いきなりですが、クイズです。このヘッダーの4つのローソク足のペアの中で、どれが毛抜き底だと思います?毛抜き底ってローソク足のパターンです。毛抜きなんて言うからには、絶対ヒゲがあると思います?底というからにはここから先は上昇?であれば下ヒゲ?なんとなくでもいいので、ご自身なりの根拠を持って回答を考えてみてください。あんまり時間かけなくていいです。考えました?そしたら、先に読み進めていってみてください(^^)/
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毛抜き底って?
正解は、全て。これ↑全部、毛抜き底なんですよ(^^)b
安値圏で出現した、同じ水準の安値を持つ2本のローソク足を毛抜き底と表現します。
あくまで、
「安値の水準が同じ」
であればいいので、その2本のローソク足は陽線でも陰線でもOKです。
あと、安値のイメージってわりと下ヒゲを連想しがちですが、丸坊主なんかだとヒゲはないじゃないですか。
陽の丸坊主は始値が安値、陰の丸坊主は終値が安値なので。
このあたり、視覚的にはいろいろなパターンがあるので、毛抜き底についてはぜひ理屈で覚えておくようにしてください。
同じ話で、陽の寄付坊主、陰の大引坊主、陽のトンカチ、陰のトンカチ、十字線等、理屈としてはどんなローソク足も毛抜き底を形成し得るんですね。
ちょっと、いろいろな角度から毛抜き底を考察していきましょうか(^^)b
優位性を得る条件
ブレイクアウトの際は、出来高を伴います。⁰⁰但し、その出来高を逐一チェックできる体制を整え、狩ってくるのが投機筋。⁰⁰その際、チャートはすぐに引っ込みます。⁰⁰ぼくら個人が参戦すべきは、そのあとです。⁰⁰これが、プルバック後のブレイク狙いを推奨する理由ですね(^^)b pic.twitter.com/UjPwt8gKrG
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 26, 2023
既に引けているトレンド相場でのサポートラインとか水平線で毛抜き底が現れた場合は、信頼性が高いシグナルになるんですよね。
例えば、トレンドライン付近、フィボナッチのサポートラインやレジスタンスライン、ピボットのライン、直近の最高値や最安値等の水準で出現した場合、トレンド転換の裏付けになると考えることに優位性があるんですよ。
サポートラインや最安値はわかりやすいと思います。
なぜ、ぼくが今レジスタンスラインや最高値までを例に挙げたかですが、これはブレイク後の展開をイメージして書きました。
この上のつぶやきならば、右側の絵ですよね。
DEMAND ZONE(=支持線)は、リアルタイムの位置づけですが、ブレイク前は抵抗ゾーンだったわけですよね?
そういう意味で、レジスタンスラインの毛抜き底にも優位性があるわけですね。
要は、時系列の変化で言い方が変わるというだけの話です。
毛抜き底とダブルボトム
ローソク足のパターンとチャートパターンの関係。⁰⁰これは、例えばこんな感じ。⁰⁰職場では、短期見てる人がペナントをベアリッシュハラミだと中期見てる人に伝える、とかはよくあります。⁰⁰時間足の違いで、表現の仕方が変わるという話ですよね(^^)b pic.twitter.com/y5RrDxajuT
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) December 27, 2023
毛抜き底の下位の時間足については、たまに
「ほぼダブルボトムになっている」
なんてことが言われます。
が、これについては、だいぶ雑な説明なのであまり真に受けないようにしてください(^^;)
先に書いたように、毛抜き底はあくまで安値の水準が同じということだけが条件なので。
トンカチなんかが並んだら、逆にダブルトップ気味になることもあるわけです。
底値圏だけど、局所的に見たらそうなることだって全然あるわけですね。
スイングベースならまだしも、短時間足を戦場にする場合は、まずこの話は信じないほうがいいです。
自然に値が飛ぶことはしょっ中ありますし、投機筋がそういうパターンの裏をかくためにあえて仕掛けることもあります。
あくまで、ダブルボトムになる毛抜き底は強く上昇することが多いというだけの話なんですよ。
毛抜き底だけで最後まで行ける?
下ヒゲで買うって、よく言いますよね?ローソク足の法則を使う時は、時間足ごとの最新の傾向をおさえておくといいですよ。例えば1時間足で下ヒゲ出ても、4時間足では上ヒゲが出たタイミングで買ってるかも、です。その時、いかに1時間足の分析に自信を持つか?自身の強みが1時間足なら、OKですね(^^)b pic.twitter.com/FYkz8TwtoO
— 大手企業為替担当DakarのFX雑記! (@111coffeeBreak) February 21, 2024
毛抜きは、エントリーのタイミングを計るシグナルとしても役立ちます。
つまり、MTFでの分析段階においてだけではなくて、トレーディングチャートで視認できた時も使えるわけですね。
ただ、その場合にはひとつ、留意すべき点があります。
それは、
「毛抜き底だけでは利確水準のシナリオは描けない」
ということです。
言い方を変えれば、毛抜き底はあくまで底値圏で逆張りのタイミングを計るためだけに使うローソク足のパターンってことですね。
この点、トレーディングチャートで毛抜き底を用いる場合は、より大きな時間足を確認するといいです。
例えば1時間足で毛抜き底が出た場合でも、日足でもうそろそろ次のローソク足あたりで陰線が出そうだったのであれば、ホールドするのは24本だけにしとく、とか。
そういう話ですね(^^)b
まとめ
さて、いかがでしたか(^^)?
調整としての短期トレンドが長期トレンドにぶつかった際に現れる毛抜きは、反転の可能性を裏付ける理想的なエントリーシグナルとなります。
毛抜き底ならば、次のローソク足が現れた段階で、買いポジションのエントリーを決断。
そして、ストップロスは毛抜き底のすぐ下に設定。
利確ポイントは、MTFの視点を重視して決定。
そんなイメージかな、このパターンについては。
ちなみに、毛抜き底は英語でtweezer bottomですが、これは日本語そのままで、ピンセットという意味です。
毛を抜くためのピンセットですね。
底という単語は、他にもやぐら底とか鍋底とかいう表現があるように、わりと酒田五法では使われます。
ちなみに、↑この記事なんかは、続けて読んでみるとより具体的に毛抜き底を使うべきシーンがイメージできるかなと思います。
ぜひぜひ、参考にしてみてくださいね(^^)b
Dakar
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