さて、今回は日本人のFXトレーダーに向けて記事を書いてみようと思います。いつも日本語で書いているくせに何を言ってるんだ!と言われそうですが(^^;)でも、記事内容としては、ちょっと日本人に特有の「クセ」について触れていく感じなんですよ。その内容というのは、ずばり「下落相場」についてです。今回のテーマには、心理的な側面が深く関係しているんですよね。メンタル絡みの話になるかな。ではでは、とにもかくにも、書き進めていくことにしましょう(^^)!
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下落するということについて
下落相場で大衆心理を利用して勝つ方法。⁰⁰まず、大きな上ヒゲを確認。⁰⁰その後、上値が重くなった局面で再度上ヒゲ確認→売り。
続く過熱感(短いローソク足の連続)より、単発でも長いヒゲのほうがより利用価値有り。
これは、チャートを見てディーリングする人間が多い相場で効果的かな(^^)b pic.twitter.com/JKdZllsSIl
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) October 3, 2023
ぼくは、たまにこんなことなんかもSNSでつぶやいています。
天井を判断し、売りで入る際の目安としては、長い上ヒゲも有効ですよね?
このことについて考察していくと、長い上ヒゲが出た後の大陰線で売るのも、戦略のひとつと言えるんですよ。
これは、天井を形成し、もうこれ以上の上昇は見込めないというタイミングで上ヒゲが出現。
それを見て売る相場参加者が多い、ということでもあります。
ただ、こういう話を知ってほしいのは、何も
「だからこういう局面をがんばって見つけましょう!」
とか思っているからじゃないんですよね。
下落でも戦ってほしい
じゃあなんでこんなつぶやきもするようにしているかというと、それはシンプルに
「下落でも怖がらずに戦ってほしいなぁ」
と常日頃からぼくは思っているからです。
FXを教える時にこのことを伝えると、
「じゃあ具体的にどうやってやるの?」
的な話になることも多くて。
それで、そういう時に例として挙げる話として、上のつぶやきのような戦略をお伝えしたりしてるんですよ。
ただ、それでもどうしても手が動かないということも多いんですよね。
はじめては株取引
戦略のさらなる具体像、例えばロットコントロールとか通貨ペアの選択方法とかまでお伝えしても、エントリーができない。
これ、どんな要因からなんだと思います?
ぼくは、この話に関しては、心理的な側面がかなり深く当該トレーダーに影響しているんじゃないかと思うんですね。
国内では、チャートを見て取引をするという経験をはじめてするタイミングというのは、株取引であることが多いんです。
このことが、とても大きく影響している話なんじゃないかと思っています。
まず、カラ売りについてです。
株取引で売りで入るのって、つまり信用取引ですよね?
株取引指南の常套句
下落で勝つことへのモチベーションについて。⁰⁰わりと、気づかないうちに避けがちなのが、下落でのエントリー。⁰⁰例えば、デッドクロスも積極的に狙ってますか?⁰⁰無意識的にそのタイミングを素通りしているならば、それはただの機会損失。⁰⁰爆発的な利益率を叩き出すことは、できません。 pic.twitter.com/OjprVfbNgm
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) November 7, 2023
買いで入る時は現物買いという選択肢もあるわけですが、売りで入るならば必然的に
「信用取引のカラ売り」
になるわけです。
株の信用取引でカラ売りして、もし相場がどこまでも上昇していってしまった場合は、損失額が青天井なんですよね。
一方で、買いで入った場合はどんなに損失を被っても、ゼロ以上に下がることはない。
だから、売りで入るよりは買いで入るほうが安全。
こういう指南というのは、株取引においてよく聞くものです。
「カラ売りなんて、初心者は絶対やっちゃダメだよ」
という話ですよね。
シアターシンドローム
あと株取引についてもうひとつあるのは、シアターシンドロームの話です。
出入口がひとつしかない映画館があるとします。
映画が上映される前に来場者が映画館に入っていく時って、みんなそれぞれです。
早めに座ってポップコーン食べてる人もいれば、わりとトイレが並んでて映画館に入るのが上映時間ギリギリになる人もいますよね。
そうして満場になったこの映画館で映画がはじまってちょっと経ったときに、誰かが突然、
「火事だ!逃げろ!」
と言ったとします。
この場合、みんなが出入口に殺到することになりますよね。
これが、シアターシンドロームです。
非常口はEXIT
FXで転換のシナリオが描けた時の戦い方ですが。
エントリーのタイミングをゾーンで考えるのもひとつの手です。
こういう時は、エントリーは刻み。
ナンピンの許容度は自己資金比率から判断。
ボラティリティが大きくなってきている場合の戦略ですね。
下落に転じる時、特に使えます(^^)b pic.twitter.com/FSODj3AOLR
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) February 5, 2024
株の相場では、このシアターシンドロームが起きやすいわけですよ。
この話は、映画館の出入口に、入場者と退場者をカウントする人が常に立っていると仮定するとわかりやすいですよね。
映画館内を東証、入場者をお金だとすると、資金投下は、だんだん緩やかに行われるわけです。
でも、何か悪材料が出た時のExitは、もうそれはそれは早いわけですね。
相場参加者の資金の出し入れは、Entry、Exitとそれぞれ表現されますが、この話においてはExitの概念がわかりやすいですよね。
非常口のマークに書かれているのが、EXITという単語ですからね。
縦軸を映画館内の人の数、横軸を時間にして折れ線グラフを作成すると、この例では、ある瞬間に突如急落するかたちのグラフができあがるわけです。
FXの場合
たしかに、株取引におけるカラ売りには一定のリスクが伴いますし、シアターシンドロームだって株の相場にはけっこうあてはまります。
じゃあ、FXの場合はどうなのかって話ですが、これは全然ちがうんですね。
まずカラ売りについては、FXはそもそもが証拠金取引で、且つロスカットの発動が基本的なルールです。
損失額が一定の水準にまで到達した場合は、ポジションが買いでも売りでも強制的に損切りを敢行してくれるんですね。
それから、シアターシンドロームの話については、取引通貨と決済通貨の2つの通貨の関係性で成り立つ為替チャートにおいては、常に可能性は五分五分になります。
これはどういうことかというと、つまり日本円に悪材料が出たら日本円が急に売られるし、米ドルに悪材料が出たら米ドルが急に売られるってことですね。
だから、この話をドル円チャートにあてはめれば、急騰する可能性も急落する可能性もあるってことです。
為替チャートは株のチャートとちがい、どちらかというと急落の可能性のほうが高い相場状況にはなっていないということですね。
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
つまり、FXでは
「下落だけを怖がる意味はない」
ってことですよね(^^)
そもそもですが、シアターシンドロームの話は株取引においても、エントリーすればより時間効率が良いトレードができるってことですからね。
FXでは、予期せぬ急騰の可能性と予期せぬ急落の可能性は五分五分なのだから、むしろ買いで入るのと同じくらい売りでも入っておかないと損ですよね。
売りでも入ることを覚えてしまえば、
「いつになったら反転して上昇するんだ!」
なんて思ってしまうことはなくなるわけです。
それから、強制ロスカットのルールについても、一度よーく考えてみてほしいなと思います。
株取引でカラ売りが怖いっていうのは、つまり永遠につづいていきそうな追証のイメージじゃないです?
FXでは、基本的には追証はないです。
そんな心配は、しなくていいんですよ。
つまり、株取引を勉強した際に学んだ、売りは怖いという感覚は、FXにまで持ち込む必要は無いってことです。
心理的にやりにくいロスカットを自動的に発動してもらえるんだから、必要以上に売りでのEntryだけを怖がらなくてもいいんですよ(^^)b
Dakar
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