テクニカル分析を行うに当たっては、ローソク足を見るということが基本となります。
実はこのローソク足は、江戸時代の米相場に用いられたことが始まりで、日本が誇るべき発明なんですね。
近年では、世界各国で認められ広く利用されています。
ローソク足とは始値・終値・高値・安値の4つの値の動きを1本の足で表現したものです。
この4つの値によって、様々な形の足が表れます。
この形が今の投資家心理を如実に表していて、売り手と買い手の勢力関係・需給バランスなどがこの1本の中に凝縮されているんですね。
ただ単に値の上下を見るのではなく、その形を形成するに至った背景を考えることで、今の相場環境が違った景色で見えてくるんですよ。
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目次
ローソク足はテクニカル分析の一種
ローソク足の形にはトレードに活かせる貴重な情報が含まれています。
トレードすべきところ、休むべきところ、トレンドの反転ポイントもローソク足ひとつで知ることができます。
ローソク足自体を為替の値動きと捉えてしまう方もいますが、これは間違いです。
ローソク足っていうのは、為替の値動きを表現する一種のテクニカルなんですね。
それが、いつの間にか値動きの表現方法としてローソク足が用いられるようになったというのが実態です。
グローバルスタンダードになったメイドインジャパンのローソク足。
現在、欧米トレーダーにも当然のように使用されているテクニカルツールということになります。
ローソク足が表現する7つの要素
ローソク足の基本的な見方を書きますね。
ローソク足には7つの要素があります。
それは以下のとおりです。
始値
高値
安値
終値
実体
上ヒゲ
下ヒゲ
始値と終値の価格差を表すのがローソク足の実体
陽線とは、終値が初値より高い価格で終わった場合のローソク足です。
相場が上昇するときは、この陽線が連続して現れることが多くなります。
陰線は、陽線の逆で、終値が初値よりも安い価格で終わった場合のローソク足です。
相場が下降するときは、この陰線が連続して現れることが多くなります。
このように、同じローソク足ですが、相場が上昇した場合は陽線、相場が下降した場合は陰線と言います。
陽線でも陰線のどちらでも、「実体」は、始値と終値の価格差を示すことは変わりません。
この二つは、よく使うので、必ず覚えておきましょう。
陽線と陰線は違う色で表現しよう
ローソク足は、どんな時間軸においてもあります。
日足なら1日の値動きを、1時間足なら1時間の値動きを、5分足なら5分間の値動きをローソク足として表現したものになるんですね。
故に、一定方向のトレンドを把握するためにも、見た瞬間に当該通貨ペアの特徴がわかる環境づくりを心掛けたいものです。
つまり、陽線と陰線は違う色で表現したほうが、相場環境を正しく認識するためには良いということですね。
これはチャートソフトの設定を変えれば自由に色を変更できます。
たとえば陽線を赤に、陰線を青に設定する、というような感じですね。
色をかえると相場の全体感が視覚的に把握できて良いです。
ローソク足と時間軸
さて、ローソク足一本が意味する時間は様々です。
ローソク足一本で五分のときもあれば(五分足)、一週間のときもあります(週足)。
横軸に01-11(1月11日)や01-29(1月29日)という日付が表示されているチャートがあるとします。
この場合は、一本一本のローソク足は一日のものであることがわかります(日足)。
つまり月曜日から金曜日までの日足のローソク足5本分が、週足のローソク足1本になるということですね。
このように、チャートは一本一本のローソク足からできています。
だからこそ、チャートを制するにはまず一本一本のローソク足を正しく見られるようになることが大切なんです。
ローソク足とトレーダー心理
ローソク足の実体の長さは値動きの勢いを表しています。
これは見方をかえれば、トレーダーの強気/弱気の感情を表しているという言い方もできるんですね。
特に短い時間足においてはこのことがよく言われます。
実体が長いということは、買いや売りの勢いが強かったということです。
陽線の実体が長ければ買いの勢いが強かったということ、陰線の実体が長ければ売りの勢いが強かったということです。
逆に実体が短い場合は、買いや売りの勢いが無かったということになります。
ローソク足とチャート変動
トレードをする際は、実際の相場変動の流れの中でローソク足を見ていくことになります。
まずは先にレンジ相場の場合を考えましょうか。
レンジの中のごちゃごちゃした値動きの中では、基本的には押し目や戻しのエントリーを狙ってもうまくいきません。
レンジ相場ではレンジの上の方で売りのローソク足、下の方で買いのローソク足を見つけて逆張りするというのがテッパンのトレード方法になります。
次にトレンド相場の場合です。
強いトレンドが出ている場合には、トレンドに逆らう方向にエントリーしていてはうまくいきません。
今どんな相場環境なのか、という背景状況を把握したうえでローソク足を読む必要があります。
たとえばブレイクするときのローソク足の実体が長ければ、それなりのエントリー理由としてつかえる可能性が高いということですね。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
1本のローソク足の実用的な使い方としては、例えば、「価格がいくら以上だったら買いシグナルだ」という時に、実際に買うかどうかを判断する材料とする方法があります。
たとえば前の高値を更新するとか、保合い状態の上値ラインを抜けるといった買いシグナルを考えている場合ですよね。
そのシグナルとなるローソク足が陰線であったり、長い上ヒゲであったりした時には、「押し戻す力もかなり強そうだ」と考えて、買うのを見送るという判断もできるでしょう。
このへんはトレード方法の話になってくるのでぜひこちらの記事を読んでみてくださいね👇(^^
参考元:
http://fx-trader-style.com/beginner/
http://sokusenryoku-fx.com/fx-chart/
http://toushi-kyokasho.com/
Dakar
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