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仲値公示について 実需とFX

仲値は銀行のカバー取引に突き動かされる?ドル円上昇の真相

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仲値を公示するのは銀行です。じゃあ、仲値公示に向けてドルを買うのは誰でしょうか?じつは、これも銀行なんですね。よく語られるこの手の話って、「実需筋が先導して仲値公示にかけてドル円は上昇」みたいなストーリーです。これ、ちょっと不思議だと思いません?今回は、そんな話からはじめていこうかなと思います(^^)

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仲値は銀行が操っている

仲値公示トレードが有効なのは、公示仲値決定前に大量にドルが買われるからです。

ただ、このドル買いが誰によるものなのかという点はわりと知らない人も多いです。

これなんですが、ずばり「銀行のディーラー」なんですね。

意外と「実需筋そのもの」と考えている人も多いですが、それは違うんです。

自信を持って仲値公示トレードに取り組むためにも、こういう本質的な情報は大事かなと思ったんですよね。

それで、このへんの事情を少し書いてみようと思って、今回の記事はこんなテーマにしてみた、という次第です。

仲値と銀行の信用度

例えば石油会社など輸入企業は、海外から石油を買うためにドルを買う必要があるわけですが、実際の話としては石油会社が仲値公示の直前にドルを買うわけではありません。

為替ニュースではあたかも「実需筋が取引をしたからドル円が上がった」みたいに配信されますよね?

あれは、取引を仲介している銀行の立場を無視して原稿が書かれているわけです。

これは、業界の慣習のようなものですよね。

銀行の信用度は高いので、大概のマスコミ媒体では銀行の存在などはさっぴいて報道をしてしまうわけです。

これは放送業界で例えれば、アメリカのABC、イギリスのBBCのニュースが、そのまま確実な事実として日本のテレビでもニュースとして扱われるのと似ています。

中東のテレビ局が元になっているニュースなどは、未だに「アルジャジーラは~と報道しました」の体をとりますよね?

あれは、信用度が低い故なんです。

仲値公示に向けて

ちょっと前置きが長くなりました。

この話を掘り下げるならば、「じゃあその銀行のカバー取引ってどんなものなのよ?」ってところですよね。

今回はこのへんに焦点を絞って書いてみましょう(^^)

カバー取引っていうのは、金融機関において、顧客取引の反対売買をして、ポジションを調整するための取引のことをいいます。

銀行の立場から言うと、このポジションというのは残高ということですよね。

つまり、この相対取引であるカバー取引って、取引の引き受け手がリスク回避のために行うヘッジ取引なんですね。

通常、カバー取引では、引き受けたロットと同じロットの注文を別の金融機関に対して出すんです。

カバー取引を調べていくと、カバーディールという言い方も散見すると思いますが、これもカバー取引と同じ意味です。

カバー取引を即物的に考える

Coffee

概念的な話からはじめちゃいましたが、これだけだとちょっとわかりにくいかもしれませんね。

具体的に考えていきましょう(^^)

FXのカバー取引ではなく、実需のカバー取引についてですね。

厳密に言うとカバー取引の目的はリスクヘッジなんですが、この記事ではわかりやすく、お金の増減に着目して即物的に説明してみようと思います。

結論を先に書いておくと、要は、銀行は仲値公示の際にカバーをするわけです。

日々の仲値では、9時55分時点で当該銀行は9割方がドル不足の状態になるんですね。

なぜドルが不足するかというと、輸入企業などの実需筋が大量にドル買いの注文を出すからです。

このへんは需要と供給の話だからわかりやすいですよね。

一定量のドルしか持っていない銀行から企業がドルを買ってしまうのだから、当然、銀行側のドルは減ってしまうわけですね。

銀行は、たくさんの顧客を抱えています。

企業Aに一定量のドルを売った後は、今度は企業Bにもドルを提供しなければいけないじゃないですか。

とりあえずここまで、いいでしょうか?

信用キープのためにも

もしドル不足時に銀行がカバー取引を執行しなかったら、ドルは減っていく一方なわけです。

そのときに、銀行の提供可能な量を上回る規模の買い注文が企業から入ったら、どうなってしまうと思います?

銀行が一番恐れる事態に発展してしまいますよね?

そう、信用の失墜です。

どんな会社も、必要なタイミングでドルを買いに来るわけです。

そのタイミングでドルを確保できなかったら、大きなビジネスチャンスを棒に振ってしまうかもしれないわけですよ。

そういう状態で、もし銀行から「いや!今日はもうドル無いんです!残念!」なんていう連絡が来たなら、ドルを買いたかった会社側はどう感じるか?

これはもう、言わずもがなですよね。

「もう二度とこんな銀行とは取引しないぞ!」という話にもなるわけです。

売ったら買っとく

だから、銀行はもう機械のごとく、常に一定量のドルを確保するべく動くわけです。

その合理的なタイミングとしては、会社から大量の注文が入った直後ですよね。

銀行だって収益を追求する立場です。

いくら信用キープが大事だからって、必要以上にドルを持っている必要もないですし、そもそもどんな潤沢な銀行にだって、買うことができる量には上限があるわけです。

なので、そこは極めて常識的な振舞いとして、なるべく無駄な在庫を持たないスタンスをとるんですね。

どうでしょう?

だんだん話は見えてきましたでしょうか?

ここまで話が進んでくると、気になるのは、その「会社が大量の注文を入れるタイミング」ですよね。

銀行がカバー取引をするのはその直後なのだから、そのタイミングがわかれば、カバー取引によって動かされるチャートで個人が稼ぐことが可能なわけなので。

無難に仲値で取引しとく

「会社が大量の注文を入れるタイミング」ですが、つまりは、これこそが仲値公示の時間なわけです。

すでに書いた通り、会社側がドルを買いに来るのは、基本的にはドルが必要な時です。

が、未だに日本では日足以上に細かい時間足を使わない法人が多いんです。

これはつまり、~日、という単位で取引を決めていく頭はあっても、~時、というところまでは掘り下げて考えない傾向があるということです。

この点については、FXに興味のあるぼくのブログ読者の方々からすると、かなり不思議なことのように感じると思います。

1時間足っていうチャートもあるわけですよね?

そしてさらに細かい、5分足というチャートもあるわけです。

そんな中で、なぜ日足しか見ないか?

驚かないでください。

この問いへの答えって、じつは、単に「そこまで追求して考えてないから」なんです。

まぁ、これは日本が金融後進国と言われる所以のひとつですよね。

アメリカとかでは全然考えられないことなんですが、これは事実です。

個人がつけ込めるチャンスがそこに

この「思考停止した国」の現状が、個人FXトレーダーに恩恵をもたらすわけです。

個人的には、米雇用統計の結果が良かったら、翌週月曜日の取引は午前9時にする、みたいな柔軟性を持ってもいいと思うんですけどね。

9時なら、日経平均の上窓に便乗して、ドル円がもっと高い位置で推移してることも多いじゃないですか。

まぁ、これは個人的なつぶやきですけど。

ではでは、最後にこれまでの話を時系列順に整理しておきましょうか。

まず、営利活動で生じた為替取引の必要性から、企業が銀行にドル買いの注文を出す。

銀行は企業にドルを売る。

ドルを売ったことで減ってしまったドルを補うために、新たに銀行はドルを買う。

この時、ふと時計に目をやれば、その時間は、10時から遡ることものの数十分という時間帯だった。

こういうことですよね。

日本中で、同じ時間帯に銀行が一斉にドルを買うことで、ドル円チャートはどうなるか?

NYが寝静まった時間帯で、アジア随一の経済大国、日本の企業群が注文する量は、どれほどのインパクトがあるものなのか?

この点は、いち投資家の視点で、ぜひ考えてみてほしいところです(^^)

追記:

この記事↓も、合わせて読んでいただくと仲値と銀行に関して理解がより深まると思います。

仲値公示の実態|銀行と企業の小競り合いの概略を知っておこう

ぜひ読んでみてくださいね(^^)

Dakar

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