さて、ぼくが書いた記事で多くの方に読んでもらっている記事というのはすでにいくつかあります。
日本人の逆張りと外国人の順張りについての記事もそのひとつです。
今回は、この記事にからむ話。
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目次
Dakarの職場より
僕は、本人バレはしたくないので、基本的には職場での話などはあまり書かないです。
が、今回はたまたま書いても大丈夫な条件が重なったので、書いています。
上司がいない場でのベンダーさん(=下請業者、アメリカ人)との会話のことなので。
しかもこのミスター、もう今回のネゴを最後にこの仕事をやめることが決まっているという状況。
帰宅するときには、「よし、記事にするか!」という感じで、書くことを決めてました。
(なぜかぼくの職場では海外ベンダーのことを「ミスター」と呼ぶことが多いんですよね。)
ネゴ終了!さぁメシだ!
今回もいつも通り、交渉がすべて終わり、一緒に昼ごはん食べに行ったんですよね。
基本、誘われたら断らない主義のぼく。
まぁ、メンツの都合のほうが大きいですが。
で、そのときの話です。
ネゴのときはいつも、このあとチャートがどう動くのか?という話題になりやすいんですね。
これは、トレンドが発生している状態であれば、そのトレンドが継続するのか、それとも逆行するのか、という話になってきます。
Backに反応するミスター
もうネゴは終わっているので、特に意図もなくぼくは、いろいろと為替相場について他愛もない話をしていたんですよね。
で、そのときのことです。
その話のときに "Back" という単語をつかったんですよね。
トレンドは反転して戻るんじゃないか?みたいなことを言ったときだったとおもいます。
戻る、という意味合いで "Back" ですね。
どんな言い回しだったかは忘れました。
でも、とにかく "Back" と。
そしたら、その "Back"に反応して、彼のほうの話し方がちょっと論理的な感じにかわったんですよ。
ミスターとの会話
このときのミスターの言葉、こうでした。
But in Japan, It means positive.
どうです?
なにか感じません?
ぼくとしては、その場においては、昼ごはん中でしたし、ちょっと気が抜けていた面もあり、
What makes you think so?
とか聞き返しちゃってましたが。
かなりぼんやりしてたので。笑
トレンドと逆張り
フレンドリーな感じがいきなりかわったので、ぼくとしてもちょっと身構えました。
このミスターの言葉の意味のくわしい説明は、以下のような感じでした。
その言葉を単体でつかった場合は、たいていネガティブなイメージになる。
だから、チャートの動きについても同じ。
トレンドが発生している状態で、「そろそろ戻る(=Back)」なんていうようには、普通は考えない。
トレンドっていうのは、為替取引でお金を増やそうとおもっている人間(=特にアメリカは、「為替は投資対象」という色合いが濃いです)にとっては、絶好の稼ぎ時。
そんなときに、どうして「チャートが戻る」なんて考える必要がある?
絶好の稼ぎ時なんだから、だれだって波に乗る(=Catch the wave! と連呼してました、、、)ことを考えるでしょ?
なぜ、トレードをするその瞬間に、チャートが戻ると判断して逆張りをするんだ?
日本人は超能力者なのか?
カルチャーショック?
どうです?
この生のアメリカ人の言葉。
ぼくはこの外国為替チームという部署の担当として社会人生活をおくるようになってから、いくつか「人生に大きな影響を与えた経験」をしてきましたが、こういう外国人の感覚もそのひとつです。
ちなみに、このミスターの「Back についての主張」は、次の項のような感じで終わりました。
きっと、日本でも大ヒットした映画だということをわかっていて言ってくれたんだとおもいます。
ネガティブとポジティブ
だから、この言葉をポジティブな意味でつかう場合は、他の言葉で意味を補う必要がある。
たとえば未来のことにするっていう方法だね。
アメリカ人は前向きな言葉が好きなんだ。
これはたとえば元カリフォルニア知事だね。(=アーノルド・シュワルツェネッガーのこと)
彼は映画(=ターミネーター2)の最後で、「I'll be Back!!」って言ったでしょ?
あれはポジティブ。
溶鉱炉に沈んでいく場面で、悲しむ少年を前に何か前向きなことを言ってあげたかったんだね。
この使い方っていうのは、Back のネガティブなイメージを、逆に強烈にポジティブなイメージとしてつかっていると思う。
戻る、という意味を「I'll be」をつけることで、「生き返るさ!」とか「また会えるさ!」みたいなイメージにチェンジしているんだ。
日本人の逆張りと外国人の順張り|アメリカ人から学ぶ まとめ
・・・どう思います?
ぼくはミスターじゃないので、この話についてはこれ以上ちゃんとした解説はできません。
でも、思うに、それほど「トレンドが反転する」なんてことは、考えにくいことだよってことを言いたかったんだとおもいます。
その意志、相当に堅いです(^^;)
じゃなければ、こんなハリウッド映画の話まではじめないですからね。
そして、ぼくがこの話について言いたいのは、こういう思考が、じつはグローバルスタンダードなんです、ということです。
日本人の感覚は、世界標準ではありません。
出る杭がたたかれるのが日本ですが、出る杭を「引っ張って引き抜こうとする」のがアメリカンスタイルです。
この違いを、この今回の話から感じ取ってもらえれば、この記事を書いた意味があるかな、とおもいます(^^♪
追伸:
それにしてもアメリカ人は本当にすぐ転職しますよね。
ミスターは、イリノイ州の農業の会社の役員にヘッドハンティングされたそうです。
1ドルでもサラリーが高い会社があれば、ほぼまよわず転職するのが彼らの思考。
FXは深いですよ。
思考の違いからトレード方法の違いを学び、自分のトレードに生かしていくというのも、ひとつの手段だとおもいます。
ぼくはこの記事を、即日投稿したので、今頃ミスターは太平洋の上です。
ミスターはぼくと同年齢。
このミスターには、今後どんな人生が待っているんでしょうね( `ー´)ノ
Dakar
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