為替相場は、ご存じのとおり変動相場制です。経済実勢が直接レートに反映されるので、都度の値動きは常に現在の社会情勢の影響を受けることになります。大枠では、為替相場には時間帯ごとに特徴的な値動きが存在するものの、この点においては常に一定の方向へ変化を続けているような雰囲気もあるんですよね。今回は、ぼくが職場で得ている最新の相場動向についての情報にも触れつつ、記事を書き進めていきたいと思います(^^)b
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インド時間
まず、今回のテーマで記事を書いていくにあたって、絶対にはずせないのがインドの存在についてです。
これまでは、FXをするにあたっては4つの時間帯を意識するといい、と言われてきたじゃないですか。
それは豪州時間、東京時間、ロンドン時間、そしてNY時間ですね。
でも、今は東京とロンドンの間に、インドが割って入ってきているような雰囲気が、すでにあるんですね。
5つ目のFX時間
2023年6月に人口世界一になったという報道があったインド。
もちろん、インドでもかなりたくさんの人が相場参加してます。⁰⁰じつは今、けっこう勢力拡大してるんですよねー。⁰⁰近い将来、⁰⁰「インド時間」⁰⁰みたいな括りができるかもですね(^^) pic.twitter.com/Cz4mOmoOjH
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) March 7, 2024
これまで分けられてきた4つの時間については、
FXトレーダー必見!1日中スキャルピングでトレードする方法!
この記事↑に書いてあるのでぜひ読んでみてほしいんですが、要は、この4つの時間に加えて今後はインド時間なる
「5つ目のFX時間」
が出現してくる可能性が高いということですね。
可能性が高い、どころか、国によってはすでにそういうような時間帯ができあがったと言っている人もいるくらいです。
国によっては、なんていう言い方になるのは、地政学的に自国の経度がどのあたりになるかによって、これは温度差のある話だからですね。
例えば東ヨーロッパ系のヘッジファンドなんかは、実際にインド時間なる区分をすでに自社の戦略の中で使っている会社もあると聞きます。
自分たちがトレーディングをする直前の時間帯だから、分析に余念がないんでしょうね。
ドバイ
以前、これからはインド時間なるものができるかもしれない、という趣旨のことをつぶやいたと思います。⁰⁰あれはわりと冗談じゃなくて、例えば今はドバイでトレードする個人が増えてます。⁰⁰母数はそうでもないですが、あのへんの個人はひとりひとりの資産がケタ違いなことが多いんですね。 pic.twitter.com/BSshbWeZgf
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) January 12, 2024
一方で、
「日出づる国」
の日本にとっては、インド時間はいわば
「後工程」
なので、そんなにスポットライトをあてて論じる人はいないように感じています。
このあたりは、グローバル目線と国内目線に乖離を感じる話のひとつなんですよね。
現在、世界一の人口大国になっているインド。
ご存じの通り、そのすぐお隣にはドバイ要するアラブ首長国連邦もあります。
このあたりのプレーヤーの存在感も最近はかなりあるので、ぼくの職場ではこの国については最近、
「アラブ ”主張” 国連邦」
とメモ紙に書かれたりもしてます。笑
磐石のNYと米ドル
一方で、米国です。
じゃあ基軸通貨米ドルについては、どうなのか?ですよね。
「世界経済と金融取引におけるドルの優位性は失われようとしているんじゃないか?」
みたいな議論は、わりと今は散見されてます。
ロシアなんかは、明らかにそれを望んでいますからね。
ロシアは今、米国の銀行システムから締め出されて、国際送金網のSWIFTのシステム利用を停止されています。
中国が人民元での取引を各国に奨励していることからすれば、中国も米ドルの優位性が失われていくことを後押ししたいと考えている感じ。
あと、ブラジルの大統領は、BRICS諸国が米ドルに代わる共通通貨を創設するように各国に呼びかけてもいます。
BRICSって、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカですね。
でも。
じゃあ、実際どうなのか?って話ですよね。
ぼくなんかは、まだまだそれでも米ドルの覇権は盤石なんじゃないかと思っています。
言ってみれば、これまで100点満点だったのが、90点くらいになっただけの感じかな、米ドルの優等生ぶりは。
アフリカの勢いについて
アフリカのFX事情。
アフリカって、ロンドン時間で勝負かけるディーラーが多いんですよね。
それもそのはずで、欧州と経度がほぼ同じだからです。
歴史的に、金銀の値動きに連動する為替レートを見出し、資金投下する組織も多いとか。
いわゆる、お家芸ってやつですね(^^)b pic.twitter.com/GDojeamgYN
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) April 14, 2024
あと、今回のテーマで触れておきたいのは、アフリカですね。
アフリカについては、目に見える変化が生じてくるだろうと言われる時期までは、正直まだちょっと時間があります。
それは、2050年頃です。
ただ、時間がかかるとは言え、その変化はすでに既定路線になってきているので書いておくんですが、アフリカって2050年には世界最大の人口を擁する大陸になるって言われてるんですよ。
そうなってくると、ユーロみたいなアフリカの共通通貨がつくられて、それがメジャー通貨に躍り出てくる可能性もあるわけですね。
ここ2、3年でぼくの職場に配属になった大卒新人や20代の転職者は、アフリカの金融市場まで知識としてきちんとカバーしておくように言われてます。
ちょっとリアルなのは、職務上求められる見識を入社時に説明するパワーポイント上で割かれるページ数が、増えてるってところ。
ぼくの時は、アフリカのこととかは数行で終わってましたからね。
「アフリカはあなたが管理職になる頃には無視できない存在になるんだから、ちゃんとリアルタイムで追っていきなさいね。」
というメッセージなんでしょうね。
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
今回は、マイケルサンデル風のタイトルにしてみました。笑
そのせいか、ちょっと高飛車でえらそうな雰囲気になりましたね(^^;)
あ、マイケルサンデルは謙虚な人だとは思いますが。
とにもかくにも、ぼくらトレーダーが意識すべきFX時間はこれから先、明らかに変化していきます。
これは、確実です。
さきほどの話のとおり、何と言ってもその市場変革者の筆頭はインド。
インドはカーストの悪例を引きずる一方、輸送インフラの整備がいよいよ軌道に乗った感があります。
このへん、ぼくの勤め先の視点から言及させてもらうと、もうインドの今後のさらなる成長は確約されたようなものです。
区画整理された開発って、外環状道路に沿って一様に発展するんですよ。
業者同士の期間契約の更新が継続的になされていくようになると、主要幹線道路の整備は加速度的に進んでいくわけです。
そして、第二次産業の工場が軒並み道路沿いに建設されていくんですね。
インドは、今まさに、製造業という業種の最盛期に突入していっているわけです。
Dakar
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