3月15日(水)はオランダ総選挙が実施されます。
この選挙の開票は日本時間の3月16日(木)朝4:00頃の予定です。
FRBの記者会見のあたりですね。
イエレンさんはまだ話している最中かもしれません。
深夜のトレードは慎重にやっていったほうがいいと思われます。
3月15日(水)の夜はトレードはせず、普通に寝て普通に起きようと判断するもヨシ。
でも、やっぱり攻め気を忘れるべからず。
機会損失は負けと同じ。
事前に事の背景を詳細に分析し、対策をちゃんと練ることでトレードの指針は見えてくるはずです。
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オランダ選挙とFX相場環境
オランダでは2016年に特に顕著となったポピュリズム・反移民気運の高まりを受け、極右政党の自由党の支持率が大きく伸びています。
この自由党、PVVって言うらしいですね。
PVVはアメリカでトランプ大統領が誕生した気運もあり、現在オランダではかなり盛り上がりを見せているみたいなんです。
ただ、多数の政党が存在するオランダ下院における自由党単独政権の実現は不可能です。
ここはほぼ100%の確率で連立政権となるんですよね。
そのため、自由党推薦の全ての選挙公約が議会を通る可能性は低いでしょう。
が、姉妹党であるフランス極右の国民戦線のルペン党首への注目度が高まることは避けられないようです。
要はヨーロッパ圏内であちこちに飛び火していく可能性があるんですよね、この右翼思想のムーブメントが。
自由党が右肩上がりな感じなんです
たとえばヨーロッパでは、数年前ドイツのベルリンでチュニジア人の難民申請を却下された男性がテロ行為を行いました。
その後、この男性はヨーロッパの3つの国を自由に移動して、最終的にイタリアのミラノで取り押さえられたんですよね。
2015年11月にパリで起きたテロ事件も、難民としてヨーロッパに入国した人物が実行犯になっています。
こういった一連の事件を受け、ヨーロッパでは難民問題や、域内の移動の自由が保証されているシェンゲン協定に対し、疑問を投げかける人が多くなっているんですよ。
シェンゲン協定というのはヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定のことです。
オランダ自由党は、まさにこの気運に乗っかって支持を伸ばしているんですね。
まさに時流に乗った政党が台頭してきていると言っていいとおもいます。
オランダ選挙時のFXトレード指針
さて、オランダ選挙の概略を確認しておきましょうか。
もし短期のFXトレードをするならば以下の時間はおさえておきましょう。
現地時間
2017 年 3 月 15 日(水)
現地時間 20 時に投票締め切り。投票終了後、即時に出口調査結果が発表される予定。
日本時間
3 月 16 日(木) 4:00(早朝)
このスケジュールでどう相場に向き合うべきかという点ですが、いろいろなプランニングができそうですよね。
週明けから当日までユーロがそれほど下落しなかったのであれば、18時くらいから徐々にユーロのショートポジションを重ねていくというやり方がまずひとつです。
それから、これはやや中級者向けのやり方ですが、両建てをつかったトレードですよね。
どちらも持っておいて結果によって「そちらではない方向」を素早く損切れば、まぁ利益はほぼ確実だとおもいます。
これをやるのであれば機を逃さないようにしましょう。
いずれにしても自由党が連立政権として台頭してくることが確実になったという速報がいつ流れるかを注視したいところです。
逆にそうでないならば、事前に材料視されている話なわけなので、一定のユーロ買いが起こることも想定しておかなければいけません。
自由党のカリスマ、ウィルダース党首
ちなみに今回の選挙は第二院(下院)の議会選挙で、定数は150人です。
日本で言う比例代表制のかたちになっていて、28もの政党が出馬しているので得票が割れやすいといわれています。
オランダでは1918年以降、単独政権が誕生したことはありません。
** VIDEO **
Flyeren in het mooie Limburg: Valkenburg en Heerlen! https://t.co/XEjcYj0T0z
— Geert Wilders (@geertwilderspvv) 2017年3月11日
極右政党・自由党のウィルダース党首はツイッターでも積極的に情報発信をしているんですよね。
ユーロ廃止やEU からの完全離脱を公約として掲げていて、それ関連のこともよくつぶやいています。
また、ウィルダース党首は反イスラム色が本当に強いんですよね。
このへんも気になるところです。
ルッテ政権の改革によりオランダ経済は立て直しがされたという評価は一定数きちんとあるんですけどね。
オランダ選挙とFX まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
監視する通貨ペアとしては当然ユーロ絡みの通貨ペアが注目したいチャートになってきます。
今回はユーロドルよりもユーロ円かもしれませんね。
基本、リスクオフ相場が懸念されている状況だからです。
ヨーロッパが舞台のリスクオフ相場でユーロが下落するかもという状況の中、「円」はリスクオフ相場では買われる通貨なわけですよ。
JPYは避難通貨の代表格です。
ということは、ユーロ円が下落しやすくなるかもしれないですよね?
Dakar
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