あらためて、はじめまして。兼業で毎晩FXトレードをしているダカールと言います。実名は伏せさせていただきながら、ツイッターやブログで情報発信もしています。
今回、BIG tomorrow 増刊 に掲載いただいたこともあり、今一度ご挨拶も兼ねて記事を書かせていただくことにしました。
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目次
ダカールはサラリーマンFXトレーダーです
左の方がライターの百瀬康司さん。百瀬さんからお声かけいただいたことで、今回のご縁につながりました。右の方がBIG tomorrow の坂口雄一朗編集長。取材当日は、坂口さんにも直接ぼくの話を聞いていただきました。ちなみに、ぼくが飲んでたのは、やっぱりアイスコーヒー。笑
まず簡単に自己紹介させていただきます。
ぼくは2007年に新卒でとある大手メーカに入社した普通のサラリーマンです。
1983年生まれです。
眠気覚まし目的のためだけじゃなく、コーヒーが好き。
淹れたての香りが好きなんですよね。
配属された部署が為替取引を行う部署だったため、入社して以来、ずっと各通貨ペアの為替チャートを眺める生活を送っています。
勤め先の製品を販売する顧客、材料を調達するベンダーの国は、世界各国にまたがっているんですね。
会社である以上、日々何かしらの商談や契約、取引が行われています。
ぼくのタスクは、その実需為替取引に関係する為替チャートの動向を、日々逐一追っていくことなんです。
だれかがこれをしないと、単に「タイミングがずれただけ」で損をする可能性がありますからね。
たとえば、ドル円が100円のときに1億円の受注契約をしたとしても、実際の為替取引はドル円120円のときにするという条件をその契約に付加させておけば、その条件によって会社は1億2000万円を受け取ることができるわけです。
つまり、この話においては、為替戦略によって2000万円を上乗せすることができるわけなんです。
この話、ドル円が上昇基調のときであれば、お互いにとって良い話だってこと、わかりますでしょうか?
この話においては、契約相手は100万ドルを支払うわけです。
でも、話の筋としては、「ドル円120円の状態になるまで支払いを延期する」ということになるんですね。
この場合は、ハードネゴにはなりません。
話の進め方としては、「御社支払い計画のご都合があるとおもいます。弊社としては今すぐの回収にはこだわりませんよ。」と、あくまで気を配る体でのぞめる感じですよね。
むこうにとっては支払額は100万ドルで固定なわけです。
一方、こっちはドル円が上昇している最中の商談なので、なるべくあとのほうにあとのほうに為替取引のタイミングをずらしたいわけですよ。
当然、その策略は相手もわかってるんですよ?
でも、ネゴを円満に終わらせるために、こういうかたちで話をすすめることが多いです。
そこは、大人の会話ですよね。
実需為替取引の素養を武器に
もちろんいつもこううまくいくわけではありません。
大型案件では、為替予約をしてリスクを固定するという処置をするのが普通です。
その処置決定のための会議、根回しや会議の資料づくりといった業務にも多くの時間を要します。
為替の値動きを追っていくにあたっては、投機家の動きを無視するわけにはいかないのも事実です。
そもそもファンド所属のトレーダーとはちがい、ぼくは単に経理部門に属しているスタッフですからね。
FXトレーダーとして成功する保障はどこにもないのに、ぼくがFXをすることを最終的に決めた理由は、相場環境認識という武器でした。
毎日実需為替取引の業務をこなしている自分、毎日多くの通貨ペアのチャートを分析している自分であれば、そこから自然に出来上がってきている経験則を「トレードの武器」にできるんじゃないか、とおもったんですよね。
まず、トレード条件を限定した
まずぼくがFXに取り組むにあたって何をしたかというと、トレード条件の限定です。
これはなんとなく情報収集をしたりしていた時期から、絶対にしておかなければいけないなとおもっていました。
為替相場は不確実性が高いですからね。
いわゆるミズモノの世界で、安定して利益を上げ続けていくためには、自分のスタンスを固定することは必須条件だと考えていたんですね。
これは、もちろん今もかわっていないぼくの考え方です。
サラリーマンFXトレーダーの自分は、いったいどんなスタンスで相場に立ち向かっていけばいいのか?
この問いに対する自分の答えは、わりと簡単に導き出すことができました。
- トレードスタンスについては、スキャルピング。
- 狙うべきは、レンジ相場。
- 経済指標は、避ける。
細かい条件はもうちょっとありましたが、大きなトレードルールの柱は、最初はこの3つでした。
このへんから入って、後々、投下するロット数、通貨ペアの選択、NY時間の傾向把握と対策、相場環境認識ノウハウ、主につかうテクニカル、あたりが決まっていきました。
スキャルピングという大前提を置いた理由は、なんだかんだで性格も大きいかな、とおもっています。
ノミの心臓の持ち主であるぼくは、とてもじゃないですけど「昼間仕事している最中に自己資金を為替相場にあずけっぱなし」なんていうのはできないとおもったんですよね。
だって、ものすごく気になるじゃないですか。
お金が増えていればいいですが、逆に自分が知らない間にどんどん自分のお金が減っていこうものなら、そんなのだれだって気分がいいはずがありません。
このあたりの事情が、ぼくのトレードスタンス決定の原点です。
つまり、「自分がチャートを見ているときにEntryからExitまでのすべてを完了させるトレード」を選んだということですね。
どちらかというと、控えめな思考ですよね。
雇用統計でガッツリ稼いでやるぞ!というような感じのトレーダーじゃないんです。
株の現物取引とかであれば、あまりに消極的な姿勢だと微々たる利益にしかありつけません。
でも、FXの場合はレバレッジという武器がありますからね。
こういうトレードルールでも「いけるんじゃないか?」と踏んだわけです。
横軸の展開は、稼ぐサラリーマントレーダーの条件
思考のステップは大事です。
スキャルピングという大枠を決めたぼくが、次に取り組んだのが「横軸を広げる」という作業でした。
「横軸」とはいったいなんのことかというと、同時進行で常に変化しつづける各通貨ペアにまで、いかにちゃんと意識を持ち続けていくか?ということです。
スキャルピングという手法は、いわば「時間という縦軸が極端に短いトレード」なわけです。
となると、当然、為替相場から得ることができる利益も薄利になります。
これは、言ってみればスキャルピングの短所ですよね。
ホールドする時間がとても短いので、都度都度のトレードで増やすことができるお金の量も、本当に微々たるものなんですよ。
こういう事実があることがわかっているならば、どうすればいいか?
この思考のステップにおいてぼくがたどり着いた答えが、相場環境認識ノウハウだったんですね。
株の個別銘柄などは個々のチャートは当該企業の業績への期待や失望で推移するので、連動することはあまりありません。
が、為替相場はちがいます。
そもそも為替のチャートというのは、すべて通貨ペアのチャートになっています。
これは考えてみれば当たりまえです。
トヨタがカローラをアメリカで売るのに、200万円で売る、なんてことにはなりません。
アメリカの自国通貨は基軸通貨の米ドルだからです。
ドル円が100円のときならば、トヨタの営業部署ではアメリカでの販売戦略においてカローラを2万ドルに価格設定するでしょう。
この為替取引をするためには、常に為替チャートは、2つの通貨の相関がわかるようにかたちづくられていなければいけないわけです。
ちなみに、ドル円が110円のときならば、2万ドルで売っているカローラを円換算で為替取引すると、2,229,760円。
このへんは企業の為替戦略の話なんですが、ちょっと話がずれるのでここではこれ以上言及しません。
具体的な横軸の展開の仕方については、BIG tomorrow 増刊 でも少し触れてもらっています。
トレードをはじめた当初からのぼくのお金の増え方なんかも今回、掲載していただきました。
ぼくは自分の日々のトレードのハードルを上げたくないので、そういう話はあまりブログでは書かないことにしています。
一応、為替分析については海外FX会社のTITAN FX さんにも認めていただいていて、公式サイトにも掲載してもらったりもしています。
もし興味があれば見てみてください。
すでに業界の中でもかなりシェアを確立してきているFX会社さんなので、ぼくとしても、ニュージーランドから原稿提出依頼のメールをいただいたときは、とてもうれしかったです。
おもてのページに掲載されているイメージ画像は、おそらくぼくを想定してつかわれたんじゃないかなぁとおもっています。
自身のトレード手法について
改正された外為法が施行されてもうかなり経ちます。
FXも、「定型化されたスタイル」が確立されてきてますからね。
個人で為替取引ができるようになって数年くらいしかたっていない頃っていうのは、どうしても「安定して稼げる手法」というのは、それを実証しようがなかったわけです。
でも、20年以上の時間を経て、今現在は、すでに「長い間FXを生活の糧にしている人」も、少ないながらでてきています。
そういう方の選んでいるスタイルこそが、本当に注目すべきスタイルなんですよね。
ぼくのトレードの師匠が、そういう方です。
実需為替取引で為替についての知識は培われていましたが、ぼくは一念発起して兼業FXトレーダーになることを決めたときは、勇気を振り絞って、とある億トレーダーの方に弟子入りしたんです。
相場が見えていたとしても、自己資金を投下するテクニックは別物ですからね。
特に、資金管理の仕方については、同じスキャルピングトレーダーの師匠直伝のワザで、ぼくは毎日相場に立ち向かっています。
師匠含め、先輩トレーダーに定期的にアドバイスいただくことで、ぼく自身、トレードの腕を磨くことができました。
人脈を頼って弟子入りし、自分でも実績を積み上げはじめたころから手隙の時間でどうにか書き上げたのが「Dakarの手法」です。
これ、元々メモ帳にぼくが走り書き程度に書いたものをご提供していたものだったんですけど、口コミでだんだん多くの方に入手していただけるようになり、今ではココナラにて人気教材のひとつにのし上がってきてます。
もしよければ入手してみてくださいね。
※2021年1月以降はゴゴジャンにてご提供を継続しております。
また、ツイッターをつかい、個人で情報発信&共有もしています。
師匠にも言われていますからね、「自分が学んだことを、今度は教えてあげないと」、と。
もちろん、ずっとつづけてるのは、自分自身の、「教えてあげたい」という気持ちが強いからですが。
ぜひフォローしておいてください。
さらに、なんですが、仲値公示の時間はもう10年ほどドル円チャートを食い入るように眺めていることもあり、ぼくはこのブログでこんな記事も書いてます。
⇒仲値公示の実態|銀行と企業の小競り合いの概略を知っておこう
現在、この記事は、おかげさまで、「仲値公示」でヤフーやGoogle で検索すると、一番最初に出てきたりすることもあるんです。
ブログにくわしいFX仲間から検索エンジンにうまくひっかかる方法を教えてもらったりもしてますが、それにしても、メガバンクの仲値公示情報よりもぼくのブログの検索順位が上にくることもあるって、けっこうすごいことだとおもっています。
この記事などは、ぼくのブログを代表する記事のひとつだとおもっています。
もし興味があれば、ぜひ読んでみてください。
BIG tomorrow 買ってくださいね!
相場環境認識については、ぼくは「サラリーマン裁量FXトレードのひとつの型を、後世に残したい!」くらいに考えています。
なんて大それたやつだ!と思われてしまうかもしれませんが、そこは、個人のブログにおいては、常識をわきまえつつ、自由にやっていきたいとおもっています。
ぼくの、今回のBIG tomorrow さんの取材においてのキーポイントはトレードの「タイミング」についてでした。
インタビュー形式でぼくのトレードについての話を、ライターさん、編集長さんにうまく引き出していただいています。
取材していただく立場なので、現状のぼくの総資産額も回答。
このへんのアウトプットは礼儀かなとおもったので、ひさしぶりに数字出してます。
おどろかないでくださいね。
また、ぼくとしても今回のはじめての対面取材、原稿校正については、いろいろと勉強させていただきました。
これからFXをはじめようとしている読者さん、FXでなかなか勝てない読者さんに、どうやって自身のノウハウを紹介すればいいのか?
そこを考えていくという作業は、ぼくとしても、このブログでやっていることとつながってきますからね。
やっぱり単純に、「教えてあげたい」という気持ちは強いので。
そういうぼくの意図も、とてもうまく記事にのっけて仕上げていただいたなぁと感じています。
ふだんあんまりツイッターなどでは触れないような話まで引き出されてしまったりもしてますが。笑
ぜひ、読んでみてくださいね。
雑誌では、ぼくの簡単な自己紹介とトレードのタイミングについて、4ページにわたって書いてもらっています。
P.S
今回こうしてBIG tomorrow 増刊 へ掲載いただくことができたのも、ブログ読者さんがいつも読んでくれているからだと感じています。
記事を書き続けていると、やっぱり読んでくれている方があってのブログだなということはいつも感じているので。
ブログ読者さんから記事作成のモチベーションをいただく⇒記事を書く⇒ライターさんの目にとまった ってことだよなぁ、ということ考えると、本当に感謝あるのみです。
このブログも、どうにか1周年を迎えることができました。
あらためて、いつも読んでくれてありがとうございます!
変化しつづける為替相場環境と、資金量によってかわっていく自身のトレードを考慮しつつ、今後もわかりやすい情報発信をつづけていこうとおもってます。
ぼくが発信する情報の「ウマ味」は、勤め先で実需為替取引をしている点、そして、現役のFXトレーダーである点かと考えています。
これからも、できるかぎり多くの方に役立つ情報発信をしていきたいと思っていますので、応援よろしくおねがいします( ^^)v
Dakar
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