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ファンダメンタル 政治とFX

2017年度のFX|企業の為替部門勤めのメモ

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2017年度は為替相場はどうなるんでしょうかね。

厳密に言うとFXと為替というのは別物ですが、ちょっと奇を衒ってこんなタイトルにしてみました。

完全に実需目線の記事なのでこの話のとおりにチャートが動くとはおもわないでください。

ひとつの材料として、「ダカールはこんなことを考えているんだなぁ」くらいに受け取っていただければ幸甚です。

ぼく個人のメモを、記事にしました。

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2017年度のFX

doruen20172017年3月26日現在のドル円週足チャート

さて、2017年度のFXについてです。

ドル円の年間の値動きに関してですが、いきなり暴露めいたことを書きます。

ぼくが現在把握している「2017年度」というくくりにおいてのドル円の変動幅はだいたい「105円から118円の間」です。

これは完全に職場での情報なので情報元は言えないですが、とある金融機関の発表です。

こういう情報のリリースというのはこのとおりになるのかならないのかということはそんなに問題じゃないんですよね。

どういう見方をするべきなのかというと、ある程度信用力のある情報筋から「ドル円は、2017年度は105円から118円の間に収まるぞ」という話があったという事実なんです。

要は大口や機関投資家の多くが、こういう情報を共有しているわけです。

そうするとどのようなことが起こりやすくなるか?

ドル円の変動幅はおそらく105円から118円の間に収まるだろうと言われているので、たとえばチャートが105円近辺まで下落してきた場合は105円に予約を入れる大口が多くなることが予想されるんですよ。

これから他の情報筋からの展望が公開されたら予約水準は変わるかもしれないですが、少なくとも現時点ではこういうことなんです。

それでは、2017年度を、時系列を追って一緒に考えていってみましょう。

できれば「自分はこう思う」という予想をしながら読んでいただきたいです。

ぼくの予想と比べられるので。

さて、では、肝心の「105円から118円の間」という変動幅の中身の話です。

トランプ大統領と為替

まず、足元を見ましょうか。

この記事を書いている2017年3月26日現在、ニューヨーク外為市場は、米医療保険制度改革の代替法案撤回を受け、ドルが底堅く推移して週末に突入しました。

米医療保険制度はいわゆるオバマケアですね。

対円では4カ月ぶり安値近辺から値を戻し、8営業日続いた下落が止まる勢いです。

議会下院の共和党指導部は十分な票数を確保できなかったとして、オバマケア代替法案を撤回したんですね。

一時はトランプ大統領と議会は二人三脚でうまくやっていけるムードがあったんですけどね。

フタを開けてみればこんな感じ。

本音と建て前はちがうようです。

リスク回避の雰囲気が金融市場に広がる中、ドル円は週間で約1.3%下落しました。

主要6通貨に対するドル指数DXYは0.02%安の99.739。

取引時間中には一時、7週間ぶりの安値(99.527)をつける場面もあったようです。

直近数日間は週内の採決をにらみながら、リスク選好は総じて低下していたと見ていいとおもいます。

ただ、不透明感が薄れて市場関係者は現時点では安堵しているんじゃないかとおもうんですよね。

今回の法案撤回で、ドルや株式相場に影響が出るのか、投資家の評価は分かれたみたいなんですよ。

トランプ大統領が、諸改革を議会で通せない現実を示したんじゃないかってことですよね。

ただ一方で、税制改革に直ちに取り組むことが可能になるという見方もあります。

「医療問題から税問題に軸足が移るのでは?」という感じですよね。

例の、レパトリ減税とかの話です。

レパトリ減税が実現する場合は、一応ドル高材料になります。

2017年度夏までのドル円

さて、それではドル円はどうなのか?

年初来、上値が重く、軟調に推移するドル円ですが、現在110.5円台では底堅さも見せているんですよね。

トランプ米大統領の政策の具体策が見えるまではまだ時間を要しそうです。

が、米FRBによる利上げ期待と相俟って、夏くらいまではまだドル円が小じっかりと推移する時間帯が続く可能性が高いと思います。

つまり下落するにしてもそれほどの暴落はないんじゃないかとおもうんですよね。

改めてトランプ政権の政策による米国経済への前向きの影響が期待されたり、FRBの利上げが意識される場面で、急上昇はないにしても緩やかなドル高というのは有り得るんじゃないかとおもうんです。

ドル円はだらだらと下落する?

そして、夏~秋以降へ突入します。

この頃になってくるとドル高円安は持続せず、年末にかけてドル円はじり安に転じるんじゃないかとぼくなんかはおもうんですよね。

この点、参考にすべきはムニューシン米財務長官の発言です。

米ドルのキーマンの一人のこの長官の話では、税制改革の実現までは長期化する可能性が高いんですよ。

加えて、減税規模を巡り、政権側と議会共和党との調整が難航することも見込まれます。

また市場でも国境調整税のように景気へのマイナス面に対する懸念が高まる公算が大きいです。

こうした中、政策金利引き上げと積極財政やインフレ期待の高まりによって、米国では長短金利ともに上昇する可能性があるんですね。

大統領選以降のドル高から多少の時間差をおいて、米製造業の経済指標にも勢いの鈍化が現われる可能性があります。

設備投資などの企業の大きな判断がいよいよ数値化されてくる時期なので。

こうした長短金利の上昇やドル高が、年央以降もう9年目に突入する米景気拡大への逆風になってきてしまう可能性があるんです。

トランプ政権への過度な期待も和らいでいる時期に突入していると思うんですよね。

その結果、年後半はドル高が徐々に和らいだり、場合によってはトランプノミクスの調整として緩やかなドル安圧力が加わってくるような気がするんですよ。

トランプノミクスの持続性を信じるに足る材料に乏しいのが現状。

この現状がどう推移していくのかについては、今後の動向を逐一見守っていくしかないと思うんです。

日銀の動向とJPY

じゃあその間日本はどうなのか?

この流れの場合、円安一服や円高の動きが、予想物価上昇率を押し下げ、これがさらに円高圧力を強めるとおもいます。

つまりは予想実質金利を押し上げるということですね。

この結果、年末にかけてドル円は軟調に推移し、このタイミングで105~110円圏まで下落するんじゃないかとおもうんです。

そういう場面では、円高抑制がデフレ脱却への方策とみる日銀は、追加緩和を検討するとおもうんですね。

検討して、決定までいくこともありえます。

現時点で日銀が示している追加緩和手段は、

(1)短期政策金利の引き下げ

(2)長期金利操作目標の引き下げ

(3)資産買入れの拡大

(4)マネタリーベース拡大ペースの加速

ですよね。

但し、(1)や(2)は再び副作用が警戒され、かえって予想物価上昇率が低下するなど、昨年同様、ドル円の下落を助長しかねません。

また、日銀は既に国債の4 割以上を保有している為、(3)や(4)は円滑な国債買入れを通じた量的な拡大に対する懐疑的な見方を想起させます。

そもそも、そうした見方を払拭する狙いもあって、マイナス金利政策に移行したとも言えますからね。

こうしてみると為替相場が円高傾向を強めている場面では特に、これらの金融緩和策による円高抑止力は限定的となる可能性が高いとおもうんです。

そして2017年度末へ

そして2017年の決算月へ突入します。

つまりは2018年3月ですね。

2018年がはじまるころには、ぼくはドル円は少し上昇に転じている可能性もあるとおもっています。

トランプ政権がインフレ懸念を過度に高めることなく、過熱のない米景気拡大の持続やその期待を少しずつもたらしはじめているかもしれないからです。

或いは、「底が見えた」というような状態ですよね。

米FRBとしても緩やかな利上げを継続している状態なので。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

なかなか年度ベースのFX予想をする人もいないんじゃないかと思い、チャレンジ気味の記事を書いてみました( `ー´)ノ

普通こういうのって暦年ベースですからね。

年の瀬とかお正月とかに年間の予想のコラムとかをブログにアップする方はいらっしゃいます。

ただ、為替取引を実務的に必要な、「単なる通貨の交換」という観点で見た場合は、こうして年度ベースで為替を考えることも一定の意味があるとぼくはおもっています。

事実、日本の企業は3月決算で予実算管理をするわけですからね。

大口が4月で終わって3月で終わるサイクルでお金をやりくりする以上、特に円相場についてはこうした視点も持っておいていいとおもいます。

トレードをするにあたっても、大きな流れをなんとなくでも思い描いておくと、あとで振り返って実際のチャート動向と照らし合わせたときに、自分の予想のやり方の傾向がわかって勉強になります。

自分はこういう展開の予想に強い、こういう展開の予想に弱いということがわかると、それはトレードにも生かせますからね。

自信が持てるとロットを増やせたりもします。

それでは、今回はこのへんでそろそろ終わりにします。

あ、最後にですが、トレードはあくまで自己責任でおねがいしますね(^^)

Dakar

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