ダブルトップの使い方を、書きます。ダブルトップの使い方でよく言われるのは、ネックラインを下抜けたら下落トレンドがはじまるから、そこで売りでエントリーすべき、という話。でも、これってじつはかなり具体性に欠ける話でもあるんですね。今回は、ダブルトップの本当に効果的な使い方について、もうちょっと掘り下げて書いてみたいなと思います。それは、現代為替相場で有効な使い方の話ですよね。上のチャートなんかは、すでにヒントになっている絵です。ではでは、いってみましょう(^^)b
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目次
ダブルトップの使い方|よくある説明
ダブルトップの使い方が説明されるときによくあるのが、2つの山ができあがった後に
「ネックラインを下抜けたら」
売りましょう、というものです。
ネックラインというのは、ダブルトップの2つの山のふもとの位置に引くラインのことですね。
一方で、この話のときに必ず出てくるのが、
「でも、ダマシもときどきあるから気をつけてね」
みたいな話なんです。
これ、どう思います?
この話については、わりとすぐ、多くの人が感じるようになることがあるんですよね。
それはズバリ、
「いや、それじゃどっちに行くかわかんないじゃん!」
ということです。笑
下に行くだろうけれど上に行く可能性もあるよ、という話なわけですからね、これだと。
傘を持っていくか悩んでる人に、今日は晴れ時々雨だよ、と言っているようなものです(^^;)
ダブルトップの使い方|大事なこと
ユーロドル週足。
このダブルトップは、ダブルトップになるでしょうねー。
日本語変ですが。笑 pic.twitter.com/fJhh4m1JbQ
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) July 24, 2021
ほぼ同じ展開で2回高値を形成して天井をつけるかたちのダブルトップ。
上のぼくのツイートに貼った週足チャートで緑色に塗りつぶしている部分が、いわゆるダブルトップのかたちですよね。
ダブルトップはチャートパターンのひとつなわけですが、そのかたちが最終的にできあがるタイミングは、2つ目の山の右側の下落部がネックラインまで落ち切ったときですよね?
じつは、現代為替相場において、ダブルトップではこの2つ目の山の右側の下落部がネックラインまで落ち切る材料が、非常に重要だと言われているんですね。
ちょっと今回は、序盤からいきなり大事なことを書いていますが、つづけます(^^)
なぜそこの下落部分が重要なのか?
それは、そこの下落の勾配が急であればあるほど、
「2度と回帰しない水準」
をつくり出す値動きになるからです。
うーん。
ちょっとうまく説明できてないですかね。
たとえば上のツイートをしたときの展開では、その材料というのは黄色い矢印のところのタイミングで出たわけですね。
やや見にくいかもしれませんが、スマホならばタップすると拡大できると思うので、確認してみてください。
ダブルトップの使い方|確率は80%以上
そういえば、ユーロドルの反転にはついていけてますか?6月中旬の材料からいっきに落ちたこのチャートは、ここ数日明らかに底堅い展開へと変化。価格は、全てを織り込みます。
今度は日足見ときましょう。この黄色いゾーンのどこかでいったん止まるハズ。1番左の箇所で買ったプレーヤーを想定、です。 pic.twitter.com/Mf6Gb21ENz— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) July 30, 2021
↑先ほどの週足チャートの展開を、日足目線に移して後日つづけて実況していたツイート。
さて。
話は、ネックラインまで落ち切ったあとの展開についてです。
2つ目の山の右側の下落部がネックラインまで落ち切ると、ダブルトップって80%以上の確率で1度反転するんですね。
それはなぜかというと、ダブルトップの左側の山の左側の斜面、つまりダブルトップがはじまるあたりの場所の水準と、中央の谷部の水準でつかまっていたトレーダーが、買ってくるからです。
つまりこれは、ショート勢の同値撤退水準ということですよね。
売りで入ったのに、そのあと上がっていってしまってマイナスホールドになっていた彼ら。
冷や冷やしながら相場を眺めていると、ちょうどよく当該チャートが下落する材料が出て助かった、という話です。
まさにこの事情があるからこそ、ネックラインという存在が意味のあるものになってくるわけですね。
ただ、その買いが猛烈な勢いで続いていくということは、まずありません。
それはなぜかというと、今現在出ている材料のほうが、遥かに大きなインパクトを伴っているからですね。
ダブルトップの使い方|最新の傾向は?
あらためてですが、例のこの黄色いゾーンは意識しておきましょう。
ユーロドル日足の話です。
短期目線じゃないですよ?
テーパリングという大きな材料が、数ヶ月単位でどう影響していくか?
ここを見定めるときの視点のひとつが、ここを上抜けるかどうかです。#ストップロス巻き込み pic.twitter.com/vjr3ZDKQXz
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) September 12, 2021
↑稼働日ベースで、あれからさらに約30日後。
さきほどぼくは、
「その買いが猛烈な勢いで続いていくということは、まずありません。」
と書きましたよね?
今現在、中期目線であきらかに下落している相場において、その流れに逆らうように上昇しようとする力は、それでも一定の時間つづくことは多いです。
その結果、チャートは一度上がろうとするんですが、そのたびに
「大きな力」
によってねじ伏せられるわけですね。
2020年以降の為替相場では、この力が一定の価格水準で働くことが多いと言われているんです。
このあたりが、今回の話のポイントです。
この話は、ぼくが職場で得ている知見のひとつでもあるんですよ。
やはり、最新の傾向を理解して勝負に臨むと勝てる可能性は飛躍的に高くなっていきます。
こういう情報は、ぜひおさえておいてもらいたいものですね(^^)b
ダブルトップの使い方|圧倒的な圧力
そういえば、ユーロドル週足は、あれからまだ新たな展開が見えないですよね。
例の、ダブルトップの終わりの話です。
でも、こういう時は変にあせらずにいきましょう。
かたちが定まらないからといって、あせっても仕方なし。
あわてない、あわてない(^^)b#右下が現在の週足 pic.twitter.com/zGlDCH8rkR
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) September 15, 2021
↑展開が遅々としているときは、相場をあらためて俯瞰することも大事。「切り返したトップの水準」は、このツイートで考えれば黄色いエリアの下あたりですよね。
ダブルトップが終わった直後に切り返したトップの水準は、なかなか破られることがありません。
何回か上昇を試す展開にはなるんですが、それ以上の圧力が上から下に向けて働いているわけですね。
これは逆説的に、相場参加者がダブルトップを意識しているからということもあります。
が、もっと本質的な話としては、単純に
「売りたい機関投資家が多い水準だから」
ということもありますよね。
なぜ多いと推測できるかというと、これは2つの理由があります。
1つは、突如の暴落の後に逆張りで買っていた人たちが少なからずいるからです。
その面々が利確するには、もってこいの水準がこの水準になるわけですね。
そしてもう1つは、新規の売りです。
このあたり、最近の傾向をおさえているミセスワタナベも売ってきますよね。
もう明らかに下落する材料が出ているってことで、テクニカル的に売りやすいこの水準でエントリーしてくるわけです。
ダブルトップの使い方|まとめ
と、いうことで。
結論です(^^)b
つまりこれは、紹介してきたツイートで考えるならば、黄色い水平エリアまで来たら新規で売ってみるといい、ということですね。
それが、現代の相場におけるダブルトップの正しい使い方になるってことです。
冒頭に貼ったチャートは、最終的に今回ずっとツイートで紹介してきたダブルトップから始まる展開が、完成した時点のものだったんですよ。
もう一度、謎のおじいちゃんのキャラクターとか無しで上に貼っておきます。
最初に書いた
「すでにヒントになっている」
というのは、そういう意味だったわけですね。
ツイートは主に日足での説明が多かったと思いますが、最初と最後は週足で俯瞰しています。
赤枠の部分が、ツイートしたチャートの黄色のエリアとほぼ同じ。
エントリーのタイミングは、もうわかりますよね??
つまり、2つ目の山の右側の下落部がネックラインまで落ち切った後、何回か反転するチャートが叩き落とされる水準。
ツイートの展開で言うと、結果的に黄色い価格帯の下のあたり。
このあたりでおもいっきり売りで入るというのが、現代為替相場のダブルトップで勝ちにいく正攻法になってきています。
何度か上昇を試してもそのたびに叩き落とされる水準が見つかれば、もうそれはダマシではないってことですね(^^)b
追伸:
ちなみに、ダブルトップの逆のかたちは、ダブルボトムですね。
ダブルボトムなんかは、下落からの反転で買う戦略になります。
↑この記事で触れている4つの逆張り戦略のうち、トップバッターで紹介したのがダブルボトムです。
ぜひ、合わせてダブルボトムについてもチェックしておいてくださいね(^^)b
Dakar
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