計画的にトレードをすることは大事なんです。
でも、状況判断は常に求められるんですよね。
もうちょっと細かい言い方をすると、変化し続ける為替相場の中では、自身のプランニングも都度都度対応が求められるんです。
トレードプランを練り上げたのはいいけど、エントリーの条件がなかなかそろわないときはどうしたらいいのでしょう?
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目次
ライントレードの基本
たとえば、基準にできるような水平線が引けると感じて、実際にその水平線をチャート上に引いたとします。
この水平線、たしかにその時点では有効的な水平線であるかもしれません。
すくなくとも、あなたはこれまでの自身の経験や知識から、今、このチャートにおいてはかなり自信を持ってその水平線を引いているわけです。
ぼくはそのこと自体、否定しません。
イメージできたラインを実際にチャート上に引くという行為は、ライントレードの基本ですからね。
重要なことです。
時間の経過を判断材料に
今回書くのは、このライントレードの基礎ができている上での話です。
そういう意味では、中級者向けの話かもしれません。
どんな話かというと、「時間の経過もトレードプランニングのひとつとして考慮に入れるべき」という点にフォーカスした話です。
この話は、トレードのときは思考停止して、一度過去に引いたテクニカルのラインのみ注視しがちのトレーダーの方に、特に意識的に読みこんでほしい類のものです。
マスコミの表現から学ぶ
滞空時間が長くなるようだと突破はむずかしい、というようなマスコミの表現があります。
これなどは、FXトレーダーが学ぶべき時間感覚を的確に表現してくれているんじゃないかな、とぼくはおもうんですよね。
こう言われると、かなり多くの人は、「それなら、あまり長い時間、レジスタンスライン上に留まるような動きが続いたら、売りでエントリーすることを考えるようにしよう」というように思考することができるわけです。
こういうのは、下落基調のときも同じです。
下落基調のときのマスコミの表現は、「底固い」なんて言い方がありますよね。
シナリオを描くことが大事
売買のオーダーの板が厚く、なかなかそのラインを越えてチャートが変動していくイメージが描けないなんてことはよくあります。
この話は、特にそういうときに意識してみてほしい話です。
たとえば上昇基調の1時間足ならば、昨晩の22時あたりにまだ突破していなかったラインがあるとします。
通貨ペアは、そうですね、ユーロドルと仮定しましょう。
ユーロドルであれば、翌朝に入ってもまだそのラインの手前でチャートがうろちょろしていたら、少なくともその日のロンドン時間くらいまでは、あまりそれ以上の上昇は期待できないわけです。
ドルストレートの通貨ペアですからね。
こういう感覚っていうのは、ぼくがよくこのブログで書いている、「シナリオを描くことが大事」という話につながってきます。
ぼくだったら、もしこの日の午前中にスキャルピングができるならば、きっと売りで入るベースでシナリオを描くことでしょう。
より短い時間足でスキャルピング
ぼくが今書いている状態っていうのは、もっと短い時間足で見たらおもいっきりレンジ相場ですよね。
監視チャートが1時間足だとしたら、そのときの5分足チャートなんか見たら、全然上に抜けるか下に抜けるかがわからないわけです。
それこそ、「買ったら下がった」なんてことが十分ありえるわけです。
ただ、これは、見方を変えるとスキャルピングのチャンスでもあります。
レンジ相場は絶好のスキャルの機会。
ぼくだったら、それに気づいたら即スキャルピングを開始します。
トレンドフォローは大事だけど
ラインを突破したらトレンドに乗ろう、という気構えも大事です。
ぼくもたびたびこのブログで、「トレンドにのっかることこそがトレードの真骨頂です」ということを書いてますからね。
でも、実際にチャートにはりついて監視を続けてみると、トレンドの初動をとらえるっていうのは、本当にむずかしいことなわけです。
むずかしいから、多くの人はなかなかエントリーできず、結果的に機会損失してしまうんですよね。
こうならないためには、どうしたらいいか?
為替相場を多面的に見る
ぼくは、その答えのひとつが、こういうスキャルピングのやり方だと考えるわけです。
当初のトレードプランは、これまでのトレンド方向(=つまり、上昇)に抜けていったら、それを確認してトレンドフォローをしていくというものでしたよね。
でも、チャートを監視しはじめて、今か今かと待ってはいるんですが、なかなか上方向にブレイクしないわけです。
そうしているうちにも時間はどんどん過ぎていくわけですね。
これは正直、1日〜円稼ぐ、というような目標を掲げてトレードをしている会社員兼業トレーダーなんかにとっては特に、やりきれない気持ちになるような事態なんですよ。
とても時間効率が悪いんです。
「今にもブレイクする」ようなマスコミの配信があったりしたときは特にです。
まるで「ブレイク待ち」のような為替ニュースって、けっこうありますからね。
機会損失を回避する具体的な方法
どうもうまく話をまとめることができていませんが、言いたいのは、つまりこういうことです。
こういうことですよね。
あえて「他の戦略」と書きましたが、全く視点を変えなくてもいいです。
むしろ、今回の例のように、同じチャートで時間足を変えて取り組むというようなかたちが多くなるとおもいます。
そのほうが、同じ土俵(=相場環境)で分析ができているのだから、トレードをするにいたるまでの時間もわりと早いと思いますしね。
つまり、これがなるべく機会損失を避けるための具体的な方法のひとつだってことですね。
まとめ
トレードを開始するタイミングは、トレードプランを明確に練り上げた後です。
これは絶対です。
でも、トレードプランを練り上げたのはいいけど、トレードを開始する条件がなかなかそろわないときはどうしたらいいのか?
今回は、そんな疑問に対しての答えを書いてみました。
内容としては、実際にチャート画面を前にして、すでにトレードに取り組みはじめているFXトレーダーの方に伝わりやすいものだったかな、とおもいます。
こういう戦略って、けっこう大事ですよ。
慣れてくれば、5つでも6つでも、常に複数の通貨ペアで同時にトレードプランを持っておくようにしましょう。
一定のラインに達したらアラームが鳴るように設定して、実際にアラームが作動したら、相場環境を改めて確認し、いざトレードスタート。
資金効率を突き詰めた短期トレードの実践方法のひとつです。
Dakar
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