なぜ日経平均が下落すると円が買われるのでしょうか?
アメリカのように、基本的には株価が上がるときにその国の通貨は買われるはずです。
これは日本の株式市場への資金流入割合がとても大きい外国人投資家による行動が原因なんですね。
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目次
外国人投資家が日本株取引をする方法
一緒に考えていってみましょう。
外国人投資家は海外に住んでいます。故に日々の生活のために保有する資産はすべて自国通貨で保有しているわけです。アメリカ人なら米ドルを所有しています。
外国人投資家は日本株をたくさん買ったり売ったりしたいわけですね。当然、外貨のままでは日本株の取引はできないので、円に両替するわけです。
まず外国人投資家が日本株の売買をする上ではこういう背景があります。
日本の株式市場に外国人が参加する理由
なぜ日本の株式市場には外国人投資家のマネーがたくさん流入してくるのでしょうか。
それは単純に日本のマーケットが魅力的だからですね。
日本企業は世界的に信頼性が抜群です。
それから、地理的な側面もあります。
世界地図を見てもらうとわかるとおもいますが、東京から東西に移動してみて経線プラスマイナス100度分くらいは東京ほどの巨大なマーケットは存在しません。
つまり、カリフォルニアが寝静まってから東ヨーロッパが起きだすくらいまでは、東京こそが世界のマーケットの中心になるんですね。
自然、日本人の数よりも外国人の相場参加者の方が多くなるわけです。
日経平均が下落すると円が買われる理由
さて、早速信用度の高い日本の会社の株をレバレッジを効かして買う外国人投資家。仮に買った後になんらかの材料で株価が暴落したとします。
急激な下落で証拠金の上限に近いところまできてしまったとしたら、あなたならどうしますか?
保有している銘柄を手放す気がないなら、当然資金を追加して強制ロスカットを防ぐとおもいます。ポイントは、外国人投資家だということ。
そう、まさにこのタイミングで資金を追加するために円を買うんですよ。
強制ロスカットを防ぐという感覚については日本でFXをする日本人トレーダーの方々も共感できるとおもいます。
ヤバイ!入金しなきゃ! っていう、あの感覚です(^^;)
日経平均が上昇すると円が売られる理由
反対に保有銘柄が上昇すると、証拠金として円を大量に持ち続ける理由がなくなります。
日本円って低金利通貨の代表格なんですよね。円はある意味、世界一自己資産としては保有したくない通貨なわけです。
つまり、賢い投資家の立場としては「日本株が上昇したら一定数の円は売り払う」という判断になるんです。
ちなみにここまで読んでいただくと思い浮かぶチャートのかたちがありませんか?
ドル円って急上昇の前にはいったん下落することが多くないです?
あれはこういう事情が背景にあることが多いからなんですね。
ぜひドル円がここぞ!というときには日経平均も合わせて監視するようにしてみてください。
日経平均が下落すると円が買われる理由とは?日本株とドル円の相関!まとめ
今現在、株が下落すると通貨が買われ、株が上昇したら通貨は売られる国って他にないですよね。
これは日本という国の特殊な立ち位置が理由なんですね。
日本企業は世界的に高い信用を勝ち取っています。アジアナンバー1の経済大国日本の株式市場は世界的に注目の的です。
その反面、日本国通貨の円は世界で1位2位を争う低金利通貨なんですね。
故に、「東京株式市場にはすごく興味はあるけど、円はそんなに長い間持っていたくはないなぁ」という感覚が生まれるんです。
どうでしたでしょうか?
この、とある外国人のつぶやきの言葉を、ぜひ投資の世界の常識的な感覚として持つようにしてみてください。
Dakar
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