為替取引のプロから自分がFXで勝つために情報を得る時、気をつけたほうがいいことについて書こうと思います。銀行やヘッジファンドトレーダーなど、金融系のトレーダーからの情報って、ものすごく有益です。短期的な売買を繰り返す傾向が強いプロの場合は、短期筋なんて言われ方もします。彼らから得る情報は、ファンダメンタルズに関する話よりテクニカルに関する話のほうが多いんですよね(^^)
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相場に本気!
ぼくも、本業においては海外の有名どころの
「為替取引のプロたちの動き」
を仕入れたりすることも多いですし、国内の私募ファンドトレーダーと個人的なつながりも構築したりしています。
ヘッジファンドトレーダーなんかからの情報がなぜ有益かというと、彼らは相場こそが戦いの舞台であり、そこで勝ち続けることで給料を得ているからです。
もっと言うと、勝ち続けることで、給料が5倍にも10倍にもなっていくからです。
であれば、それだけ相場に対して本気になりますよね?
世の中で一番本気で相場に向き合っているのは、間違いなくこうしたプロたちなんですね。
でも、本当のプロフェッショナルだからこそ、個人トレーダーとしてそういう人たちから情報を得る際は、いろいろと気をつけたほうがいいこともあるわけです。
これ、いったいどんなことだと思います?
ぼくは、為替取引のプロから情報を得る際には、3つのことに気をつけるべきだと考えているんですよね。
トレーダーとしての立ち位置
参考にするべきディーラーについて。
例えば銀行の為替ディーラーはセールス、インターバンクディーラー、プロップディーラーの3つのタイプに分かれます。
このうち、自身の裁量でトレードをするのは、プロップディーラー。
ブログなどを参考にするなら、プロップディーラーの方の記事が良いです。 pic.twitter.com/bSmfUj3FYl
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) April 24, 2020
まず、トレーダーとしての立ち位置です。
上のつぶやきのとおり、銀行の為替ディーラーなんかでも、実際に自分の判断でトレードするのは、プロップだけなんですよね。
だから単にプロと名乗っていても、きちんと当人がどんな職種なのかを把握しておくことが大事なんですよ。
プロップとのやりとりは、本人が説明慣れしていないことを前提にすべきなんですよね。
これ、知り合いになっても情報を得るにあたって一番挫折することが多い側面なんじゃないかな。
何らかのきっかけがあって、プロップと知り合いになるとするじゃないですか。
でも、プロップの使う言葉ってけっこう独特なことが多いんですよ。
いわゆる業界用語なんて当たり前で、それに加えて自社特有の言い回しが多かったりすると、なかなか一般人には理解が難しいんですよね。
だから聞く側は、そのプロップが普段使っている言葉の意味をひとつひとつきちんと理解することが大事になってきます。
すごく忙しい!
利益の一部を給与としてもらって、損した分は会社やお客さんが賄ってくれるのがサラリーマンディーラーの立場なんだとKさんは話すんですよね。がっつり稼いだらちゃんと能力給出るんですよ。だから今の環境には感謝しているという話で。
専業でやられている方は本当にすごいとおもいます。 pic.twitter.com/T4ozC4CZ0O
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) March 12, 2017
次に、プロップは本業で滅茶苦茶多忙って点です。
ぼくがプライベートでよく情報交換をさせてもらっているプロップトレーダーのKさんなんかも、とても忙しい人なんですよね。
Kさんは、このブログ記事↑に登場する人ですね。
某ファンド所属の、凄腕トレーダーです。
その腕で今の所属ファンドにヘッドハンティングされた、トレード専門のプロです。
株、為替、インデックスと、狙う対象の選別から自分で取り組むタイプのトレーダーです。
常に足元の値動きを最重要視するあたり、ロジックが不気味なんですが、ある時は個人の判断で相場に資金投下したり、ある時はチームで戦いを挑んだりで。
いつ寝てるんですか?みたいに思うことがけっこうあるんですよ。
このあたり、聞く側には教えを乞う際の正しい姿勢が求められますよね。
シグナル配信
プロップトレーダーは、自己売買部門といって、自社のお金を会社の収益にするためだけに取引をする人たちのことです。
お客さんとも普段は、全然関わらないイメージ。
全く表に出ず、ひたすら相場に向かい合うプロですよね。
それこそFXバーで巡り会えれば、相当に自身にとってプラスな存在。 pic.twitter.com/OcauYPU8VS
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) October 9, 2019
為替取引のプロから情報を得る際に注意すべきこと、3つ目。
これは、シグナル配信についてです。
為替取引のプロから情報を得る手段として、シグナル配信こそが最善だという考え方が一部ではありますよね?
シグナル配信っていうのは、プロのトレーダーのトレードをシグナルとして受け取れるサービスのことです。
これは、腕のたしかなトレーダーがポジションをオープンしたりクローズしたりすると、その取引履歴がメールに送られてくるとか、そういう類のものですね。
一応建前としては、配信を参考に売買すれば、そのトレーダーと同様の成績を出す事が可能なわけです。
FXには興味があるけれども、自分でトレードするのは自信が無い。
FXの勉強をする時間が無い。
誰のトレードをフォローすれば良いのか分からない。
そんな方がよく興味を持つようになるのが、シグナル配信です。
プランが多岐に渡る
ただ、もちろんこのシグナル配信にもデメリットはかなり多いんですね。
そもそもが、シグナル配信でも、確実に勝てるかどうかはわかりません。
例えば、トレンド相場なのにレンジを攻める際の戦略を選んだ場合は、かなり大きな確率で資金を失うことになります。
シグナル配信なんだから、そういう戦略の選択自体してくれるんじゃないか?
そんな風に思われるかもしれませんが、実際のシグナル配信というのは選ぶプランによって千差万別なんですね。
例えば、完全にひとりのトレーダーのみのシグナル配信だけを採用するのはリスクを伴うことだから、複数のトレーダーのトレードを使い分けたほうがいい、なんて指針もよく散見されるんですよ。
でも、これって少なくとも、使い分けるための知識は最低限当人に求められるってことですよね?
その知識の下地がない場合は、トレーダーを使い分けること自体がむずかしくなってしまうんですよ。
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
今回の記事は、単なる個人トレーダーの身としてはだいぶおこがましい内容になってしまいましたが、こういう話も、FXをはじめたばかりの方には知っておいてほしいなと思ったので、書いてみました。
講演会やFXバー、人によっては知人の紹介なんかで、為替取引のプロの人と知り合うことになるケースって、あります。
そういう人に興味を持っている場合は、Webで調べて自分でアクションしていくことも可能ですよね。
でも、行動的なのは良いことですが、FXでたくさんお金を稼ぎたい!という気持ちが先走りして、ちょっと視野が狭くなってしまってはいないでしょうか?
例えば、元敏腕ディーラーのトレードをそのままメールとかで受け取れるなら、やるのみだ!なんて判断をしてしまってはいないでしょうか?
本当はそれ、自身のポートフォリオと資金力を前提にしたシグナル配信ではないのではないでしょうか?
ぜひ、胸に手をあててよく考えてみてほしいなと思います。
今回の記事の内容、参考にしていただければ幸いですよ(^^)/
Dakar
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