね。
この下落は、この日発表された米雇用統計の結果を受けてのものでした。
でも、このシリーズ記事は、昼間に「主婦FXトレーダーが稼ぐ方法」です。
なので、朝9時あたりの大陽線に注目してみます。
雇用統計は無視して見てみる
6月1日、2日ドル円 15分足チャート 夜19時まで
上のチャートを見てください。
元々のこの日の15分足チャートを、夜7時くらいまでに区切って見ると、このようになります。
どうでしょう?
中央少し右寄りの陽線が、注目すると書いた6月2日朝のローソク足ですね。
MT4を含む多くのチャートが、自動的にローソク足が画面いっぱいにおさまるように収縮するような設定になっています。
このように時間を限定してチャート分析をしたいときは、その区間だけを表示してみることをおすすめします。
見えてくる世界がかわってくることが多々あるので。
朝9時は何の時間か?
で、ですね、この6月2日朝の大陽線です。
この大陽線はだいたい朝9時頃に出現しているんですよ。
この時間が何の時間かわかりますでしょうか?
「夫が仕事をはじめる時間だ!」と感じた専業主婦の方、それはちがいます(^^♪
株式市場とFX
これ、朝の9時が何のことかというと、東京株式市場がはじまる時間なんですね。
投資家の方ならば常識的なことです。
が、この記事を読んでいただいている主婦の方々は、必ずしも熟練のトレーダーの方ばかりではないので、そこは変に落ち込む必要はありません。
ここでは、へぇー、そうなんだ、程度に思っていただければとおもいます。
日経平均に連動する為替
この日は週の最終日なんですよね。
週の最初とか最後っていうのは、概してこういう「大きな動き」が出現しやすいということが、まずあります。
それと、単純に、株式市場との連動、という材料ですよね。
為替相場は24時間動いています。
なので、世界中で、「そのとき起きている人たちの国」が稼働していれば、その国の株式市場との相関には注目しているべきなんです。
これは相場環境認識の話のひとつでもありますね。
つまり、「為替相場と株式市場の連動に着目する」ということです。
実際に、この日の日経平均は、寄りから大幅に上昇しましたからね。
参考までに同じ6月2日の日経225の15分足チャートを掲載しておきます。
クリックすると時間軸が下の方に表示されていますが、このチャートはGMTのため、日本時間はこの時刻より6時間ほどすすめて考えてください。
好きな四字熟語は定時退社
もちろん、ぼくも職場でこの国内の株式市場をウォッチしていました。
こういうとき、現場に合わせて朝早く出社(=8時始業)するメーカのサラリーマンは有利です。笑
定時は5時。
飲み会の時間も長くとれるので(^^ゞ
まぁ、もうここ数年、定時退社はめったにできなくなっているんですけどね(*_*)
・・・話がそれましたね。
次、見ていきましょう。
次で最後のチャートです。
最後のチャート
最後はこのチャートですよね。
例の、「10:00」のメモを書いておいたチャートです。
このシリーズ記事を最初から読んでいないからよくわからない!という方は、ぜひ☟こちらの記事からスタートしてくださいね。
6月第2週の金曜日
このチャートの日は6月9日金曜日です。
つまり週の最後の日という点で、さきほどの雇用統計の日と同じ曜日です。
その同じ金曜日の同じ9時という点に、まずは注目していきます。
この日も、ちょうど9時頃に比較的大きなローソク足が出現しているんですよね。
この日は陰線です。
明日は10日!
さて、この6月9日金曜日については、もうひとつ気を配っておくべき点があります。
それは、「明日が10日」という点です。
9日なんだから翌日が10日なのはあたりまえだ!という声が聞こえてきそうですね。
が、これは為替トレーダー、特に昼間にドル円でトレードをする方には、ぜひ知っておいてほしい話なんです。
仲値公示と土日
すでに読んでいる方も大勢いるとおもいますが、今一度こちらの記事を読んでいただけますでしょうか?
この記事の小見出しで、
その日の相場環境と仲値公示
という項があります。
その中でさらりと書いているんですが、「5・10日が土日の場合はどうなるか」ということが、じつは「注目ポイント」なんですよ。
支払いの重複について
くわしい話は別の記事にゆずりますが、実需為替取引の慣例である5・10日の決済というのは、土日や祝日がからんだ場合により顕著になる傾向があります。
この要因のひとつとしては、「支払いの重複」という点が挙げられます。
実需為替って、その名の通り必要があって行われる為替取引なので、あまり時間的な余裕がない場合も多いんですよ。
たとえばメーカの場合、メンテナンス部門をかかえる会社はこの傾向が強いです。
新しく商品を購入する人は毎日あらわれるわけですが、メンテナンスは納入期限がつきものです。
たとえば、即日修理対応!という商品・製品があったとします。
その商品・製品を受け取った当該会社は、納期を守るために、即修理をしなければならないわけです。
実需為替取引の実態
この点、いくら5・10日の決済が多いと言っても、あくまで「比較的多い」という話なんだということがわかるんじゃないかなとおもいます。
具体的に書いてみれば、円を米ドルに換える総量として、6月6日は100万円分、6月7日も100万円分、6月8日も100万円分、6月9日も100万円分、6月10日は300万円分、みたいなイメージですよね。
今回の場合、6月10日は土曜日で為替取引が不可能なわけです。
企業は基本的に、過去の売上データを保存しています。
なので、この季節のこの時期はだいたいこのくらい売り上げがある、という数字は予想できるわけですね。
つまり、この場合は、6月10日が土曜日であるのを見越して、いつもの分に加えて翌日分も金曜日に為替取引をしておくということがけっこう多いんですよ。
しかも、たとえば家電量販店とかであれば、土日ってモノがよく売れる曜日です。
300万円のところが、500万円、1,000万円、となるような会社もたくさんあるわけです。
ちなみに、前述のベースで為替取引金額を考えると、6月8日まで毎日当日に100万円分しかドル円を買い切ってなかったのに、6月9日だけ400万円分買い切ることになります。
これがさきほど書いた、「支払いの重複」という言葉の意味するところですね。
相場環境認識を深めよう!
つまりですね、まとめると、この日は、「朝9時に日経平均が下落したことに反応したドル円チャートが、本邦企業の実需為替取引の影響で、仲値公示の時間に上昇した」日なんです。
チャートのかたちから考えても、この日に一度東京株式市場がはじまる時間に下落したタイミングで、そのあとの「切り返し」を予想することは、案外容易いわけです。
これは、きちんとした相場環境認識があれば主婦FXトレーダーの方でも十分可能なトレードなんですよ。
修繕案件の支払い
メンテナンスの話についてですが、ちょっとだけ具体的な商品・製品の話もしておきましょう。
メカにくわしい方はピンとくるかもしれません。
たとえば、摩耗する箇所の取り換えなんかは、日常茶飯事なわけです。
その修繕部品の支払いが米ドルでなければならないとしたらどうでしょうか?
日本の会社が米ドルで支払うという話なので、当然、当該チャートはドル円です。
これが、とても安価で流通量の少ないモノであれば、為替相場に対するインパクトはそれほど大きくはありません。
でも、高価で流通量がものすごく多いモノ、一品ものでとても高額な契約案件のモノ、である場合は話がちがいます。
製造業と実需為替取引
ものづくり大国日本のお家芸はどんな分野でしょうか?
その分野における修繕部門で購入量が多いものは何でしょうか?
その中でも、国内で産出できず、輸入に頼らざるをえないものは何なのでしょうか?
さらに、その中でも、支払い通貨が米ドルやユーロなどに限定されるものは何なのでしょうか?
いろいろな業種を総括した全体観については、さすがにぼくもわかりません。
が、このへんは、ぼくの業種に関してはいつかメルマガで書いちゃおうとおもっています。
まだぼくの無料メルマガに登録していない方はぜひ登録しておいてくださいね。
最近、内容を高く評価していただくことが多く、ぼくもさらにがんばってメルマガを書いていこうとおもっているところなので。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
「主婦FXトレーダーが稼ぐ方法」のシリーズ記事はこれにて終わりです。
ちょっと長めのシリーズ記事でしたね。
ぜひ主婦FXトレーダーの方々には、このシリーズ記事で書いた3つの「主婦FXトレーダーへの助言」を、もう一度読み返すようにしてください。
その3つが、ぼくのこのシリーズ記事における、主婦FXトレーダーへ向けたメッセージです。
このメッセージをキーに、関連するこのブログの他の記事を読み進めていってみる、というのもアリですよね。
というより、むしろそれをおすすめします。
ぜひ、いろいろと試行錯誤を重ねて、昼間に安定したFXトレードができるようになってください。
そうなれれば、夕方お子さんに「おかえりなさい」をいうときも、ちょっとホクホクした感じで言えるかも。笑
Dakar
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