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NZDJPYチャート NZDUSDチャート

FXのニュージーランドドルについてはこれを読めばOK

投稿日:2019年11月11日 更新日:

ニュージーランドドルは、NZDと略します。New Zealand Dollar ですよね。FXができるチャートとしては、NZDUSDやNZDJPYが挙げられると思います。普段はニュージーランドドルなんてあんまり取引しないよ!という方は多いと思うんですよね。なので、今回は「これを読めばOK」ということで、ニュージーランドドルについて全体的にまとめてみました(^^)b

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ニュージーランドドルはキウイ集団の給料

ラグビーニュージーランド代表、オールブラックスのそれぞれの選手の口座に振り込まれる給料の通貨が、ニュージーランドドルです。

通称、キウイですよね。

キウイって、ニュージーランドドルのことを指すと思っている人も多いですが、ニュージーランド人のこともキウイって言うんですよね。

つまり、ニュージーランド国籍の選手が大半を占めるオールブラックスは、キウイ集団ってことです。

実需的な話を少し書いておくと、莫大な規模で海外からニュージーランドドルに両替されるパターンのひとつに、高額納税者の一斉送金があるらしいんですよね。

なんで納税の話なのかというと、どうもニュージランドの確定申告って、期間がわりと短期間らしく。

そこめがけてみんな一斉に両替するから、ニュージーランドドルについては、わりと確定申告シーズンに納税者によってチャートが動かされるなんてこともあるらしいです。

スポーツ関連で想像するならば、海外で活躍するクリケットとかラグビーの選手の納税なんかも関係してくるんじゃないかな。

重要!豪ドルと相関するNZD

それで、肝心のニュージーランドドルの話。

押しも押されぬメジャー通貨であるニュージーランドドル。

この通貨に関して絶対にはずせないのが、隣国のオーストラリアの存在です。

とにかく豪州のことは、このニュージーランドドルという通貨を考えるにあたっては、何があっても忘れてはいけないんですね。

左がNZDUSD、右がAUDUSD。これは15分足ですが、短時間足でここまで連動が視認できるメジャー通貨チャートペアは、他にありません。

ニュージーランドのGDPはだいたい2,000億ドルです。

対して、オーストラリアのGDPは1兆4,200億ドルですからね。

約7倍の国力を有する大国がすぐ隣に位置しているわけです。

ニュージーランドは畜産や酪農が盛んだから、ニュージーランドドルは、例えば羊毛の輸出の増減の影響を受けやすいという報告があります。

ですが、現代の為替相場においては、より相対的な材料でチャートが変動するようになっているんですね。

ニュージーランドの酪農も、オーストラリアの圧倒的な国力の前では、霞むんです。

ニュージーランド固有の材料に着目したい気持ちにもなるかもしれませんが、勝ちたいのであれば、そこはあまり気にしないべきなんですね。

ニュージーランドドルのことを知るためにも、ぜひまずは↓この記事あたりから、資源国通貨豪ドルの値動きに関して知見を得るようにしてください。

資源国通貨の特徴を生かしたトレードとは?

こと、FXをすることができるメジャー通貨群の中でも、これほど近くに自国通貨に大差をつけて存在感を発揮している通貨を有する大国があるケースは、他にありません。

強いて言えばスイスとユーロの関係はこのニュージーランドとオーストラリアの関係に近いです。

が、スイスフランは世界に冠する避難通貨なんですね。

この特異性があるがために、為替相場においては独自のポジションを確保している点、ニュージーランドドルとは一線を画しているわけです。

ウェリントン市場の反応力

この時は、ウェリントン株式市場上昇が、ドル円上昇のシナリオ構築のひとつの分析源になりました。

反応力っていう言い方、あるんですかね?笑

ちょっとどうやって小タイトルつけようかなーと迷ってたんですが、いい表現が思いつかなかったのでそのまま投稿します。

反応力っていうところでぼくが言いたいのは、つまり、1日の中で一番早くNY時間の相場の傾向をキャッチする市場が、じつはニュージーランドなんですよってことです。

これはつまり、世界地図で、日付変更線の左側をずーっと左へ左へと見ていった場合、ウェリントン市場が一番最初に出現する市場だってことですね。

あ、ウェリントンって、ニュージーランドの首都です。

さらっと「一番早くNY時間の相場の傾向をキャッチする」なんて書きましたが、ポイントはここですよね。

為替市場において、1日の中で一番ボラティリティが大きいのは、どの時間帯でしたっけ?

NY時間でしたよね。

たとえば、NY時間において、一貫してリスクオンの雰囲気で市場が引けを迎えたとしても、他の市場にまで本当にその影響が波及していくかは、わからないわけです。

ニュージーランドのウェリントン市場は、その格好のバロメーターになるわけですね。

言わずもがな、ウェリントン市場が上昇ムードならば、ニュージーランドドルも買われていく傾向があります。

NY時間についての記事も紹介しておきましょうか(^^)

FXのNY時間について|ニューヨークの特徴とトレード方法

↑これです。

まだこれは読んだことなかったよ!という方もいるかもしれないので、リンク貼っておきますね。

ニュージーランドドルはスプレッドが広い

スプレッドが大きいというのも、ニュージーランドドルの特徴です。

そもそもスプレッドって何?って話ですが、スプレッドっていうのは、要は価格差ですね。

どんな商売でも、売りたい人と買いたい人の値には差が生じますよね。

簡単に言ってみれば、その差のことをスプレッドっていうんです。

スプレッドは、需給の関係から、その当該取引のボリュームが大きいほど小さくなる傾向があります。

つまり、より積極的に取引されている通貨ペアほど、スプレッドは狭くなるということですね。

ニュージーランドドルのチャートは、そのスプレッドが大きいんです。

具体的に言ってみれば、NZDUSDなんかは、EURUSDやGBPUSDなんかよりもスプレッドが大きいです。

また、NZDJPYなんかは、USDJPYよりもスプレッドが大きいですよね。

これはニュージーランドドルの取引量が他のメジャー通貨の取引量よりも少ないことの表れです。

一見すると、このことは「トレードがしにくい」とトレーダーに感じさせる特徴のようにも思えます。

が、ボリュームが少ない通貨ペアっていうのは、他の通貨ペアよりも小さいインパクトでも大きく動くことになります。

ニュージーランドドルの取引量が突如として圧倒的に増えるということは滅多にありませんが、たとえばNZDUSDですよね。

米ドルに比較的大きな材料が出るなんてのは、為替相場においてはしょっ中あることです。

タイミングによっては、さきほどの豪ドルの話なんかも加味しながら、NZDUSDにも手を出してみると、わりと驚くほどに値幅を抜けたりするんですね。

これはつまり、豪ドルドルが動く方向とNZDUSDが動く方向が同じになっていることを確認して、あえてNZDUSDにエントリーしてみるってことです。

個人トレーダーとしての私見ですが、ロンドン時間以降の時間帯で、ポンドが相場をつくっている時は、ニュージーランドドル相場はポンドチャートに影響を受けることが多いイメージも持っています。

値幅を抜く時は、このあたりの事情も加味してみるといいかもしれません。

旧大英帝国のつながりからか、豪ドルはポンドに釣られることが多いんですね。

ポンド→豪ドル→ニュージーランドドル、という構図ですよね。

このへんは、さすがイギリス、さすがイングランド、という感じです。

スワップ取引における格好の稼ぎ場

FXの損益の仕組みは2つあるわけですが、そのうちのひとつがスワップ損益です。

このへんは、この記事↓にも書いた通りです。

スポット損益とスワップ損益|FXで稼ぐ仕組みについて

スワップは通貨ペアをつくる2つの通貨を取り扱う国の政策金利によって決まってくるんですね。

ここに、ひとつの事実を書いておきたいと思います。

じつは、ニュージーランドドル円のスワップ金利狙いのポジションは、その90パーセントが買いポジションです。

これはウラをとっているので、現実的なラインです。

もちろん、だからといって大勢と同じようにホールドを続けていても、最終的な勝敗は全くわからないですけどね。

なぜかっていうと、スワップも結局はスポットの影響を多分に受けるからです。

つまり、買いポジションをホールド後に売るタイミングで、チャートが下落している可能性だってあるってことです。

逆にいうと、ここをきちんと加味しながらスワップ取引ができるよという方にとっては、ニュージーランドドル円は今でも世界的に利益率の高いスワップ対象通貨ペアになります。

この点については、常に各国中央銀行の政策金利をチェックして、「おいしいところ」を狙っていくようにしてみるといいかもしれません。

ニュージーランドドル円っていうのは、本当にFXのスワップでがっつり稼いでいる人にとっては、魅力的な通貨ペアなんですね。

豪ドル円や、南アフリカランド円、トルコリラ円なんかよりも、です。

スワップと言えば、ニュージーランドドル円なんです。

なぜそこまで言い切れるのか?という話については、また別の記事で書くようにしましょうか。

そこのところを書き始めると、まただいぶ長くなると思うので。笑

必見!NZDトレードでものすごく勝てる方法

ニュージーランドドルでけっこう勝てるやり方を書いておきましょうか。

それは、「地震狙い」です。

地震の時に稼ぐなんて不謹慎だ、という声も聞こえそうですが、このブログはとにかく徹底して「稼ぐこと」に特化しているブログです。

ぜひ、世の中でおこること、すべてをトレードチャンスに変えてやる!というくらいの意気込みで相場に相対してみてください。

NZDとクライストチャーチ地震

特に避難通貨の日本円とのペアになるNZDJPYチャートでは、歴史的な大暴落が観測されました。

2011年2月22日、ニュージーランド南島の都市クライストチャーチ近郊で地震が発生しましたよね?

クライストチャーチ近郊では、2010年9月にも大規模な地震が起こっていて、ニュージーランド国内経済の大きな下押し要因となっていました。

ニュージーランドは日本同様、地震国なんですよね。

この時の地震発生で、当時の為替市場では、ニュージーランドドルが思いっきり売られたんです。

債券市場も、長短金利ともに低下しました。

同じ地震国の日本に住んでいればイメージしやすいと思いますが、大きな地震が起こると、その後も余震がつづくじゃないですか。

為替相場においてポイントになるのは、この余震みたいなんですね。

たとえばNZDUSDですよね。

瞬間的にだっと下がって、あとは切り返しでだんだん上がっていくようなチャート展開だと、正直エントリーのタイミングなど、ほぼ無いに等しいです。

地震のニュースを知った時には、もう下がり切っているパターンですよね。

でも、近年のニュージーランドに端を発する地震相場では、わりとダラダラと下落をつづけることが多いんですよ。

これは、インドネシアルピアにも似た傾向が見てとれます。

ダラダラと下落を続けるという点に関しては、余震がダラダラとつづくということも材料のひとつみたいなんですよ。

逆に、瞬間的にだっと下がるだけの相場の例としては、チリペソとかです。

チリの地震ではあんまり余震が印象的ではないんでしょうね。

同じ太平洋プレートが絡む地震だし、そんなに大きな違いは無いはずなんですよね。

でも、チャート変動にはわりと違いが見てとれるっていうのは、興味深いところです。

チャート変動の背景も知るべし

クライストチャーチ地震の後、この年はニュージーランドでは6月13日にも大きな地震がありました。

この時の地震発生直前なんかは、ニュージーランドドルは、主要通貨に対して上昇し、特に対米ドルでは過去最高値を更新していたんですね。

その主な材料は、2つでした。

1つは、足下までの経済指標が、消費者や企業のマインドが一時に比べ改善を示すなど、それまでのリスクオフの雰囲気から脱却していく兆しを見せはじめていた点。

そしてもう1つは、直前の6月9日の金融政策決定会合で、経済の持ち直しやそれに伴う基調的なインフレ圧力に対する利上げが示唆されていた点です。

この2点については当時、ぼくもよく職場でリサーチをかけていたので、はっきりと覚えています。

つまり、当時の相場については、高値警戒感が出ていたことで、この地震に対するニュージーランドドルの反応がより大きくなったと言われているんですね。

もしニュージーランドドルと地震の相関に関して分析をしてみるのであれば、まずはクライストチャーチ地震当時のチャート分析をすることと思います。

その際は、こうした背景の地合いにもよく注意して相場解析をするようにしてください。

正しい相場環境認識が無ければ、せっかくの大きなチャンスも全く生かすことができずに終わってしまう、ということですね。

分析の際は、ダラダラと落ちやすいという特徴がある点に注目するということに加え、こういう時事的な事柄にも目を向けるべきなんです。

今回は、けっこう大きなヒントを書いてしまったので、こういうネタに関してはぜひ生かしてほしいです(^^)

被災国通貨なんてワードで掘り下げてみるというのもひとつの手ですよね。

地震や嵐などで破滅的な被害を被った国の通貨は、一時的に被災国通貨と呼ばれるんです。

日本円以外の被災国通貨は、売られます。

これが、セオリーなんですね。

まとめ

さて、いかがでしたか?

最後に、まとめておきます。

ニュージーランドドルに関しては、次のようなことを念頭においてトレードをするといいかもしれません(^^)b

ニュージーランドドルのポイント

① ニュージーランドドルはメジャー通貨

② 豪ドルとの相関を重視する

③ 世界一早くトレンドをキャッチする相場

④ ボリュームの少なさを利用する

⑤ スワップ取引における優位性を利用する

⑥ 地震の際は稼ぎ時と心得る

あと、最後に書いておきますが、特に平成20年代前半あたりで、日本国内の億越え専業スキャルパーから圧倒的に支持されていたPepperStoneというFX会社、知っていますか?

PepperStoneは、オーストラリアの会社だったんですよね。

この会社、日本の金融庁がオーストラリアの金融庁に圧力をかけた為に、豪州国内では営業不可になったんです。

そのメンバーが新たにニュージーランドで立ち上げたのが、TitanFXだったんですね。

単にニュージーランドつながりで思い出したので、最後に書き足しておきます。

ニュージーランドは、オーストラリアよりも規制が緩やかみたいなんですね。

Titan FX はスキャルパーによく声かけをする会社で、ぼくも縁があって公式サイトに記事を寄稿しています。

海外FX会社TitanFX公式サイトにDakar掲載

もしよければ読んでみてくださいね(^^)

ちなみに、「これを読めばOK」シリーズの記事としては、カナダドルに関する話も書いています。

これですね↓

FXのカナダドルについてはこれを読めばOK|CADJPYや流動性

こちらも、よければ読んでみてください(^^)

Dakar

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