チャートパターン

値幅観測論を試してみよう!じつはとっつきやすいロジック

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過去の値幅から今後の展開を思い描いていくのが、値幅観測論です。この値幅観測論、N計算値とかV計算値とか言われても、ちょっとピンと来ないという方も多いんですよね。なんだか、ちょうどそれっぽいかたちになったチャートに着目して後から理屈を並べて、「ほら、Nでしょ?」とか言ってるんでしょ、みたいな。笑 でも、ちょっと待ってください。そう言いたくなる気持ちもわかりますが、実際はそんなもんじゃありません。もちろん、値幅観測論も、ちゃんと使えるロジックなんですよ(^^)b

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値幅観測論って?

一目均衡表には三大骨子というものがあります。

それは、時間論、波動論、そして値幅観測論です。

今回はあくまで、値幅観測に関してだけ切り出して紹介しようかなと思いますが、本来は、時間論、波動論、値幅観測論を総合的に判断するのが 正しい分析ってことはぜひ知っておいてください。

値幅観測論は、価格変動の中での特徴的なピークやボトムを利用して、今後のピークやボトムをはかる理論ですね。

これ、主に「V計算」「N計算」「E計算」「NT計算」の4種類があるんです。

このロジックって、理論上はEntryにもExitにも使えるんですよね。

でも、トレーダー目線だと、圧倒的に

「利確のためのロジック」

になることが多いんです。

ロジックの特性

それはなぜかというと、相場監視していて、気づいたときにはもう

「計算値がはじまっていることがほとんどだから」

ですね。

これは、実際に値幅観測論を意識して相場を見ている人は、とても腑に落ちる話だと思います。

例えば、V計算値だとしたら、そのかたちがはじまっているからこそ意識し始めるわけですよね?

意識し始めた時にはもう始まっているわけで、あとから考えて

「V計算値で入るんだったら、あそこだったな」

という感じでチャートを眺めるわけです。

これはもうこのロジックの特性上、しかたないことなんですよね。

そもそも

というか、そもそもが値幅を見る理論なんで、それが当たり前なわけです(^^;)

だから、このロジックを駆使して相場に挑んでいくならば、必然的に利確に生かすことになるわけですね。

が、いかんせん、値幅観測論を知ったその日から、このロジックでトレードで勝っていくのはわりと難しかったりするんです。

なので。

今回は、値幅観測論をもっと身近に感じてもらうためにも、ちょっとこのロジックの理解のハードルを下げて使い方をご提案させていただこうと思います。

それはどんなことかというと、

「知っているチャートパターンに値幅観測論をあてこんでみる」

ということです。

お伝えすることはとてもシンプルなことなので、2例だけに絞って書きますね(^^)B

ヘッドアンドショルダー

まず、おなじみのヘッドアンドショルダーです。

値幅観測論とか、なんだか漢字5文字のむずかしそうな言葉も、こうして視覚的に捉えてみるとイッパツで入ってくると思います。

この絵で言えば、ブレイクアウトレンジと呼ばれている値幅が、まさに値幅観測論そのものなわけですね。

ヘッドアンドショルダーでは、それはヘッドからネック、つまり頭から首までの長さ分になります。

その長さを、下方向にブレイクした後のプルバック時のトレードに、ものさしとして利用するわけですね。

ちなみに、ダブルトップ、トリプルボトム、ダブルボトム、ソーサートップ、カップウィズハンドルも、同様な考え方でシナリオを描くことが可能。

これを認識していれば、かなり戦略の幅がひろがると思いません?

プロジェクトレンジ

もうちょっと値幅観測論を掘り下げて考えると、こういうシナリオも描けるようになってきます。

こういう展開ではよく、これからトレードで抜く値幅を

「プロジェクトレンジ」

って言うんですよね。

こういう言い方は、わりとぼくは普段から使ってます。

要は、トレードしていくことを、その時に思い描いている値幅ということですよね。

この絵も見た目イッパツだと思いますが、つまり一度サポートラインまで下げ切った水準から直近の高値を超えるまでの値幅を、そこからのトレードに活用するわけです。

レジスタンスラインをブレイクしたところが、トレードのスタート地点です。

それにしてもこのつぶやき、ぼくは元旦から何考えてるんでしょうね。笑

FXのことしか考えてない感がすごいです(^^;)

まとめ

さて、いかがでしたか?

じつは、今回の記事は、このペナントについて書いた記事↓をあらためて自分で読み返して、書いてみることにしたんですよね。

ペナントの使い方|上昇トレンドで買う具体的な戦略とは?

この記事も、ぜひ時間のある時に読んでみてください。

こっちの記事でも、値幅観測論について触れてますよね?

ペナントがN計算値の中に内包されている絵があると思いますが、この絵の話が今回の記事の内容に絡んでくるものですよね。

N計算値という値幅観測論をベースにしてペナントを説明すればこういうことになるわけですが、これなんかはじつは別にペナントがなくてもN計算値になるわけです。

値幅観測論を考えるのならば、という話ですね。

だから逆にわかりにくいかなと思って、今回の記事を補足的に書いてみたんですよ。

お役にたててたら、良かったですよ(^^)b

Dakar

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