今回は、ドル円を動かす人、組織に焦点をあててつらつらと記事を書いてみたいと思います。動かす、というのは、操る、くらいのニュアンスですね。だから、URLもマリオネットとしました。でも「操る」まで行っちゃうとちょっと激しすぎる表現かなと思ったので、タイトルとしてはちょっと手前で止めて「動かす」です。ドル円は米ドルと日本円という2つの通貨の材料で上下動するチャートですが、今回は日本円だけに言及する内容としたいと思います(^^)b
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日本銀行に関して
BOJのトップは、常に与党の人物精査を経て決められてるんですよ。⁰⁰政治家に可愛がられてないと、日銀総裁にまで登り詰めることはできないってことですね。⁰⁰政治的手腕も問われるのが、日本銀行の親玉ってこと。⁰⁰#一度なっちゃえばOK⁰#ドル円を動かす人たち pic.twitter.com/d3qzwo6IGY
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 25, 2024
まず、日本銀行についてです。
日銀のトップは、時の与党によって決められるんですよね。
日銀は、日本の中央銀行です。
日銀が中央銀行としての役目を果たそうとすると、その結果としてドル円が動くことになることが多いわけです。
この点、まず注意すべきなのは、日銀という組織の判断は、円相場を変動させることが目的の時とそうでない時、どちらもあるということかな。
何も、日銀のすべての政策が、円相場のコントロールを意図しているわけではないということです。
このあたりの話は、この記事↑の
「癒着する政治家と製造業」
という項に貼ったぼくのつぶやきを見てみてください。
じつは公開市場操作は、政治家が行うことも多いんですね。
常にドル円変動が目的なのか?
一般の会社の社長は、取締役会か、株主総会で選任されます。
でも日本銀行は、
「日本銀行法」
に基づいて作られた認可法人。
一般の会社とは違って、総裁を選出する際は政府が人事案を国会に提出。
その後、衆議院・参議院の両院の同意を得て任命されるんですね(^^) ⁰⁰#ドル円を動かす人たち pic.twitter.com/IYHmXGeEWL
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 18, 2024
多くの場合、足元の日本円の価値を判断するのに用いる為替レートはドル円です。
だから、日銀が為替レートを操作する時は、常にドル円だけをターゲットにしているようにも見えるわけですが、このあたりも根本的なところをおさえておくことは大事です。
例えば、ユーロ安の状況が続き過ぎると、ユーロ圏との取引が多い民間企業や金融業界からちょっと不満が漏れ伝わってきたりもするわけですよ。
これは、永田町までってことです。
そういう場合、政治家が日銀に軽くコンタクトしておくなんてことも起こるわけです。
この場合は、ちょっとした円安誘導的な為替介入を指示するような流れですよね。
このケースの円安誘導は、一時的に
「ユーロ円チャートを上昇させる」
ことが主目的なわけですが、中央銀行が行うのは当然自国通貨に関わる政策なので、
「ドル円も反応することになる」
わけですね。
為替介入と情報管理
為替介入とは、中央銀行が自国通貨価値を安定させるために行う為替取引のことです。
具体的には、実際の為替相場で大量に通貨を売ったり買ったりすることですよね。
短期間で大きく値が動くと、その国の経済に悪影響を及ぼすため、政府当局は為替介入によって相場を安定させようと画策するわけです。 pic.twitter.com/wDzEOQfJX8
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 22, 2024
為替介入時の情報管理は、かなり徹底されています。
くわしい管理方法は明かされていないので誰もわからないんですが、その目的は明らかですよね。
もちろん、情報漏洩によってさまざまな
「不都合なこと」
が起こるのを未然に防ぐことです。
FXトレードによる利益享受なんかは、その最たる例ですよね。
このあたりの話は、JRAが騎手に、控室へのスマホの持ち込みを禁止しているのと同じ理屈ですよね。
ジョッキーの場合は、騎乗日の前日に全員セーフティーボックスにスマホを預けなければいけないルールがあるそうです。
日銀も、そんな感じなんでしょうね。
金融政策決定会合のメンバーのひとりがSNSで
「今会合中!円安誘導賛成が多数になるっぽい!」
とか暴露しちゃったら、大問題ですからね。笑
他言無用!値動きを誘発する組織
言ってしまうと、東京時間のドル円の値動きを先導するのは企業(輸出・輸入・商社)、銀行(国内・外国)、生保、損保、投信、郵貯、簡保、年金、官庁、日銀のどれかです。⁰⁰これら以上に、資金量を投下できる組織は存在しません。⁰⁰欧米の投機筋が暗躍することも比較的少ない相場は、狙い目。 pic.twitter.com/G2ISLWVFDy
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 17, 2023
一定の組織がドル円を動かすケースについては、長期的なものと短期的なものがあります。
日銀の為替介入は、どちらもあるんですよ。
一方で、短期的な値動きだけを誘発する組織も存在します。
それは、上のポストのとおり、
「企業(輸出・輸入・商社)、銀行(国内・外国)、生保、損保、投信、郵貯、簡保、年金、官庁」
です。
これは知っておくとある程度意味があることなので、ぜひ覚えておいてください。
レンジ相場になることが多い東京時間のドル円短期チャートで、突発的に急に大陽線や大陰線が出た場合。
その場合、天変地異や大事件が発生したわけでなく、テクニカル要因があったわけでもないのであれば、まずこれらの組織のどこかの仕業と見ていいです。
時間帯は、東京時間限定ですね。
なぜかというと、他の時間帯では上に列挙した組織よりも資金力を有するプレイヤーも多く相場参加しているからです。
まとめ
いかがでしたか(^^)?
FRBとかにまで話を広げてしまうと、とても長い記事になってしまいそうな予感があったので、今回のテーマについては日本円の事情のみに限定して記事を書いてみました。
予想通り、日本円の話だけにとどめておいて正解でした。
だって、日本円の話だけでまとめるのでさえ、かなりいろいろと削りましたもん(^^;)
ちなみに、短期的な値動きだけを誘発する組織については、全て意図的にチャートを変動させているわけではありません。
彼らは、単純に
「通貨を交換する目的があって取引を執行」
するわけなので。
そもそも、他の動向を常に確認しているわけではないので、資金投下することでどのくらいチャートが動くのかはやってみないとわからないですからね。
これだけのボリュームを投入すればチャートはこれくらい動くだろう、とか考えながら資金投下するのは、東京時間においては日銀くらいってことですね(^^)b
Dakar
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