さて、今日の記事は中国とFXについてです。
中国ではまだ個人の為替取引は自由化にいたっていません。
ひと昔前の日本と同じですね。
では、ちょっと興味本位的な記事ですが、書いていってみます(^◇^)
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中国のFX市場について
現在、中国において個人がFXをやることについては、グレーゾーンになっています。
FXは個人がブローカーに保証金を預けて、通貨を売買する取引ですね。
ブローカーはインターバンク市場で実際に通貨を売り買いするわけです。
されど、中国政府は、元々共産主義であったこともあり、現在も市場に対しては厳しい規制をかけているんですね。
そのため、中国においては、まだまだ自由に通貨を売り買いできる状況にはないんです。
海外のFX会社が市場を形成
じゃあ、中国人はFXに参加できないのでしょうか?
これは絶対にできないかと言えば、答えは「ノー」なんですね。
さきほどグレーゾーンと書きましたが、これはあくまで、「ブローカーが中国企業」という図式が許されていないというだけの話なんです。
どういうことかというと、海外の会社は堂々と中国で顧客を増やしているってことです。
主に、アメリカ、イギリス、オーストラリア、香港などの会社が多いみたいですね。
海外のFX会社と当局の規制
こういう外国のFX会社は、顧客サービス、勧誘を目的として、中国国内に法人を作っている会社もあるんですが、取引自体は海外に作った口座から取引をする形をとっています。
これは法律の都合ですね。
つまり、中国人個人から保証金を自社の海外の銀行に預けてもらっているんですね。
でもこれ、じつはよくわからない点もあります。
たとえば、1回あたりに海外に持ち出せる金額の規定などは、かなり曖昧なんですよ。
中国当局が規制している範囲におさまらない金額を、外国のFX会社が許可していたりするんです。
う~ん、このへんは、あまり掘り下げないほうがいい話題かな。笑
やめておきましょう(^^;)
中国FX市場の歴史
さて、そもそも中国のFX市場って、どうやって開拓されてきたのでしょうか?
この点については、1992年から93年にかけて、まずは通貨の先物取引が発展したのがはじまりと言われています。
その際に香港に本籍を置く多くの会社が中国大陸へ進出し顧客開拓したんですね。
つまり、このタイミングで多くの香港の会社が中国国内の法人・個人を顧客に持ったんです。
やはり中国にけしかける商売人は、香港人なんですね。
失敗は成功の母?
しかし、国内の大多数の顧客は先物取引/外為取引を理解しておらず、盲目的に参加した結果、多額の損を被ることになったらしいんです。
この中には多くの国有企業もあったみたいなんですよね。
これ、ちょっとおどろきですよね。
このへんはやはり中国で、外国のアドバイスなどは受けずに、我流で運用をしたりする会社が多かったから、らしいんです。
こういう流れを受けて、1994年8月、中国証券監視委員会が全面取締を行う文書が発行されます。
これ以降、中国域内で行われる外国為替証拠金取引(=FX)には、厳しい規制がひかれることになったんですよ。
これが今もつづいている規制の流れです。
FXと中国 まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は世界ナンバー2の経済大国、中国のFX事情について書いてみました。
中国の自国通貨、「元」は、いまだに完全に市場が開放されていません。
中国人のFXと共に、この「元」についてもぜひ考えてみていただきたいんですよね。
トレードに参加するにしろ、自国通貨を自由に売買するにしろ、人口の多さという点で、一大勢力になるのがこの中国という国です。
近い将来の相場環境認識を見据え、現状の中国を少しずつでも理解するよう努めておくことは、長くFXトレーダーとして稼ぐ腹積もりの人にとっては、避けては通れないテーマです。
Dakar
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